漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ
お早うございます。
前回の続きです。(日経新聞11月1日記事より)
冷えのぼせを感じた場合には、どう対処すれば良いのでしょうか?
先ず、のぼせた箇所を外気にさらす等して一時的に上手く熱を逃がすようにするのが良いでしょう。但しむやみに身体全体を冷やすのは禁物で、足首やお腹などは日常的に温めて置いた方が良いのです。
中でも首の後ろを温めることは効果的です。寝る前などに温めればリラックスして入眠しやすくなります。
「冷え・のぼせ」 はもともと冷えの重い症状です。日常生活を見直し、冷えそのものを改善することが大切です。
女性の心身の悩み解決を目指す健康情報ネットワーク 「ウーマンウェルネス研究会」 のメンバーで東京有明医療大学の川嶋教授は、冷え性克服のための日常生活改善のポイントとして次の3つを挙げます。
(1)38度から40度のお湯にゆっくりつかるなど、身体を外から温める。 (2)食べ物などで身体の中から温める。食材も身体を冷やす性質のものはなるべく避ける。 (3)適度な運動を心がける。
細かい点から生活を見直していけば冷えの改善効果がすぐに実感できる人は多いとの事ですが、長期間冷えに苦しんで来た人では治るのに時間がかかる人も多い様です。
冷えを起こす原因には実に色々あり、漢方薬など東洋医学的見地からの対応も効果的です。
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お早うございます。
(日経新聞11月1日記事より) 下半身や足先が冷えているのに顔や頭はのぼせた様に熱くなる 「冷え・のぼせ」 が起こるメカニズムは、次のように考えられています。
最初は身体を冷やすことで起こる一般的な血行不良型の冷えから始まるのですが、その状態が続くと代謝が上手く行かず静脈やリンパ管の流れが滞り、身体の末端が浮腫んで来ます。
血行が悪くなり、冷えが進むと交感神経と副交感神経は体温を一定に保とうとして通常より頻繁に働こうとしてバランスが崩れて来ます。
身体は本能的に頭部の温度は下げないようにするため 「冷え・のぼせ」 が起きやすくなるのです。
医療関連機器販売のピップ(大阪市) が今年6月に20~59歳までの女性1万人(東京都、愛知県、大阪府在住) を対象に行った調査では、全体の63.6%の人が普段身体の冷えを感じると回答し、そのうち冷えのぼせが疑われる人の割合はその約50%でした。
特に50歳代が56.8%と最も多く、次いで20歳代の53.7%でした。50歳代では更年期症状、20歳代では運動不足や薄着の服装が関係すると云われています。
また、自律神経のバランスが崩れている冷え・のぼせの人は、一般的な冷え性の人よりも健康面の悩みを抱えている事が多く、特にイライラなど気分に関する悩みを持つ人が多く、全体の34.5%と、一般的な冷え性の人よりも15ポイントも高かった様です。
次回に続きます。
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お早うございます。昨日は 慢性関節リウマチ 眼の黄斑浮腫 の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(日経新聞6月17日記事より引用)
熱中症予防のためには服装の工夫も大切です。室内にいる時は薄手のTシャツや短パンなど、肌の露出が多く放熱しやすい服を着ると良いでしょう。汗を吸いにくいワイシャツやブラウスの場合は速乾性の下着にするとべたつきを防いで不快感が減ります。
また部屋では、窓は2ヶ所以上開けると空気の通り道が出来て風が通る様になります。部屋の温度が30度近くになりそうな時は我慢せずにエアコンで除湿するのが良いでしょう。特に高齢者は体温調節機能が低下しているので注意が必要です。
それでも熱中症を起こして、目まいや頭痛、吐き気などの症状が現れたら、濡れタオルに冷蔵庫の保冷剤を包んだもので首回りや股関節の動脈付近を冷やし、それでも回復しない時は早目に医療機関を受診しましょう。
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お早うございます。昨日は 慢性頭痛 月経痛 の漢方相談がありました。
前回の続きです。(日経新聞6月17日記事より引用)
熱中症予防のためには、上手な水分の摂り方が大切です。外出前や就寝前、運動前など、何かをする前に水分を飲むようにすることです。
飲み方ですが、少しずつ水分を飲んだ方が吸収は良くなります。また氷水の様な冷たい水分は胃を冷やしてしまうので、水を吸収する力が低下してしまいます。出来れば温かいものを飲んだ方が良いでしょう。
温かいものが無く冷たい飲物しかない時は、口の中に含んで少しずつ飲む様にするのが良いでしょう。
また、大量に汗をかくとナトリウム等体内の塩分も失われますので、水分と同時に塩分の補給も必要です。真水よりも少量の塩分を含んだ水の方がすみやかに吸収されて血液中を潤すことが実験で明らかになっています。
明日に続きます。
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お早うございます。昨日は 常習性便秘 大腸ポリーブ 関節痛 の漢方相談がありました。
昨日の続きです。(日経新聞6月17日記事より)
熱中症とは夏の暑い盛りになりやすいと思われがちですが、国立スポーツ科学センター・スポーツ医学研究部の小松氏によると、「梅雨の晴れ間や蒸し暑い時も要注意。..」 との事です。湿度が高いと汗が乾かず、体温が下がりにくくなる為です。
特に、急に温度が上がる梅雨の晴れ間や梅雨明け直後は要注意です。消防庁によると、梅雨の晴れ間で各地で真夏日になった昨年の6月28日は、全国で約730人が熱中症で救急搬送されました。これは全国的に雨が多かった前日の6月27日の3倍以上で、盛夏の8月前半と同じ水準でした。
夏の季節が進んで来ると、身体もそれに順応して汗をかきやすくなって来るのですが、肌寒い日もある梅雨の頃では身体がまだ汗をかきやすい状態になっていないため、急激に気温が上がると体内に熱が込もってしまうのです。
次回に続きます。
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お早うございます。昨日は 慢性関節痛 耳鳴り 男性更年期症状 の漢方相談が有りました。
(日経新聞6月17日記事より引用) 「節電しながら熱中症を防ごう。...」 医師や運動生理学の研究者らが集まる日本生気象学会はこの4月に 「日常生活における熱中症予防指針」 の第2版を公表し、健康な人は本格的な夏を迎える前に、暑さに強い身体をつくることを勧めています。
その取り組みとして 「インターバル速歩」 をあげています。早歩きとゆっくり歩きを3分間ごとに繰り返すもので、これを30分間続けるそうです。
速歩はしばらくすると汗ばんで、「ちょっときつい...」 と感じる位が目安だそうです。かかとにクッション性がある靴を選び、朝夕の比較的涼しい時間帯を選んだ方がよいでしょう。
また運動を終えて30分以内に、タンパク質と糖を含んだ食品を摂るようにするのがポイントで、1週間に4日以上、1カ月ほど続ければ熱中症になりにくい身体になるとの事です。
人間は体温が上がると、身体の表面に血液を多く回して放出する熱量を増やすのですが、同学会の信州大・能勢教授は、「タンパク質や糖分が血液の量を増やし、体温を調節する機能が改善する。」 と説明されています。
次回に続きます。
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お早うございます。昨日は 常習性便秘 子宮筋腫 の漢方相談が有りました。
ここのところすごい寒さが続いています。当地でもこの1週間は最高気温が1℃~マイナス2℃で、最低気温はマイナス12.5℃の日がありました。
異常な寒さなのは郡山市だけではなく、全国的に平年よりもかなり寒い様です。
1日薬局の店頭にいると、足元からかなり冷えて来ます。冷えは経絡(ツボの流れ)を伝わって腎やお腹に影響を及ぼしますので、尿が近くなったりお腹の調子が悪くなったりするのです。
高齢者では尿が近くなると多くの水分が出てしまうため、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも高まります。
冬の寒さによる影響を予防する漢方薬としては、腎を温めて血流を良くする八味地黄丸(はちみじおうがん)や、お腹を温めて胃腸の働きを正常にする大建中湯(だいけんちゅうとう)や人参湯(にんじんとう)、それに手足の血流を改善して凍傷(しもやけ)の予防や改善をする当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう) などが有ります。
いずれも上手に利用すると冷えによる症状の予防・改善を図る事が出来ますが、服用してみたい時は専門家に相談しましょう。
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お早うございます。昨日は 脊柱管狭窄症 目の黄斑変性症 月経痛 の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(日経新聞2011年11月20日記事より引用)
高齢者以外では、ヒートショックに注意を要する人としては高血圧の人、太り過ぎの人、飲酒量が多い人は注意が必要です。特に極度の肥満の人は皮下脂肪が多く、体温調節が苦手なため血圧が激しく上下する傾向があり危険性が高いのです。
今年の冬は節電志向のため、室内での暖房の使用を控えようとすると浴室との温度差が生じやすくなり、注意が必要です。特にここのところ全国的に厳しい寒さが続いていますので気を付けましょう。
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お早うございます。昨日は 糖尿病 胃ガン 花粉症 慢性関節リウマチ の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(日経新聞2011年11月20日記事より引用)
寒い冬季には、高齢者は急激な温度の変化による血圧の変化による 「ヒートショック」 に注意しなくてはならない事を前回に御紹介いたしましたが、ではヒートショックの有効な予防法は有るのでしょうか?
さかい医院(川崎市) の堺浩之院長は、「家の中での温度差を解消し、家全体を快適な温度に保つ「サーモフリー」 を目指すことが大事だと指摘しています。
これは部屋ごとの温度差を3℃以内に収めるのが理想であるそうです。トイレや洗面所、脱衣所などに暖房器具を置いたり、浴室にはマットやスノコを敷いて入浴時の体温低下を防ぎます。
湯の温度も42度以上ではリスクが高まるので、41度以下のぬる目を保つ様にします。また入浴の20分くらい前からシャワーで湯を出して、浴室の壁や床を温めておくのも良い方法です。
明日に続きます。
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お早うございます。昨日は 慢性頭痛 原因不明の腹痛 慢性蕁麻疹 の漢方相談が有りました。
(日経新聞2011年11月20日記事より引用) 高齢者は、冬季の入浴時に急激な温度変化による体調不良を起こす 「ヒートショック」 に 注意しましょう。
暖房の効いた部屋から出て、寒い脱衣所で服を脱ぐと体温が一気に下がり、すると血管が収縮するので血圧や心拍数が上がります。この際に血圧が高い高齢者では心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性が高まるのです。
統計では、1999年10月から2000年3月にかけて東京消防庁が把握した数字ですが、入浴中に急死する人の数は年間で約14000人、そのうち約11000人が65歳以上の高齢者であったとの事です。
特に危険なのが浴漕につかる瞬間です。寒い脱衣所や浴室から急に熱い湯に入ると、血管が急激に拡張するので血圧が下がり、すると脳の血流量が減って意識障害が起こり、浴室で転倒したり溺れたりする事も珍しくありません。
入浴後に寒い脱衣所に戻ると、再び血圧が上がるので注意が必要です。
明日に続きます。