漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ
お早うございます。昨日は 神経性食思不振症 子宮筋腫 小児の慢性鼻炎 の漢方相談が有りました。
逆流性食道炎で病院の治療を受けている方は多いですが、実際は薬を何年も服用している方が多い様です。これは、胃酸の分泌を抑える薬剤が中心の治療では根本的な改善に至っておらず、対症療法に終始している事を示している様です。
漢方医学では、胃・腸の働きは食べた物を消化・吸収するだけではなく、上から下まで送り出して行く働きを重要視しています。胃に入ったものがスムーズに腸まで送り出されると胃酸の逆流や胃もたれ感などの症状を改善する事が出来ます。
その方の状態に合わせて、呉シュユ湯、人参湯、六君子湯などの処方を選んで行くのですが、日常生活の養生法が良く守られると、比較的短期間で改善が自覚出来る場合も多いです。
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お早うございます。昨日は 高齢者の風邪 肩の痛み の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(福島民友1月20日記事より)
抗うつ剤の服用により便秘を招く場合がある事を御紹介しましたが、一方ではうつ状態が続くと自律神経系に影響して腸管の運動を低下させる事も多くあります。
ここで鍵を握るのが、腸神経において重要な働きをするセロトニンです。腸神経は腸管に食べ物が入って来た時に、腸管を走る神経が情報を腸全体に伝えるのですが、この伝達に関与しているのがセロトニンです。
腸内のセロトニンの分泌を促す食品としては納豆、チーズ、ヨーグルト、バナナ等があります。
うつ病は脳内のセロトニンの減少が影響すると云われていますので、腸で出来たセロトニンとの関係はどうなるか興味深い問題ですが、現時点では腸内のセロトニンとの関連性は明らかではありません。
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お早うございます。昨日は 膵臓ガン 肺ガン 膀胱炎 皮膚のかゆみ の漢方相談がありました。
(福島民友1月20日記事より引用) 「脳腸相関」 という言葉があるように、脳と腸は密接に関係しています。例えば、うつ病は脳だけでなく自律神経と腸神経が大きく関与すると考えられています。
「腸神経」 とは第2の脳とも云われるように、腸は非常に高度な感覚を持った器官である事を指します。脳や脊髄からの指令を受けずに臓器を動かすことが出来る神経細胞を大腸は持っているのです。
うつ病の人が抗うつ剤を服用すると、その副作用として便秘になりやすいという事実がありますが、それも腸神経が関与していると考えられます。
排便が困難になると肛門への負担が増えるので、痔など肛門の症状が現れます。するとますます排便が困難になるので便が滞留し、ガスが放出されにくいため腹部の膨満感が現れ、胃が圧迫されるようになると食欲の低下を招くようになります。
すると便のかさが減るので、ますます便秘しやすくなるという悪循環を招くようです。
明日に続きます。
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お早うございます。
乳酸菌を含む食品では、「生きた乳酸菌で腸まで届く...」 と強調されている食品が目立ちますが、実は死んだ乳酸菌であってもガンの抑制や感染症の防止など腸管免疫を高める効果は十分にあるのです。
なじみ深い食品では 「カルピス」 が殺菌された乳酸菌を含んでいます。とは云え、腸全体の環境を良くするためには漬物や味噌などの乳酸菌を含む食品のほか、野菜や豆類、コンニャクなどの食物繊維を豊富に含む食品を毎日摂取することが理想です。
たまにしか食べないのでは効果は低いと云えます。
漬物や味噌から乳酸菌を摂取する場合は65℃以上に温めると乳酸菌が死んでしまいますが、前述した様に死菌でも効果は期待出来ます。また医薬品の抗生物質を服用すると腸内の善玉菌を殺してしまう結果になります。
ハチミツやオリゴ糖などを毎日食し、善玉菌が住みやすい環境を整えるのも良い方法です。
腸の中が良くなったという指標としては、便通が毎日スムーズに出ること、便の形が良いこと(バナナ状) 、臭いがきつくない事、色が黄色に近いこと...等です。
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お早うございます。昨日は 風邪の後の咳 常習性便秘 の漢方相談が在りました。
昨日の続きです。
善玉菌を含む食品としては、代表的なものではヤクルトやヨーグルト等の乳酸菌飲料・食品が有ります。但し外から取り込む(口から入る)善玉菌は腸に到達する前に胃酸の影響でほとんどが死滅してしまいますが、特定保健用食品(トクホ)の表示が有るものは便の中でも生きている事を国が審査済みです。
また、ハチミツやオリゴ糖などを日常的に食していると、腸がキレイになり善玉菌が繁殖しやすい環境がつくられます。
一方で、日本の伝統食である漬物や味噌にも豊富に乳酸菌が含まれています。また海外の食品ではキムチやザワークラウトが該当します。
味噌は出来ればメーカーの製造してものではなく、味噌屋(麹屋) さんが製造している自然発酵のものがお勧めです。添加物が含まれない本当の味噌はカビが生えるのですぐに判ります。
乳酸菌は腸管免疫を高めてアレルギーや慢性皮膚病の改善に効果が有るほか、放射線防護にも効果が有ります。
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お早うございます。昨日は 肝臓血管腫 中途覚醒 の漢方相談が在りました。
昨日の続きです。(日経新聞10月29日記事より引用)
野菜などに復負ける食物繊維は、今では第6の栄養素と呼ばれます。厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」 で1日の目標量を男性で19グラム以上、女性で17グラム以上と定め、1日に350グラム以上の野菜を摂ることを目標にしています。
食物繊維は腸の動きを活発にする働きも有りますので積極的に摂取したいものです。
食事の上で善玉菌が増えやすい食生活をした上で、必要に応じてヨーグルトや乳酸菌などの善玉菌を含む食品を摂ると効果的です。
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お早うございます。昨日は 高齢者の風邪 慢性関節リウマチ の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(日経新聞10月29日記事より引用)
腸内の状態をキレイにして便通の改善をもたらしてくれるのが乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌です。前述の光岡教授によると、「野菜や海藻などに多い食物繊維を摂ると腸内に乳酸菌が増え、ビフィズス菌は野菜や豆類に多いオリゴ糖を餌にして増える」 との事です。
したがって腸内環境を良くするためには、野菜や海藻、豆類を多く摂り、肉を食べ過ぎない様にすることが大切と云えます。健康な人の腸では善玉菌の割合が2割以上、悪玉菌が1割以下になっており、それ以外は日和見菌と呼ばれ、善玉菌が優勢であれば似た働きをしてくれるし、悪玉菌が優勢だと逆の性格を持ってしまうそうです。
腸内細菌のうちの7割が、人間社会で云うところの 「浮動票」 なのですね、いや、イソップ童話に出て来るコウモリと云うべきでしょうか?
明日に続きます。
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お早うございます。昨日は 脂漏性湿疹2件 成人のアトピー性皮膚炎 の漢方相談が有りました。
(日経新聞10月29日記事より) 腸の中をキレイに保つことは腸管免疫を高め、大腸ガンを始めとするさまざまな生活習慣病の予防にもつながる事が知られて来ています。腸の働きを高めるには腸内環境をキレイに保つ事が最重要である様です。
腸内を汚れた状態にし、かつ有害物質を産生してしまう悪玉菌には、ウエルシュ菌や大腸菌などが有ります。悪玉菌が増えてしまう最大の原因は肉の食べ過ぎです。
腸内細菌学で有名な東大農学部の光岡教授は、「特に赤味の肉が悪玉菌による腐敗を招く」 と述べています。世界ガン研究基金などが2007年に公表したリポートにも、「大腸ガンのリスクを上昇させるのは肉やアルコール」 と記されています。
次回は善玉菌の効用について御説明いたします。
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お早うございます。昨日は アトピー性皮膚炎 不眠症 常習性便秘 の漢方相談が有りました。
一定のカロリー制限が老化を遅らせるというアメリカでの検証についてご紹介して来ましたが、どんな健康法でも万人に当てはまるものはなく、これを実践するに当って注意すべきケースが有ります。
やせた中高年者(やせるよりも太る方が難しいという方) では、カロリー制限はむしろマイナス面の方が大きい場合が多いと思われます。標準体重よりマイナス10%以上も痩せているという場合は、慢性的に胃腸の機能が弱く、正常な食生活でも栄養分の吸収が悪いという場合か多く見られます。
高齢者では標準体重よりも少し多めの方が長生きするという統計結果が有ります。これも事実なのですが、それだけ余力が有るという事です。
「若さを保つ」 という事と 「健康で長生き」 という事は重なる筈なのですが、ケースバイケースですので個々の状態に合わせた養生法が大切です。
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お早うございます。昨日は 胃腸障害 不眠症 の漢方相談がありました。
胃腸が感情や精神的な影響を受けやすい事は良く知られています。ストレス性の胃炎や胃・十二指腸潰瘍はその代表的な症状です。
このほか、東洋医学では古代から 「思は脾を傷める」 とされて来ました。思いつめたり、細かい緻密な思考をすると脾の働きを抑えてしまうという事ですが、現代医学的に云うと、細かい緻密な思考をする人には太れない人が多い...という事でしょうか。
東洋医学ではこのほか、「悲は肺を傷る」 「怒は肝を傷る」 「憂は腎を傷る」 とされています。実際の症例ではこの様な例を見受けますので、東洋医学では単にストレスが多いと云っても、どのようなストレス、どのような感情になるかを重要視しています。