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お早うございます。
前回の続きです。(日経新聞4月25日記事より)
日常的な運動も骨量を高めて骨質を良くするのに欠かせません。振動が骨細胞を刺激して骨が作られるように促し、その過程で良質のコラーゲンも作られるのです。
特に、骨に荷重(重み) がかかり、筋力が付く運動がお勧めです。中高年の方ではウォーキングやヨガ、太極拳などが腰やひざを痛めにくく、骨にも負荷をかけられるので特に良いそうです。
大腿骨は30歳頃から、背骨は45歳頃から骨量が減り始めます。女性では50歳頃閉経で女性ホルモンが減ると加速し、転倒で骨折する人も増えて来ます。40歳からは自治体の検診などを利用して定期的に骨密度を測定すると良いでしょう。
また骨質は検診では測定出来ないのですが、糖尿病など生活習慣病やその予備軍の人は骨質の劣化が進んでいる可能性が高いですので、自覚して注意した方が良いのです。
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お早うございます。
前回の続きです。(日経新聞4月25日記事より)
骨量が十分にも関わらず骨折しやすいケースが少なくない事を前回にご説明しましたが、強い骨にするには骨量を増やしつつ、質を良くして硬さとしなやかさを備えた骨にする必要があります。
骨量を増やすには、何といっても栄養素を考えた食事が先決です。カルシウムは成人で1日800~1000mgの摂取が望ましいと云えます。
またカルシウムの吸収に必要なのがビタミンDです。サケやイワシなど青魚に多く含まれますが、日光に中ると皮膚でも合成されるので、ほどほどに日光に当たるのが良いでしょう。
納豆や海藻に多く含まれるビタミンKは、カルシウムが骨に沈着する働きを促進します。
骨質を上げるには生活習慣病の治療や改善、予防も肝心です。このほか骨のコラーゲンが劣化するのを防ぐビタミンB6やB12、葉酸などを積極的に摂る事も効果的です。
次回に続きます。
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お早うございます。
(日経新聞4月25日記事より) 骨密度は高いのに骨折しやすい人がいる事や、男性でも骨粗鬆症になる事が近年判って来ました。
骨の強さを決める要素は、「骨量」 と 「骨質」 の2つです。
骨を鉄筋コンクリートの建物に例えると、骨量がコンクリートで骨質が鉄筋だと云えます。したがって骨量は主にカルシウムの量で決まります。一般的な骨密度検査とは、この骨量を測るものです。
しかし近年では骨質も注目される様になって来ました。東京慈恵会医科大学整形外科の斎藤準教授は、「骨密度は低くないのに骨折しやすいケースは骨質が影響している。」 と話しています。
骨質とは主にタンパク質の一種のコラーゲン質の事を云います。斎藤準教授によると、コラーゲンは本来柔軟性があるものだが、体内の酸化や糖化により劣化すると硬く、もろくなる...との事です。
加齢や睡眠不足、暴飲暴食など好ましくない生活習慣が続くと、細胞を傷つける活性酸素が増え、また終末糖化産物 (AGF) と呼ばれる物質が増え、それがコラーゲンに取り付いてしなやかな構造を壊してしまうのです。
次回に続きます。
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お早うございます。
前回の続きです。(日経新聞2014年12月20日記事より)
DHA、EPAのほか、ビタミンEやビタミンCと云った抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く摂ることも脳の健康維持につながる様です。
ビタミンCは動脈硬化の要因の一つといわれるLDLコレステロールの酸化を抑える働きが有ります。毎日の食事には野菜も欠かさないようにしたいものです。
認知機能とDHA、EPAの関係については未だ判らない事も多いのですが、ただ国内外の医療機関からは研究報告が出ています。
京都大学ips細胞研究所の研究チームは、さまざまな細胞に変化するips細胞をアルツハイマー病患者から作成し、低濃度のDHAを投与した結果、細胞死を引き起こす 「脳細胞ストレス」 を軽減する事が判ったとの事です。
この成果は米科学誌の電子版に掲載されました。DHAを食事で摂る事との関係については触れられていないものの、アルツハイマー病が将来発症するのを抑えるのにDHAが有効である可能性を示唆しています。
オメガ3脂肪酸と認知機能の研究は、今後の進展が期待される分野と云えそうです。
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お早うございます。
(日経新聞2014年12月20日記事より) 脳卒中など脳の病気と食事との関係について関心が高まって来ています。
食事と脳の働きについて詳しい杏林大学医学部の古賀教授は、「DHA、EPAは血液をサラサラに保つと共に、硬くなった脳の血管を柔軟にするとされる。...」 と説明しています。
DHAとEPAはまた、脳卒中による死亡リスクを下げる可能性が有るとの報告もあります。厚生労働省の研究班を率いた滋賀医大の三浦教授は、「毎日サンマ1匹程度からの魚介類の脂肪酸を摂取することで将来の脳卒中や心臓病を予防出来る可能性が示された。...」 と話します。
しかし、日本人の魚介類の摂取量は右肩下がりとなっており、2000年に一人当たり1日92グラムだった日本人の魚介類摂取量は2012年には70グラムまで減っています。
前述の三浦教授は、「塩分の摂り過ぎに注意しつつ、魚介類をたくさん食べる健康的な食生活の習慣を身につけることが大切です。」 と話します。
次回に続きます。
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お早うございます。昨日は 慢性関節リウマチ アトピー性皮膚炎 気管支喘息 坐骨神経痛 の漢方相談が有りました。
(福島民友新聞2013年11月22日記事より) 加齢とともに筋肉量や筋力は低下して行きますが、最新の研究でアミノ酸のロイシン摂取が筋肉の衰え防止のポイントである事が判明して来ました。
筋肉のタンパク質の合成にはある種のアミノ酸が重要なことが知られています。従来、分岐鎖アミノ酸のロイシン、イソロイシン、バリンの3つが重要だとされて来ました。
国立長寿医療研究センターの鈴木所長は、75歳以上のサルコペニア(筋肉量減少症)の女性155人を対象に、ロイシンを高配合したアミノ酸サプリメントと運動を組み合わせ、3ヶ月間効果を比べました。
実験後、筋肉量と筋力、歩行速度で変化を見ると、何もしなかったグループに比べ、「運動とアミノ酸」、「運動だけ」 のグループは明らかに改善が見られました。
更に、アミノ酸を摂取しただけのグループでも改善が確認されました。鈴木所長は、「アミノ酸の摂取だけで筋肉量などが増すことが判り大きな成果だ。サルコペニアの予防が出来そうだ。..」 と話しています。
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お早うございます。昨日は 慢性湿疹 つわり 秋の花粉症 の漢方相談が有りました。
先週の続きです。(日経新聞10月14日記事より)
年齢と共に衰える筋力を維持するためには、一生懸命に運動をしなくとも良いのです。転倒予防医学研究会の世話人代表である東京大学の武藤芳照副学長は「無理なく楽しく30年」 を提唱されていますが、それによると普段の暮らしが自然な訓練になるとの事です。
掃除や布団の上げ下ろし、買い物、ゴミ出しなどを続けていれば運動をしている事になるのです。これらの仕事は日本では主に女性が担っています。女性がいつまでも元気なのはそのためでしょうか?
「無理なく楽しく30年」 は、意識すべき事として「片足立ち」を挙げています。靴下などを履くときに片足立ちをすると良いとの事です。
実は、われわれの歩行には片足になる瞬間が多くあります。スタスタと元気に歩く人の歩行を調べると、片足状態になる時間は両足を地面に着けている時間のほぼ4倍になるとの事です。
年をとるにつれてこの割合が拮抗するようになり、いわゆるスリ足に近い状態になって来るのです。
身体の筋肉は 「使わなくては段々に使えなくなる。...」 事を念頭に置いて、長続きする運動を実践することが大切です。
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お早うございます。昨日は 慢性関節リウマチ 慢性の下痢 の漢方相談が有りました。
(日経新聞10月14日記事より) 高齢者が転倒しやすいのは、主に筋肉の量が減ったり筋力が衰える事が原因と云えます。
筋肉の衰えについて興味深い調査結果があります。インスタントコーヒーのネスレの関連団体であるネスレヘルスサイエンス広報事務局が今年9月に40~60歳代の男女1200人にインターネット調査した結果です。
それによると、79%の人が「筋肉の衰えをしばしば感じる」 や 「たまに感じる」 と答えています。中年になると筋力の低下を感じる様になるようです。
筋肉量が最も多いのは20歳代後半から30歳代にかけてで、以後は年とともに減少して行きます。80歳以上の人ではピーク時の5~7割になると云われています。
60~70歳代で筋肉量の減少を抑えて転倒しないようにしたいなら、定期的な運動を継続した方が良いとの事です。
来週に続きます。
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お早うございます。昨日は 慢性頭痛 眼の黄斑浮腫 メニエル氏症候群 の漢方相談が有りました。
先週の続きです。(朝日新聞9月24日記事より)
体年齢についていろいろ御説明してまいりましたが、それでは本当のところ、身体的な老化の状態を体年齢とはどれ位反映するものなのでしょうか?
これについては、東京大学大学院医学系研究科の大内教授(加齢医学) は、「体年齢とは老化度を示す一つの値ですが、総合的な老化度を化学的に評価出来る方法は未だ有りません。...」 と話されています。体年齢だけを気にしすぎずに、あくまで目安として活用するのが良いとの事です。
その際は1、2日の変化ではなく、数週間の傾向を見る事がポイントとなります。体年齢を若くしようと急に激しいスポーツなどを行うのも禁物だそうです。
「健康に不安のある人は医療機関で検査してもらった上で、『少しきついな...』 と感じる位の運動から始めましょう。」 と前述の大内教授は勧めています。
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お早うございます。昨日は 慢性湿疹 常習性便秘 の漢方相談が有りました。
昨日の続きです。(朝日新聞9月24日記事より)
体年齢を若く保つには脂肪を落とす事、いわゆるダイエットが大切だと思われますが、関東労災病院・勤労者予防医療センターの主任理学療法士の内間康知さんは 「体重を落とすだけでは、筋肉が落ちて脂肪が残り、反って不健康な身体になってしまうこともある。..」 と注意を促しています。
正確には体重や体脂肪率、骨格筋率などによって取り組むべき運動が異なるそうで、体重が重い人の場合は関節に負担が掛かっている恐れが有るので、先ずは歩くことから勧めます。
体重は標準的でも体脂肪率が多い、いわゆる 「隠れ肥満」 の場合はジョギングなどで積極的に身体を動かすのが良く、体脂肪は問題がないが筋肉量が少ないヤセ型の人は筋トレが良いそうです。
また食事などの生活習慣の改善も必要になって来ます。
次回に続きます。