目指せ!映画批評家

時たまネタバレしながら、メジャーな作品からマイナーな作品まで色んな映画を色んな視点で楽しむ力を育みます★

デイ・アフター・トゥモロー ★★★

2005-01-10 23:29:00 | ★★★
なかなかどうして、いい作品ですね。
人類未曾有の危機を描いた作品で監督は「インデペンデンス・デイ」などで知られるローランド・エメリッヒです。「インデペンデンス・デイ」ではハリウッドではお決まりのアメリカ万歳、大統領最強、なんて描き方で人類の勝利を描きましたが今回はどうでしょうか。結末は観てからのお楽しみですが、意外な落とし所かもしれません。
今作では世界に訪れる氷河期により地球人類に破滅の危機がやってくるわけですが、その危機に逃げ惑う人々のパニックムービー的な展開です。最初のシーンから壮大なCGを多用し最初の一時間くらいはその最新かつ壮大なCGに圧倒されます。また、パニックムービーはその冒頭の導入部でどれだけ観客を引き込めるかで勝負が決まりますがこの映画はなかなか合格点だと思います。ぐいぐいと後半へと引っ張ります。
後半は結構視点が変わり、主人公と父親を中心とした展開になりますが、そこは「ID4」より「個人」を重視した愛を描いた映画だということみたいです。父親にならこの子を思う気持ちが強く共感できるのでしょうね。
また、こういった映画はあんまりビデオやDVDで小さいモニターで観るよりは映画館のビッグスクリーンで観るべき部類の映画であることは間違いありません。迫力が半減ないし激減しますからねえ…、テレビモニターだと。
大統領役も登場しますが、「ID4」と対比して観るとなかなか面白いかもしれませんね。こんな展開だとは…。
主演のデニス・クエイドもいい味を出しています。


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