目指せ!映画批評家

時たまネタバレしながら、メジャーな作品からマイナーな作品まで色んな映画を色んな視点で楽しむ力を育みます★

カーズ2 ★★★★

2011-07-31 14:03:59 | ★★★★
カーズ2

川崎のTOHOシネマズで鑑賞。日曜日の昼の回だったのでやたらと家族連れに囲まれて鑑賞。両隣の子供達が大人しい子達で良かった。落ち着いて映画を見る事が出来ました。

カーズがまさかシリーズ化されるとは、という感じはします。シリーズ化というのはスタジオの作品のマンネリ化も生み出すし。ただ、子供達が一作目の映画をソフトで何度も何度も繰り返し観て、オモチャを買い、根強い人気に支えられてカーズは続編が制作されたのだと思います。子どもへのマックイーンやメーターのオモチャのウケたるや、凄まじいものがあると思います。無論、映画も含め。

ニモにしてもトイストーリーにしても、無機的な何かが意思を持っている世界観を構築してきたピクサーがカーズ一作目を制作したとき、本当に面白いのかと思ってましたが、実際に作品自体は子どもも大人も楽しめる快作になっていました。
世界観の構築はとても素晴らしいものがあったし、ラジエータースプリングスでの人情劇には本当に感動しました。

ただ、二作目ということで予告編を観たとき、一抹の不安がありました。本当に一作目の楽しさを超えることができるのかなあ、と。

今回はネタバレします!ので、未見の方はお気を付けて!

結論から言うと、カーズ2も快作でした。ただ、一作目とは違う映画だと思った方がいい。カーズ2の直前にトイストーリーの続編、サマーバケーションという短編が放映されますが、こっちを観ていてもわかるように、ピクサーの映画はキャラクターの造形が素晴らしい。改めて言うことでもありませんが、彼等が動いて喋るだけで楽しい。彼等の新しい物語をまた観られるということ、ただ、それだけでも嬉しくなるほどに。これは即ち、優れた一作目があるからこそ、なわけですが、続編であっても、彼等のキャラクターとしての魅力は殆ど損なわれていない。よくここまで、各キャラクターの性格付けが全くブレずに描ききれるなあ、と感心します。カーズ2でもそれは変わりません。一応、時間は経過してるはずなのですが、彼等は相変わらずのキャラクターであの世界で生きてるわけです。ただ、それが観れるだけでも嬉しくなってしまうわけです。マックイーンがレース場を自信満々に走り抜き、大会でも何度も優勝して、それでも忙しい合間を縫ってラジエータースプリングスに来て、大事な時間を仲間たちと過ごしてるのを観るだけで本当ににやけてしまうわけです。というわけで、ストーリーがある程度アレでも結構許せてしまうんですよね。


カーズ2は主なお話の舞台はスパイアクションとワールドグランプリと言うことで、更にスケールアップして、日本、イタリア、イギリスと巡るお話になっています。


ラジエータースプリングスも序盤と後半に登場しますが、殆どその他の場所で物語が展開します。
一番の見所は世界中を巡るレースとスパイアクションなわけですが、個人的にはスパイアクションはちょっと残念なわけです。

何が一番残念かというと、今回の映画では確実にクルマの死が描かれていることです。前作ではそこまで直接的な描写は無かったと思いますが、今回は序盤にスクラップになったスパイと爆発させられるスパイが登場します。彼等はその後の登場がないことからやはり命を落としてるのだと思わざるを得ないのですが、いくらスパイアクションだといってもそのラインは超えて欲しくなかった。私が親ならカーズ一作目は子どもにも観せられるが2は少し大きくなってからじゃないと観せたくない。クルマという無機的な工業製品だからこそ、その生死の境も曖昧です。確かにたいていのことは修理すれば直るのだとはおもうのですが、最初に出てくる四角くスクラップにされたやつは完全に無機物になってしまっていた。大人でもあのシーンは割とショックですよ。元が無機物なのだから、その死はもっと慎重に描いて欲しいわけですよ。ここが今回の最大の残念ポイントでした。

あとはいつものメーター、いつものマックイーンが活躍するお話なので、とても楽しかった。ただ、個人的にはワールドグランプリのシーンをもっと増やしてもよかったんじゃない?と思いました。勇壮なオーケストラに乗ってマックイーンが世界各地の美しい風景を颯爽と駆け抜け、F1マシーンやラリーカーとデッドヒートを繰り広げる、それだけで充分過ぎるほど楽しいわけですよ。スパイアクションはMr.インクレディブルあたりに任せて、カーズに出てくるクルマたちにはいがみ合わず、レースで戦って欲しかった。
当然、007風スパイアクションをクルマでやるっていうのがきっと今回の見所なわけだからそこにケチつけるのも無粋だとは思うんだけどね。批評家筋にウケがわるいそうですが、その辺りが遠因ではないかなあ、と思うわけです。

いや、個人的にはカーズは3作目もぜひ作って欲しいんだけどね!今度はスパイアクションではなくて、本当にレースモノで勝負して欲しいなあ。

アイ・アム・ナンバー4 ★★

2011-07-23 18:03:20 | ★★
アイ・アム・ナンバー4
シンガポールに向かう飛行機機内で鑑賞。
学園モノ六割+能力者モノ三割+宇宙人モノ一割



これも無理して劇場で見るほどの映画ではなかったですね。機内で正解。いずれの要素も大方、王道演出、期待以上だったのはナンバー6の格好良さくらいですかね。前半の学園もの展開が結構長くダラダラと続くので結構疲れてしまいました。これくらいの話なら海外ドラマで結構やってるよね、という内容。後半になってからようやく能力者バトルに突入し、そこそこ楽しめましたが、見所はそこしかなく、もう少し見せ場が欲しかったなあ、と。予告の時から、こんな内容ではないかなあ、と思ってましたが大体イメージ通りでした。残念。

リミットレス ★★★

2011-07-23 17:44:17 | ★★★
リミットレス ★★★

シンガポールから帰ってくる飛行機で鑑賞。



薬に頼ると最後にはすごいことになります、という因果応報的な映画だと途中までは思って見てましたが、案外とそういう話でもありませんでしたね、そこが意外な点。
割と楽しめたのですが、わざわざ映画館で見るような映画でもなかったですね。麻薬を使うと、とてつもなくハイになって全能感、万能感が出てくるというのはよくある話ですが、この映画では本当に全能の能力を時間限定で手に入れられる、という話。でも中毒性があって薬がないと無力感に苛まれて死んでしまう、ってそれ、普通の麻薬と禁断症状が同じなんですけど…。まあまあ、そんな薬を手に入れた主人公は素晴らしい小説をあっという間に書き上げて、金融業でも成功し、遂には政治の世界へ…と。
バッドエンドかな、と思いましたが、案外とそうでもなかった。ハリウッドのヒット作の法則からすると少し外れるのかな?何の努力もなく、成功と栄華を手に入れるとかなりの高確率で酷い目に遭うんですけどね…。
飛行機機内で眠かったので吹替で観ましたが、声優のレベルがかなり低くて閉口しました。感情移入を阻害するレベルの吹替って珍しいですよね…

アジャストメント ★★★

2011-07-23 17:33:30 | ★★★
アジャストメント ★★★
シンガポール行の飛行機機内で鑑賞。

監督 ジョージ・ノルフィ
出演 マット・デイモン エミリー・ブラント



あらすじ
全ての人間の運命が第三者の手によって操作されていたら…。偶然出会ったバレリーナと恋に落ちた政治家デイビッド、だか、彼は突如現れた謎の組織、運命調整局の男たちによって拉致されてしまう。
(以上、機内ブックレットより)

お話自体はSFモノの短編といった感じのストーリーで、世にも奇妙な物語にありそうなお話でした。運命調整局のアイディアは少し大げさかつ、制限があったりして、中々に面白かった。ハッタリも効いてたし。それでいて、映画自体の製作にはお金がかかってないようなルック。何気ないCG、大げさ過ぎない特殊効果。ドアからドアへ移動していく様子とか中々に楽しいわけです。

自分の運命が予め決められているものだとして、それを知って、何も言わずに受け入れるのか、自分で掴む為に、立ち向かうのか。人間の選択と結果が何を生み出すのか、結局、この映画の最後の最後、それは明らかになりません。ただ、その選択の連続が未来へと続いていく、そのためにはまず、自分の手で選択する事が大事なんだよ、という事をこの物語は描いてます。

マット・デイモンの軽妙な演技と口調は見ていて心地よく、また、脇を固める役者陣も良かったですね。



特に黒人の調整局員。というか、調整局のキャラたちはとてもキャラが立っていて、どのキャラも見応えがありました。トークもテンポがよかったですしね。

阪急電車 片道15分の奇跡 ★★★★

2011-07-23 17:31:23 | ★★★★
阪急電車 片道15分の奇跡★★★★

シンガポール行の飛行機機内で鑑賞。

出演 中谷美紀、戸田恵梨香



あらすじ
婚約者を後輩に奪われたOL、恋人のDVに悩む女子大生、セレブな奥様付き合いに疲弊する主婦、兵庫県を走る阪急今津線、片道わずか15分の同じ車両に乗り合わせた人々の人生が重なり合っていく。
(以上、機内のパンフレットより)



見逃していた、というよりは劇場で見るほどではないかなあ、と勝手に判断して、避けていた邦画でしたが、とても心温まるエピソードの連続で見ていて気持ちよくなりました。原作未読ですが読んでみたくなりました。
阪急今津線には数回しか乗ったことがありませんが、阪急沿線に住んで、あの色、あのシートの電車には何度も何度も乗った人間からすると、この物語は本当にありそうな話だと感じました。というよりは、阪急だからこそ、の話のように思いました。私自身、5年間、阪急沿線に住んで、こういうことはなかったのですが、これくらいの小さな奇跡は起きそうな物腰の穏やかな私鉄沿線だったと思います。関西には他にも私鉄がありますが、阪急にはこういう背筋の通った真っ当な人達がたくさんいそうな気がします。雰囲気も良いし、沿線で降りても風光明媚なところが多かったように思います。なぜか、電車のマナーも良かったように思います。そういえば、優先席付近ではメールしてても車掌さんがきちんと注意するのですが、それもまた世の中の他の電車に比べると珍しい電車かもしれません。他の電車だと、アナウンスで流れこそすれ、車掌が注意するということはないように思います。
関西学院大学が劇中にかなり出てきますが、これは今津線の甲東園駅が関西学院大学最寄駅だからですね。関西学院大学にも数回行きましたが、やはり阪急の沿線にあるからなのか、はたまた、そういう土地柄が人を育むのかはわかりませんが、不思議と殺伐とした感じではなかった。なんなんですかね。関西の中では唯一無二の上品さを兼ね備えてるのが、阪急沿線ではないかなあ、と思うのです。そういう街づくりもしてきたのでしょうけど、そういう企業の姿勢がこの映画からも強く感じられました。単純に協賛して、撮影協力したのでは醸し出せない雰囲気がきちんとこの映画には描き込まれてると思うのです。それは別に映画のために作り込んだのではなく、普段からの阪急の雰囲気を醸し出すことに成功してるのではないか、ということです。駅員さんの何気ない水やりの姿や燕の巣への気遣いや、乗客に対しての笑顔など、中谷美紀目線のシークエンスではかなり阪急の良さが描きこまれてる様に感じました。
音楽はメインテーマが何度となく流れるのでそれがややしつこくもありますが、少しずつ、気持ちが伝播していく作劇の美しさがそれを補って余りあるように感じましたね。
戸田恵梨香や中谷美紀もいいのですが、それ以外の脇を固める役者たちがどの人も素晴らしかったですね。


それにしても、大人のくせに恥を知れ!という説教については、本当に自分もきちんとマナーについては、考えないとなあ、と思わされました。
当たり前の常識を知る必要があるのだなあ、と。

スカイライン 征服

2011-07-04 08:49:38 | ★★★
スカイライン 征服

あらすじ
主人公が奥さんとロサンゼルスまで友達のパーティーにやってきた。海沿いの素敵なマンションで外車で出迎えてくれた友達が主人公と奥さんを招き入れ、高級マンションで一晩中パーティー。そのパーティーが終わって、明け方、突如現れたUFOに何人かの人間は魅入られたかのように連れ去られてしまう。高級マンションから脱出を試みようとする主人公たちだが、高級マンションの周りには巨大UFOから放たれた生物に阻まれる。果たして主人公たちは、マンションを脱出し、無事にロサンゼルスを脱出する事が出来るのか?!

というのが大まかなあらすじ。何と言うか、このプロットだけで、好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いと見事にはっきり分かれるはず。好きな人は結構楽しめるだろうなあ、と思います。この映画、かなりこれまでのSFアクションパニック大作映画のビジュアルイメージがそこかしこにフィーチャーされてます。「宇宙戦争」の圧倒的に蹂躙されるがままの人々、「マトリックス」やGANTZ漫画版の終盤に出てくる宇宙人、宇宙船のビジュアルイメージ。「クローバーフィールド」風の一般市民からの巻き込まれ目線での展開。「インデペンデンスデイ」のような巨大宇宙船の登場シーンと空軍と宇宙船の戦闘シーン。ブチ切れた主人公が「エヴァ」の初号機よろしく、激しく暴れ回る姿とか。
こういうのが、あからさまにミックスされた映画なのでこれらの映画や作品を観てる人はこのスカイライン一本で大満足!はしないかもしれませんが、楽しめるとは思います。こういうスクラップブック的な映画製作って最近流行ってるのかな。

登場人物の性格付けもたいして特筆すべき部分は無くて、唯一高級マンションの管理人のおっちゃんだけは全編を通じてかなり活躍しますが、他の登場人物には感情移入もしづらいし、かなり呆気なくみんな死んでいくので、エモーショナルな演出というのはほぼ皆無です。でも、まあ、そこそこ楽しい。エンディングの展開からようやく燃える展開になっていき、一気に映画のジャンルも変わりそうなのですが、残念ながら映画はそこでエンドロールになってしまいます。このエンドロールの展開でもう10分くらいこの映画が続いたらかなり傑作になったのかもしれないのですが…笑。

ただ、後から知ったのですが、この映画、総制作費10億円くらいなんですよね?だとしたら、かなり燃費のいい作品だと思います。そんな低予算な映画には見えないので…。日本で某SF大作映画は40億円とかかけてたかと思うのですが、全然、こっちのが大作ルックです。よく観るとマンションの周りでしか殆ど話は展開しませんし、相対するクリーチャーの造形もよく観るとかなり安いつくりだったりして、随所に低予算を伺わせる工夫があるのですが、これらは基本的にはうまく働いてるように思いました。日本もこういう映画づくりは参考にした方がいいんじゃないですかね。

イヴの時間 ★★★★

2011-07-01 12:23:18 | ★★★★
ネットで公開されてた全六話のアニメを再構成した作品。
前からiTunesでレンタルもされており、かなり気になっていたのですがなかなか観る機会に恵まれませんでした。と言うわけで、やっと観ることが出来ました。



(以下あらすじ、Wikipediaより)
「未来、たぶん日本。“ロボット”が実用化されて久しく、“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代。」--作中より高校生のリクオは、所有するハウスロイド「サミィ」の行動記録の中に、命令した覚えのない行動を発見する。友人のマサキを誘って記録された場所に向かってみると、そこには「イヴの時間」という不思議な喫茶店があった。そこに集う様々な人間やアンドロイド達との関わりの中で、それぞれが少しずつ影響を及ぼしあい、変わっていく。やがてそれは、外の世界へもかすかな、しかし確実に波紋を広げることとなる。
(以上Wikipediaより抜粋)

結論から言うと、この作品、かなり楽しかった。
ギャグがうまくいってるかどうかは人によって意見が違うとは思いますが、描かれてるテーマはかなり面白い。なにせ、現実の世界ではアンドロイドはまだ世の中に登場していないし、いわゆる「現実には存在しない問題」についての話なんだけど、こういったある問題を題材にすることで登場人物たちを動かして行くタイプのお話は人物が生き生きと動いてくれればそれだけで面白い。
あと、カメラのとらえるアングルや映像のクオリティ、は素晴らしい。音楽の使い方は一部敢えて大仰にやっていたりするけどそれはまた一つの味なんだろうな。

主人公の心境の変化だとか、主人公の友人マサキの心境の変化がドラマのクライマックスになってるのだけど、その展開が楽しかった。

この世界のアンドロイドは殆ど人間と変わらない見た目、喋り方と頭に付いてる光る輪っかだけが人間とアンドロイドを見分けるための目印なんですね。それが、イヴの時間という喫茶店の中でだけ、アンドロイドは人間と同じように振る舞い、光る輪っかを消し、喋り、自分の気持ちを雄弁に語り、休憩を楽しんで帰って行くんですね。リクオとマサキがこの店に来た時は他の来店客の中で誰が人間で誰がアンドロイドかが分からないようになっていて、しかも店のルールとして余計な詮索はできない。だから、会話や振る舞い、仕草から誰がアンドロイドなのかを探って行くことになるのですがこの展開が中々に面白い。
少し同じような展開が続いたところでどう見てもロボットなアンドロイドが来ることで、展開のマンネリ化を防いでいるのも良い工夫だし、よりテーマが明瞭になっていると感じました。

この映画で描かれてるのは、人間だろうがアンドロイドだろうが見た目や出自で何かを区別する事の愚かしさ、悲しさだと思うんです。だから、リクオたちがそういう発言や振る舞いをすると他の来店客はひどく悲しい困惑した顔をするのだと思います。この微妙な間が、この作品の前半は特に多く、その乖離が徐々に解消していく様が映画の魅力になっているのだと思います。リクオの抱えているアンドロイドに対しての感情の背景もさりげなく描かれ、彼がピアノをサミィの前で弾く事でそのモヤモヤした感情も解消し、アンドロイドに対しての恐れや不安、拒絶が無くなっていく、と。

これって、題材がアンドロイドである事やリクオのハウスロイド、サミィなどのサブキャラたちのかわいらしいキャラデザの関係でうやむやになりそうですが、別に題材はアンドロイドでなく、人種でも成り立つわけです。とても人種差別の厳しい国で烙印を押された者たちがある場所だけではその烙印を隠し、普通の人間らしく過ごす事が出来る。そこに差別する側の人間が迷い込んできて、自分の使用人を発見する、という流れから烙印の有無や人種の別で差別する事の愚かしさを知る、というような展開。これでも同じ展開で物語が展開できる、つまり、この映画はアニメの形態を取って近未来のアンドロイドの話をしながら、差別の問題に対する映画として観る事も充分可能な映画と言う事が出来ると思います。そして、作劇やキャラの演出は充分過ぎるほどうまくいってるように思います。

イヴの時間、ファーストシーズンと銘打ってるだけあって、セカンドシーズンが製作される事を祈ってます。