目指せ!映画批評家

時たまネタバレしながら、メジャーな作品からマイナーな作品まで色んな映画を色んな視点で楽しむ力を育みます★

ダ・ヴィンチ・コード ★★★

2006-05-25 19:44:39 | ★★★
えーと、わざわざ自転車で30分かけて必死こいてみに行った割には

その疲れに応えてくれる作品ではなかったように思います。

とにかくサスペンスの基本である、間が取れていない。。。

まあ、英語字幕を追うだけでも大変かもしれませんね。

セリフ数も多いし、展開もやたらと早いし。

キリスト教の歴史であるとか、ダ・ヴィンチの作品についての造詣はそこそこ

あったほうが楽しめると思います。

役者は精一杯頑張ってました。

ダメなのは演出および脚本および編集??

どんでん返しもどんでん返しになってないような感じでした。

音楽もちょっといただけなかったかな。

ストーリーはそこそこに楽しめるのにもったいない作品。

やっぱり本は映画化するのは無理ありますね。

もっと上手に映画化して欲しいですね。

ナイロビの蜂 ★★★★★

2006-05-15 19:30:31 | ★★★★★
久しぶりに更新します。

長い間放置していたのでもう見ている人いないかも、って思ってたら

意外とまだ一日100ヒットくらいしていたので見ていてくださった皆さんには

感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

実は仕事の都合で転勤になってしまい、現在ネットも満足にできない環境です。

6月くらいからは再び前みたいなレビューも書けるとは思います。

それまで気長に待っていただけるとうれしいです。

さて、そんな環境ではありますが、今回はみなさんにどうしても

見ていただきたい映画があって、筆を取りました。

やっぱり考えさせられる映画はいいですね。

ただ、あまりにずっしりきたので映画館の座席から

なかなか立ち上がれませんでした。

えー、最近はレビューを書いていなかったのでちょっとまだ試行錯誤です。

今回は自分の言葉で語るにせよ多少気持ちの整理が必要なので

まずはあらすじから。




主演:レイチェル・ワイズ
   レイフ・ファインズ



「地の果てで、やっと君に帰る。


それは、しばしの別れのはずだった。英国外務省一等書記官のジャスティンは、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサを見送った。「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに…。ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディだった。テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする…。

原作は冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの最高傑作「ナイロビの蜂」。妻の死に隠された世界的陰謀を追い、雄大なアフリカの大地を巡る主人公の心の旅路を、フェルナンド・メイレレス監督は圧倒的な映像美で描き出す。妻の死の真相を追う旅の末に、亡き妻の真実の愛にたどり着く夫を描いた本作は、覚悟に満ちた愛だけが、巨悪に立ち向かう唯一の武器だと教えてくれる。極上のサスペンスが心に染み入る“愛の傑作”に変わるとき、あなたは一生に何度出会えるかわからない映画の奇跡を目の当たりにする。(作品資料より)


ほんとにショッキングでした。

いや、なんというか普段自分たちが目を背けていることに対して

どんと突きつけられたみたいで。

映画というのはこういうモノでなければいけないと思います。

エンディングで流れる曲も秀逸。

終始、画面はけだるい雰囲気もかもし出します。

南北問題というか、経済問題というか。

ラスト付近でのシーンでのある言葉は重かった。

ラストシーンでの一言でノックアウトでした。

「この子は今助かるんだ!」と訴える主人公はいったい何を

思っていたんだろう。


あと、レイフ・ファインズはとても上手な役者ですね。
かなり見入ってしまいました。
妻を失った夫の役どころとしてはとても強烈でそれでいて
自然な印象を与える演技。乾杯!
あと、ストーリーを観客に追わせる監督の技量もすばらしい。
サスペンスに主眼を置きつつも実際には愛の物語として完結。
ただ、言いたいこと、伝えたいことはきっちり問題提起してから
映画が終わる。
映画が終わって終わりなんじゃなくて私たちが考えるきっかけにも
なっている点でこの映画はまことに「映画らしい」のではないでしょうか。

「あー面白かった」で帰るアクション映画も私は好きですが
帰りの電車でグターっとなる映画も好きですね。

すばらしい映画でした。

えーあと、ラブストーリーかというとそうではないと思います。

気軽に泣きたければ「海猿」を見てください。




SPIRIT ★★★

2006-05-14 19:54:55 | ★★★
ジェット・リーが魅せるある実在の人物の一代記。

アクションはさすがの一言。
中村獅童もがんばってた。
ストーリーはちょっといまいちでも
演出とアクションで十分カバーできてたかな。
ただ、ちょっと題材が地味なせいで
あまり興行収入は上げられてはないみたいですが。
ジェット・リーは次回作に期待!ということで!

トム・ヤム・クン! ★★★★

2006-05-14 19:50:33 | ★★★★
うわー、トニー・ジャーがまたすごいアクションしてるよ!

というか本当に今の映画界で一番要チェックのアクションスターは彼でしょうなあ。
題名と劇宣伝ポスターがあまりにイマイチなのかどうかは知りませんがそこそこ興行収入では苦戦を強いられているでしょうなあ。
ただ、映画の内容は至極ハードアクション。
格闘技映画。格闘技ファンが見たら喜ぶでしょうね。ムエタイだけではない真の異種格闘技戦はほんとにすごい。
うわさの超長回しも見所のひとつです。
トニー・ジャー、がんばってほしいアクションスターの一人ですね。

LIMIT OF LOVE 海猿 ★★★

2006-05-14 19:45:06 | ★★★
見てきましたよ、映画海猿2。

なぜか海猿2というタイトルではないところがミソですなあ。さて、映画とドラマを経てついに完結編に至った劇場版ですが。音楽はよかったですね。
俳優は・・・よかったと思います。伊藤英明は私はいい役者だと思います。ただ、映画の演出がいまいち好きになれませんでした。現場と上の人間のあまりの違いにちょっと笑えました。おいおい、上の人間、どこまで悲観的なんだよ、って。

海上保安庁が全面協力しただけあって、すばらしい部分も多数。ダイビングのシーンが少ないのは残念。あと、主人公の仙崎がスーパーマン過ぎるのもまあしょうがないかあ。ハリウッド映画なみに説明がありませんでしたが、そういう映画は嫌いではないです。

ただ、一作目の「トップガン」みたいな展開の話の方が好きだったので、こういう展開のお話にして強引に結婚までもっていったのにはちょっと・・・って感じでした。

ぜひとも3作目を作っていただきたい。

今度はしょうもないラブストーリーは抜きで!