目指せ!映画批評家

時たまネタバレしながら、メジャーな作品からマイナーな作品まで色んな映画を色んな視点で楽しむ力を育みます★

ゴジラ -1.0 ★★★★

2023-12-31 13:56:25 | ★★★★
日比谷のTOHOシネマズにゴジラ-1.0(マイナスワン)を観に行ってきました。
いやー、これはなかなか面白かったです。
いろんな意味で日比谷で見たのも良かったですね。音響も含めて満足です。
大ヒットしたシンゴジラの後のゴジラって超難しいのでは?と思われましたが、見事にうまく違う作品を山﨑貴監督は生み出しましたね。
VFXも素晴らしく、特に海のシーンは本当に良かったですね。
(白組の制作体制と山崎監督が即座にCGについてディレクションできることが実現の鍵だったそうで…)
脚本も、なかなか捻られていて戦後すぐの小笠原沖の機雷除去といった実在したであろうお仕事をうまくお話に組み込んだり、主人公が元特攻隊員だったり、退役艦をうまく活躍させたり、完成しなかった戦闘機をうまく劇中に登場させたり、と非常に楽しめるものとなっていました。

ゴジラの「舞台装置感」は気になりましたね。
元々、怪獣映画はそういうところはあるものですが…怪獣映画というよりは「ゴジラvs.神木隆之介」という感じでしたかね。
総合力で戦う話でもあったんですけども。
どうする家康での名演技が光った山田裕貴がいい感じの若者役で出てきたりね。
あと、やっぱり主演の神木隆之介と浜辺美波含めて昭和感のある服装や佇まいが素晴らしかったですね。
浜辺美波はシン仮面ライダーでも活躍していたわけですが、本当に良い役でしたね。サザエさんヘアースタイルもいい感じでした。
あと、子役ね。よく、あのタイミングでうまく泣けるな…と大変に感心しました。
そして、あの年頃の子供というのは本当になかなかに胸に来るものがありました。
米軍が出てこない理由もわからないでもないんですよね、、作劇上は米軍の進駐軍が出てきてしまうと核を落とす落とさないでシンゴジラと同じになってしまう、という某ラジオ批評でのツッコミは非常に頷けるものでした。(あと、安藤サクラ演じる近所のおばさんの「偽善者ぶって」というのは脚本ミス、本来は「善人ぶって」が正しい、というツッコミもなるほどな、と。撮影時含めてなかなかみんなピンと来ないものなのかなあ)

何気に機雷は今でも日本の海にあるんですね…。艦船を沈めるためのものなので、その破壊力はかなりのものだそうです。


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