シャーロック・ホームズ シャドウゲーム
名古屋のミッドランドシネマで鑑賞。あそこはゆったりしてて、少しプレミアスクリーンっぽいから好き。名駅前アクセス最高だしね。
珍しく、一作目を観ずに続編から鑑賞しました。なーんとなく、この作品は一作目とははっきりと話が分かれてると確信してましたので。と思ったら今週末に一作目が地上波で放映されるんですね!知ってたらなあ…失敗した…。
ガイ・リッチー監督って2009年に公開された前作が最大のヒット作なんですね。二作目も大ヒットしており、ヒットメーカーの仲間入りですかね。彼の固定ファンも多いそうです。
ホームズを演じるロバート・ダウニーJr.は誰が言わずともアイアンマンでの飄々とした演技で一躍スターダムの仲間入り、その後もコメディやアクションなどでヒット作に恵まれてます。
ジュード・ロウも演技派で知られてますが私はガタカの彼が大好きです。
普通、シャーロック・ホームズを題材にすると推理ものになるのが常ですが、そのみんなの常識を思い切り覆し、19世紀末を舞台としたアクション大作にまとめたのは成功したポイントなのでしょう。別段、作品のノリとしてはバディムービーなので、ホームズである必要はないのですが、19世紀末という世相を最大限に活かした舞台設定、小道具、背景、などなどには目を見張るものがあります。世界大戦前夜にモーリアティ教授が暗躍するのをなんとかホームズが彼を止めようとするお話なのですが、これが非常に面白い。
ホームズとワトソンは潤沢な資金と周到な準備による度重なるモーリアティの妨害をかいくぐりながら、真相に迫っていくわけですが、随所で繰り広げられるアクションが非常に観ていて楽しい。ホームズはお茶目で、腕っぷしも強い。周りを振り回す変人なのですが、それに飽きれながらも巻き込まれて行く助手のワトソンという構図はバディモノとしてはよくできています。ホームズの部屋でワトソンに対していたずらを仕掛けるシーンも笑えるし、汽車でワトソン夫婦を助けにやってくるホームズの描写も笑える。笑いが随所に挟まれながら巧みな伏線を張り巡らして、巧妙かつ、並外れた洞察力をアクションに活かしていくホームズがある種、新境地なわけですが、これが楽しいんですよね。この軽妙なロバート・ダウニーJr.というのは、シネマハスラーでも以前言われていたようにアイアンマンでの「発明」ではあるのですが、彼はギャグもこなせる三枚目、という立ち位置を確立しましたねえ。(実際には超イケメンですが)日本で言うと大泉洋あたりのボジションなんですかね。まあ、ダウニーJr.の方がよほどの大物ではあるのですが。
シャドウゲームというのは、ダブルミーニングになっていまして、モーリアティが仕掛けた陰謀、そして、国際会議でホームズが仕掛けたチェスからの頭脳戦の両方をかけてるのだなあ、ということを映画終盤に感じました。ホームズの類稀な洞察力を表現するのに僅かな情報から周りの事象を推測する能力の描写は慣れないとちょっと嫌味なのですが、今作の終盤戦は本当によかったですね。やはり、戦いというのは圧勝よりも多少苦戦した方が面白いですね。
クライマックスから映画終盤の展開は私は良かったなあと思います。このキャストならもう一作くらい観たいなあ、とおもいます。
週末のデートムービーとしてはそこそこオススメです。
名古屋のミッドランドシネマで鑑賞。あそこはゆったりしてて、少しプレミアスクリーンっぽいから好き。名駅前アクセス最高だしね。
珍しく、一作目を観ずに続編から鑑賞しました。なーんとなく、この作品は一作目とははっきりと話が分かれてると確信してましたので。と思ったら今週末に一作目が地上波で放映されるんですね!知ってたらなあ…失敗した…。
ガイ・リッチー監督って2009年に公開された前作が最大のヒット作なんですね。二作目も大ヒットしており、ヒットメーカーの仲間入りですかね。彼の固定ファンも多いそうです。
ホームズを演じるロバート・ダウニーJr.は誰が言わずともアイアンマンでの飄々とした演技で一躍スターダムの仲間入り、その後もコメディやアクションなどでヒット作に恵まれてます。
ジュード・ロウも演技派で知られてますが私はガタカの彼が大好きです。
普通、シャーロック・ホームズを題材にすると推理ものになるのが常ですが、そのみんなの常識を思い切り覆し、19世紀末を舞台としたアクション大作にまとめたのは成功したポイントなのでしょう。別段、作品のノリとしてはバディムービーなので、ホームズである必要はないのですが、19世紀末という世相を最大限に活かした舞台設定、小道具、背景、などなどには目を見張るものがあります。世界大戦前夜にモーリアティ教授が暗躍するのをなんとかホームズが彼を止めようとするお話なのですが、これが非常に面白い。
ホームズとワトソンは潤沢な資金と周到な準備による度重なるモーリアティの妨害をかいくぐりながら、真相に迫っていくわけですが、随所で繰り広げられるアクションが非常に観ていて楽しい。ホームズはお茶目で、腕っぷしも強い。周りを振り回す変人なのですが、それに飽きれながらも巻き込まれて行く助手のワトソンという構図はバディモノとしてはよくできています。ホームズの部屋でワトソンに対していたずらを仕掛けるシーンも笑えるし、汽車でワトソン夫婦を助けにやってくるホームズの描写も笑える。笑いが随所に挟まれながら巧みな伏線を張り巡らして、巧妙かつ、並外れた洞察力をアクションに活かしていくホームズがある種、新境地なわけですが、これが楽しいんですよね。この軽妙なロバート・ダウニーJr.というのは、シネマハスラーでも以前言われていたようにアイアンマンでの「発明」ではあるのですが、彼はギャグもこなせる三枚目、という立ち位置を確立しましたねえ。(実際には超イケメンですが)日本で言うと大泉洋あたりのボジションなんですかね。まあ、ダウニーJr.の方がよほどの大物ではあるのですが。
シャドウゲームというのは、ダブルミーニングになっていまして、モーリアティが仕掛けた陰謀、そして、国際会議でホームズが仕掛けたチェスからの頭脳戦の両方をかけてるのだなあ、ということを映画終盤に感じました。ホームズの類稀な洞察力を表現するのに僅かな情報から周りの事象を推測する能力の描写は慣れないとちょっと嫌味なのですが、今作の終盤戦は本当によかったですね。やはり、戦いというのは圧勝よりも多少苦戦した方が面白いですね。
クライマックスから映画終盤の展開は私は良かったなあと思います。このキャストならもう一作くらい観たいなあ、とおもいます。
週末のデートムービーとしてはそこそこオススメです。