ここのところ、更新を怠っていたことをまずお詫び申し上げます。試験期間中だったものでこちらまで手が回りませんでした。と、言い訳は抜きにして・・・。新作映画を観てきたので記事を書かせていただきます。
誰が何と言おうと私はこの映画に満点を付けたいと思うのです。なので、まずはそこを了承していただいてからこの記事はお読みください。この映画はレイ・チャールズの自伝的作品として公開されています。レイ・チャールズって誰?という方はたくさんいらっしゃると思いますが、すごいシンガー&ピアニストという認識で見に行って問題ないと思います。実際私も彼のファンかと言えばそうでもなく、サザンの「いとしのエリー」を彼がカバーしたことと、昨年お亡くなりになったことくらいしか具体的なニュースでは知りません。後は自然と彼の歌をどこかのバーかCMで聞いたかもしれませんが、多分そう熱心に聞いたわけでもなく、加えてファンというわけでもありません。(音楽に対しては趣味以上の情熱を傾けてはいますが)
そんなシンガーのレイ・チャールズは盲目なのです。有名な音楽家の中には難聴であったり、盲目であったりと多少のハンディキャップを持った方がいらっしゃいますが、彼も7歳の頃にはおそらく先天的な障害で失明します。そんな彼がいかにしてピアノと出会い、盲目のハンデを乗り越え音楽家として大成していくか、ということを2時間たっぷりかけて描く映画か、というとそうでもなく、この映画では既に処世術を身に付けたレイ・チャールズが物語の軸です。音楽でビッグになるために夢を持って上京し、彼が出会うのは絶え間ない音楽と女とドラッグの日々。この作品が子どもには観れないようになっているのはこのドラッグ描写のせいでしょう。(まあ、別にいまどきこんな規制をかける意味が私にはわかりかねますが・・・・)
もうこの映画のほぼ全編はこのドラッグと女と音楽(ステージ&レコーディング)に傾けられているので「愛と感動の作品!」というわけではもちろんないです。その辺りを勘違いしていくと肩透かしどころの騒ぎではありません。彼の伝記映画としてこの映画は素晴らしいのです。では、どこが見所かというと、盲目のレイ・チャールズを演じるジェイミー・フォックスの演技です。素晴らしい。盲目の役を演じた役者の中でも過去最高にいい演技をしていると思います。(話によると一日のほとんどを目隠しして役作りに挑んだとか)また、ピアノも本人が演奏するシーンがありこちらも凄い腕前(しかも、レイ・チャールズお墨付きだとか)。本当に本人に見えてきます。(というか、若いレイ・チャールズを知らなければ、ジェイミーが彼だと錯覚してしまうでしょう)ほんとうに映画の世界にどっぷりと漬かれるという感じを味わいました。
繰り返し随所に表れるドラッグによる恐怖やそれとの戦いはある意味、ドラッグの習慣性や恐怖を知るには適しているかもしれません。脇を固める役者もみんな真に迫ったいい演技。(演技というか、観客は結構のめりこめると思う)
上映時間は長く、好き嫌いが分かれそうな映画ではあります。興味ない人にはとことん退屈かもしれません。ただ、彼の人生を駆け足で展開していくのでそんなにダラダラした話でもありません。一本通して観ると大体、「レイ・チャールズってこんな人」というのは分かります。
この映画、私は観ている間も退屈しなかったし見終わったあとも不思議な感覚に包まれていました。よくよく考えてみると彼の音楽を楽しんで聴いていたし、どんなカタチで終わるのかも予想がつかなかったので退屈しなかったのかもしれません(事前にあまり情報を入れませんでしたし)とにかく、彼の人生の一端を深く感じられる映画です。(ここまでドラッグについて書いていても本人公認の映画だということにもビックリですが・・・・・日本ではありえないでしょうね)観ても絶対損はしません。素晴らしい映画だと思います。
誰が何と言おうと私はこの映画に満点を付けたいと思うのです。なので、まずはそこを了承していただいてからこの記事はお読みください。この映画はレイ・チャールズの自伝的作品として公開されています。レイ・チャールズって誰?という方はたくさんいらっしゃると思いますが、すごいシンガー&ピアニストという認識で見に行って問題ないと思います。実際私も彼のファンかと言えばそうでもなく、サザンの「いとしのエリー」を彼がカバーしたことと、昨年お亡くなりになったことくらいしか具体的なニュースでは知りません。後は自然と彼の歌をどこかのバーかCMで聞いたかもしれませんが、多分そう熱心に聞いたわけでもなく、加えてファンというわけでもありません。(音楽に対しては趣味以上の情熱を傾けてはいますが)
そんなシンガーのレイ・チャールズは盲目なのです。有名な音楽家の中には難聴であったり、盲目であったりと多少のハンディキャップを持った方がいらっしゃいますが、彼も7歳の頃にはおそらく先天的な障害で失明します。そんな彼がいかにしてピアノと出会い、盲目のハンデを乗り越え音楽家として大成していくか、ということを2時間たっぷりかけて描く映画か、というとそうでもなく、この映画では既に処世術を身に付けたレイ・チャールズが物語の軸です。音楽でビッグになるために夢を持って上京し、彼が出会うのは絶え間ない音楽と女とドラッグの日々。この作品が子どもには観れないようになっているのはこのドラッグ描写のせいでしょう。(まあ、別にいまどきこんな規制をかける意味が私にはわかりかねますが・・・・)
もうこの映画のほぼ全編はこのドラッグと女と音楽(ステージ&レコーディング)に傾けられているので「愛と感動の作品!」というわけではもちろんないです。その辺りを勘違いしていくと肩透かしどころの騒ぎではありません。彼の伝記映画としてこの映画は素晴らしいのです。では、どこが見所かというと、盲目のレイ・チャールズを演じるジェイミー・フォックスの演技です。素晴らしい。盲目の役を演じた役者の中でも過去最高にいい演技をしていると思います。(話によると一日のほとんどを目隠しして役作りに挑んだとか)また、ピアノも本人が演奏するシーンがありこちらも凄い腕前(しかも、レイ・チャールズお墨付きだとか)。本当に本人に見えてきます。(というか、若いレイ・チャールズを知らなければ、ジェイミーが彼だと錯覚してしまうでしょう)ほんとうに映画の世界にどっぷりと漬かれるという感じを味わいました。
繰り返し随所に表れるドラッグによる恐怖やそれとの戦いはある意味、ドラッグの習慣性や恐怖を知るには適しているかもしれません。脇を固める役者もみんな真に迫ったいい演技。(演技というか、観客は結構のめりこめると思う)
上映時間は長く、好き嫌いが分かれそうな映画ではあります。興味ない人にはとことん退屈かもしれません。ただ、彼の人生を駆け足で展開していくのでそんなにダラダラした話でもありません。一本通して観ると大体、「レイ・チャールズってこんな人」というのは分かります。
この映画、私は観ている間も退屈しなかったし見終わったあとも不思議な感覚に包まれていました。よくよく考えてみると彼の音楽を楽しんで聴いていたし、どんなカタチで終わるのかも予想がつかなかったので退屈しなかったのかもしれません(事前にあまり情報を入れませんでしたし)とにかく、彼の人生の一端を深く感じられる映画です。(ここまでドラッグについて書いていても本人公認の映画だということにもビックリですが・・・・・日本ではありえないでしょうね)観ても絶対損はしません。素晴らしい映画だと思います。