またまた地上波放送の作品から。最近はじっくり作品を見る時間がないんですがたまたま見れました。いやーSFヒューマンドラマとしてはかなり良い作品を見させてもらいました。泣かせる話です。この作品は家事手伝い、子守のためにある家族に買われたロボットが主人公で彼の持つ個性が華開き、次第に成長していく様を描いた映画です。
昨年話題になった「アイ、ロボット」の原作に割と内容が近い作品です。SFファンにはおなじみのロボット三原則が登場したり、ロボットが個性を持ち次第に変わっていく様はある意味感動します。正直大作だった「アイ、ロボット」より面白いです。話にも深みがありますし。
ロボットにプログラムされた内容や家族との交流はとても心温まるものがあります。家族は夫婦と娘二人なんですが父親役の方と娘役の方は名演です。うーん、とてもGOOD!!でした。作品を通じて人間以外の視点から人間の本質が色々と語られます。「自由」や「SEX」、「人間とは」「寿命について」「ジョーク」などなど豊富な人間に関する話題を少ない言葉で、それでいてユーモラスだったり悲哀な感じで描いてます。脚本がとてもよいと感じました。かなり濃密です。
SFでロボットというと派手な作品かと思いきや、CGやVFXは極力使われていない印象を受けました。なかなか心にくいですね。話の内容が内容だけにちょうどよい感じでした。個人的には「AI」より好きですね。「AI」はあまりにも人の心のどきつい一面ばかりにクローズアップされすぎていて見ていて辛いシーンがたくさんありました。それに比べるとこの作品は同じようにロボットが主役ですが、見終わって感じることがとても多いですし安易にお気楽なヒューマンドラマというわけでもないので見応えもあります。
以下、ややネタバレします。「人間型のヒューマノイドいわゆるアンドロイドが人気がなくて売れない」、という描写が作中で言われますがこれはなかなか興味深いですね。最新のテクノロジーを追求し、人間の一歩手前までやってきたロボットを「人工の脳があり不死身である限りロボットは人ではない」と決めつける人間たち。
一方で技術が進歩したおかげで加齢による老衰から人工臓器で逃げ続け、人工物が占める割合がどんどん増えていく人間たち。しかもその人工物を発明したのは主人公のロボットなわけでなかなか皮肉な構図です。かなりの部分で人間に近づき、なんと老衰までするに至りようやく人間であることを認めてもらうくだりは涙なしには見れませんね。
昨年話題になった「アイ、ロボット」の原作に割と内容が近い作品です。SFファンにはおなじみのロボット三原則が登場したり、ロボットが個性を持ち次第に変わっていく様はある意味感動します。正直大作だった「アイ、ロボット」より面白いです。話にも深みがありますし。
ロボットにプログラムされた内容や家族との交流はとても心温まるものがあります。家族は夫婦と娘二人なんですが父親役の方と娘役の方は名演です。うーん、とてもGOOD!!でした。作品を通じて人間以外の視点から人間の本質が色々と語られます。「自由」や「SEX」、「人間とは」「寿命について」「ジョーク」などなど豊富な人間に関する話題を少ない言葉で、それでいてユーモラスだったり悲哀な感じで描いてます。脚本がとてもよいと感じました。かなり濃密です。
SFでロボットというと派手な作品かと思いきや、CGやVFXは極力使われていない印象を受けました。なかなか心にくいですね。話の内容が内容だけにちょうどよい感じでした。個人的には「AI」より好きですね。「AI」はあまりにも人の心のどきつい一面ばかりにクローズアップされすぎていて見ていて辛いシーンがたくさんありました。それに比べるとこの作品は同じようにロボットが主役ですが、見終わって感じることがとても多いですし安易にお気楽なヒューマンドラマというわけでもないので見応えもあります。
以下、ややネタバレします。「人間型のヒューマノイドいわゆるアンドロイドが人気がなくて売れない」、という描写が作中で言われますがこれはなかなか興味深いですね。最新のテクノロジーを追求し、人間の一歩手前までやってきたロボットを「人工の脳があり不死身である限りロボットは人ではない」と決めつける人間たち。
一方で技術が進歩したおかげで加齢による老衰から人工臓器で逃げ続け、人工物が占める割合がどんどん増えていく人間たち。しかもその人工物を発明したのは主人公のロボットなわけでなかなか皮肉な構図です。かなりの部分で人間に近づき、なんと老衰までするに至りようやく人間であることを認めてもらうくだりは涙なしには見れませんね。