ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

パリ

2006-07-17 07:30:48 | おでかけ
先週の水曜日の夜中、ふとカレンダーに目がいきました。

あれ?金曜日が赤くなってる。「Fete Nationale」って何の日?っていうより金曜もしかして休み?!そしたら連休じゃん!!!
                         やっほ~。

パパちゃんに言うと、その場でフランスの祝日ネット検索。ナニナニ?「ナショナル」なんて付くって事は建国記念日とか?国民の休日とか??と気軽に考えていたら、どどぉ~~~~ん!!

         『フランス革命記念日』

でした。ルイ16世です、マリーアントワネットです、バスチーユです、ギロチンです、ベルばらです。我々は本当に歴史ある国フランスにいるんだわ。

「週末はパリに。」なんていうと響き的にはちょっとお洒落ですが、舞台裏は結構ドタバタ。そんな直前に連休に気が付いた我々は、慌ててネットでホテルと列車を予約。文字通りバタバタと列車に飛び乗り、革命記念日の週末をパリとヴェルサイユで過ごすことにしました。ちょっとオツざましょ?

朝、出発前に朝食を食べながらテレビを見ていると、朝早くからシャンゼリゼ大通りにはすごい数の人。オープンカーに乗ったシラク大統領が敬礼しながらの軍事パレード。戦車や制服に身を包んだ兵隊さん達がシャンゼリゼを行進したり、戦闘機が凱旋門の上をかすめたり、トリコロールの飛行機雲が空にきれいにかけられています。行く前から気分は高まる!高まる!ワクワク。さあ、出陣です

新幹線の準急で2時間半。着いてみるとお昼過ぎだったので、とりあえず朝のワクワクを胸にシャンゼリゼへ。パレードこそすっかり終わっていましたが、通りの両脇にはトリコロールの旗、旗、旗。道をまだ戦車も通っているし、警察の数も半端じゃない。なにより感動したのは凱旋門にはためく、フランス国民のプライドを表すかのような堂々たるでっかい国旗。今から217年前の今日、ここで歴史が動き、そして歴史がつくられ、今の私たちの生活があるのです。

       


1日目はその後、凱旋門のたもとからいわゆる「はとバス」に乗ってパリ観光。地下鉄を使ってウロウロしたことはあったけど、地上がどういう位置でつながっているのかさっぱり分かっていなかったので、かなり楽しみましたまずは凱旋門をぐるり。シャンゼリゼを通って、コンコルド広場や、オペラ座や、ルーブル美術館や、ノートルダム寺院等々、必見ポイントをくまなく回ってくれます。ツアーの途中には、ダイアナ元妃があの運命の日に最後に後にしたホテルの入り口の前や事故のあった現場の近くを通ったり、かと思えばマリーアントワネットがギロチンにかけられた広場の近くを通ったり、ここが時代を越えて歴史の大きな舞台になったという事実を生々しく感じる瞬間もありました。

2日目は朝からヴェルサイユへ移動。パリから電車で1時間くらいのところにあります。おりこうさんなパパちゃんが、直前に決まったにもかかわらずネットでしっかり予習してくれていたおかげで、電車賃込みの前売り切符を買うことができたため、現地についてから、灼熱の太陽の下、何時には入れるか分からないような長い長いチケット売り場の列に並ぶことなく、すぐに宮殿内に入館することができました。パパちゃんナイス。よ~しよしよしヴェルサイユはとにかく広くてそして暑かった。とても一日で回れる大きさではありません。そんな中でも良いなと思ったのは、ただの観光地にとどまらず市民の憩いの場所になっているということ。車に子供用の自転車を積んできて広大な庭園の森部分で遊ばせたり、芝生に寝転がったり、という光景を目にしました。

3日目はパリにあるオルセー美術館へ。ここもまた、入り口で並ぶという話を聞いていたので、覚悟していたのですが、列の最後尾に着こうとしていると係りの人がやってきて「小さなお子さんが一緒なので、反対側の優先入り口へどうぞ。」と言ってもらえ、なぁ~んと!長い列を横目に、すんなり入れてもらえました。モニョさん、ナイス!よ~しよしよし、よ~しよしよし予定よりも早く入館できたため、のんびり見られることに。それでも、目玉作品が多いのでそれなりに急いで見なければならないほどでした。

もっとも感動した作品。

     
(オルセー美術館はフラッシュなしなら撮影可)

見た瞬間、胸の辺りが熱くなってこみあげそうだった。このゴッホの「オーヴェールの教会」は、中学の時の美術の副教材の表紙になっていたので、3年間を共にしたなじみ深い作品。当時も美術の先生がその素晴らしさを語っていたような気がするけれど、聞くのと見るのでは全く印象が違う。空の青!すごい!蛍光絵の具を使っているわけでも、後ろからライトを当てているわけでもなんでもないのに、どうしてあんなに強い光のようなものが絵から出ているのか。しばらくその場を離れられませんでした。この小さな写真ではあの素晴らしさがとてもお伝えできなくて本当に残念。


2泊3日の旅でしたが、とっても充実した楽しい週末になりました。思い切って行って良かった。気が付けばおフランス滞在も中間地点にさしかかろうとしています。いっぱいおいしい物を食べて、色んな所へ欲張りに出掛けなければでも、日差しが強くて暑いので疲れた~。

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2 コメント

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おフランス生活 (ゆき)
2006-07-21 16:49:03
かえるさん、おフランス生活満喫だぁねぇ~。

フランス革命の日にパリに行っちゃうなんてなんかスゴイ!

日本も歴史ある国だし、京都に行くと特に思うんだけど、「何百年前の今日、ここでどんな人がどんな風にその出来事を見ていたんだろう。」とか考えるとちょっと興奮するよね~。

歴史って楽しい♪



そういえば今週ずっとNHKでフランス世界遺産縦断の旅っていうのをやっていて(フランスからライブ中継だよ)、時間があるとき見てます。

http://www.nhk.or.jp/france/course/index.html#map6

美しいフランスの風景にうっとりしちゃいます。



今は小麦の収穫時期みたいで畑一面が黄金色!木々の緑も濃くて、建物の白い壁と真っ青な空とのコントラストは本当に美しい!!

世界遺産の紹介だけあって、建築物や町並みの美しさも素晴らしく、「是非本物を見てみたい!」と思わせてくれます。

いつか行ってみたいところばっかりだよ~。
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うふふ (かえる)
2006-07-26 07:46:54
この番組話題なんだね~~!!

実はうちの母も、そして母の通う編み物教室のお友達も、みなさん楽しみに見ているようで、その話題で持ちきりだそうです。加藤紀子さんが中継してたんだよね?



フランスのガイドブックを見ていると、行きたいところばかり。国が広いだけに、今住んでいる北西と南の方では全く景色も違って、すごい興味深い~~。番組で紹介した場所で、どこかお勧めのところがあったら逆に教えて!教えて!



ゆきさんも、いつかぜひ本物見にきてね
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