Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

着陸ゲーム 1

2010-02-25 23:04:29 | 体育
 着陸ゲームを行った。今日で2回目である。
 2008年2月の日本体育教育技術学会で,山本悟氏が行った授業の追試である。

 山本氏によると,この運動のねらいは跳び箱へ向かう助走のリズム感や踏み切りのタイミングの取り方を身につけさせることであるという。
 
 私は走り幅跳びにもつながっていくと考えている。
 動きそのものは,ねらい幅跳びである。
 片足踏み切り→両足着地の技能も身につけることができる。

 子どものねらいは輪に着陸して得点をとることであり,教師のねらいは助走のリズムと踏み切りのタイミングである。
 ねらいにはずれがある。
 遊びを通して,技能が身につくようになっている。
 
 ゲームの方法は次の通りである。

(1)3m程度の助走から,横置きに置いた跳び箱の上を片足で踏み切ってジャンプし,マット上の輪に着陸する。
(2)110㎝の位置の輪に着陸したら1点,150㎝の位置の輪に着陸したら2点。
(3)次の条件をクリアーしたときに得点になる。
  ・転ばないで着陸する。
  ・円の中に両足を入れて着陸する。
  ・着陸して3秒間止まる。
(4)1チーム4名で,合計得点で競う。
(5)2名ずつジャンプする係と審判係に分けて,交替して行う。

 山本氏の原実践では助走距離は5mであったが,短めに設定した。
 また,原実践ではマットにチョークで輪を描いているが,ケンステップを置いて目標地点がよりはっきりと見えるようにした。

 簡単そうに思ったが,意外に難しい。

 助走の勢いがつき過ぎると,転んでしまったり手を着いてしまったりして,うまく着陸できない。3秒間止まっているのも難しい。0点になってしまう。
 
 また,片足踏み切りせずに,両足で跳び箱の上に一度乗ってから踏み切る子もいた。
 両足踏み切りを教師が演じ,片足踏み切りの子の示範と比較させることで,違いに気づかせていった。
 練習を繰り返す中で,できない子は少しずつ減ってきた。