再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

営業はアートなり

2012-06-10 10:02:59 | チャット
先週1週間は、久しぶりに関西方面の営業活動に注力した。

以前から感じていることではあるが、新しいことを営業としてご案内する場合に、東方面よりも西方面のお客様の方が、反応が良い。これは決してデータなどはないが、私の長年の体感とでも言おうか。

特に、創業間もない弱小ベンチャー企業の営業マンがひょっこりやって来ても、西方面のお客様は、それなりに話を聞いていただける確率も高く、原則あたらしもの好きである。

そして、さらに成約までの確率が上がるのは、そこに紹介者などの人脈がある場合である。西方面のお客様は、人と人のつながりを重視するというか、相手の顔を立てるというか、そうした人情味の機微が営業の成否を決めることが多いような気がする。これもデータはないが。

そして、最後に、

「よっしゃ!いっぺん、あんたにやらしたげるけど、ぎょうさんまけといてや!」とくる。

金には厳しい、つまり基本ドケチであるものの、このような温かい言葉は、実績のあまりないベンチャー企業の営業マンには、「よっしゃ、やったろ!」という気にさせる大変ありがたいものである。

思えば、大阪や京都には、京セラ、日本電産、村田製作所、立石電機(オムロン)などなど、創業者一代で世界的な大企業まで成長した企業が多い。

こうした企業を育てることができたのも、西の方面のお客様の魂であったのではないだろうか。

営業は何度やっても難しく、厳しくそして楽しい。いつも新鮮な出会いと気づきに溢れている。

二度と同じことを繰り返すことのない一回生の美学。人の生き様にもつながるものがある。

やはり営業はアートである。そして、人生も一度しかない。