再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

仕事は人と人

2013-03-17 10:41:32 | チャット
「仕事は人と人」

先週は、この言葉の深い意味をじっくりと噛み締める1週間でした。

もちろん、仕事は法人と法人、会社と会社の間で、法律上は行われるものですが、実際の現場では、やはりそこに人間が介在せざるをえない以上、最後は人と人の信頼関係に基づくものとならざるを得ない。

とはいうものの、現実の世界は厳しく、人と人との信頼というものは、友達関係のようなナイーブなものでは駄目である。

そこにはお金の問題も絡んだシビアな「切った張った」の世界がある。

でも、その先を突き詰めた時、やはりそこには人と人という血の通った関係に行き着くのではないか。

信頼に対しては、それ以上の信頼で答える。

任せられたことには、相手の期待以上を目指して答えをだそうと精一杯の努力をする。

こうした地道な日々の積上げがあってこそ、結果として顧客や世の中に評価いただける仕事を残すことができるのであろう。

ビジネスマン人生を歩み始めて30数余年を経た今、あらためて、そんな仕事のスタイルを自然と身に付けたビジネスマンになりたいものだと思う。

まだまだ未熟で甘い自分を叱咤激励し、できるだけ多くの方から信頼を勝ち取れる仕事をしていきたい。

恐ろしいのは、そのような確固たる信頼を築くのには、とても長い年月と努力が必要であるが、その信頼を失うのはほんの一瞬であることだ。

この現実の厳しさを熟知しているビジネスマンの後ろ姿には、常にどこかに信頼を失うまいと必死に努力している緊張感が漂うものである。

そんなビジネスマンになりたいものである。いや、必ずなって見せる。

先週の1週間の出来事は、私にそんな覚悟を促してくれました。



サービスとお金

2013-03-09 12:19:14 | チャット
「サービスはただではない!」

この言葉は私自身がビジネスにおいて昔からこだわっていること。

では、サービスが先かお金が先かとなると、現実問題として難しいところがある。

つまり、先にお金の支払いを決めてもらわなければ、絶対にサービスはしないとつっぱねられるかどうか。

現実のビジネスの場では、それほどスッパッと割り切れることはまずない。

むしろ、顧客満足を得るために、まずは徹底的なサービスを提供し、その上でそのサービスの価値を認めていただいてから、初めて対価を請求できるものである。

ある程度の無償の先行投資はやむを得ないこととなる。

クロネコ宅急便の開発者である小倉氏は、常にこう言っていたそうである。

「サービスが先や。利益(金)は後から必ずついてくるもんや。」

リーダーが信念も持って、社員に対してこう言い切れるのは、並大抵の覚悟ではなかったはず。

現在、われわれが直面しているBEMS(ビルエネルギー管理システム)による節電サービスも宅急便と同じかもしれないと最近思っている。

BEMSを導入してから、とにかく顧客満足を得るために、つまり節電効果を出すためには、徹底的に先行サービスをしていくことが必須だからだ。

最初から、そのサービスの対価を求めても、簡単には顧客は払ってくれない。やはり、実際の削減効果を見せないと納得してくれない。

まさに、サービスが先で利益は後の基本姿勢が求められる。

ただし、この姿勢を全ての顧客に対して行うことは、理想ではあるが、おそらく持続可能ではないであろう。特に、ベンチャー企業のような中小にとっては、死活問題にもなる。

ここでは、やはり顧客選択をせざるを得ないこととなる。

顧客の無理難題をどこまで聞き届けるか。この的確な判断もまたリーダーの重要な役割なのであろう。

無理難題を克服してこそ、我々自身の成長もあるものの、その限界がどこなのか。

これこそ経営判断そのものなのだ。

かつてどんなに優良顧客であったとしても、ある時はきっぱりとお断りする。

これは結構、辛くしんどい決断でもあるが、会社自体を守るためには、そうした勇気と覚悟も必要になる時がある。



春よ来い!

2013-03-03 17:06:31 | チャット
先週の2月末は、当社の第6期(2013年8月期)上半期の終了でした。もうすでに先週から、下半期に入っております。

上半期の業績は、なかなか厳しいものですが、今年に入ってからは、なんとか挽回すべく全社一丸となって業績回復に取り組んでおります。

同時に、この2月末でBEMSアグリゲータ事業への挑戦を開始して、ちょうど丸1年が経過したこととなります。

こちらの方もまだまだ厳しい状況ではありますが、今年に入って、やっとこの事業の肝のようなものが見えてきました。

BEMSとは何か?

この導入をされる顧客にとってどういうものなのか?また、どのようにあるべきものなのか?

そのあたりのポイントがおぼろげながら見えてきたというところでしょうか。

結果として、実際の営業の場面などで、競合他社とも堂々と渡り合えるようになってきました。

必ずしも競合に勝つということではなく、負けることも多々あるものの、当社が勝つためのポイントがなんであるかが、はっきりしてきたということです。

自分たちの立ち位置と強みが何であるのか。

自分たちが顧客に提供できる価値が何であるのか。

そうしたビジネスをやる上での根本的な問いに対して、ある程度自信と確信を持って答えることができるようになったとでも言いましょうか。

国の進めるBEMS事業の期限は、あと丸1年。

いよいよ本格的に事業を進める時が近づいて来たのだろう。

春はもうすぐそこまで来ています。社員の皆さん、頑張りましょう!