再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

当社の目指すエネルギーマネジメントとは?

2013-10-26 12:01:32 | コラム
本年9月から創業して7年目が始まっている。

今期は先期の反省も踏まえて、もう一度創業時の原点に戻り、会社としての「基礎固め」の1年と覚悟を決めている。

実効ある省エネやCO2排出低減をするためには、まずは対象となる施設や機器の使用状況の把握が大切であり、そのためにはデータを集め、そのデータを基として具体的な削減方策を導きだし、実行していくことである。

この当たり前のことをビジネスとして展開していこうというのが、当社を創業した原点である。

また、同時に削減結果をしっかりと見極めるための効果検証作業も、持続可能な省エネやCO2排出低減を進めるためには必要不可欠である。

そのためにも、しっかりとデータ管理を継続的に行う必要があるという点も、当社の基本スタンスである。

つまり、省エネやCO2排出低減行動の「入口」と「出口」をしっかりとデータによって押さえること、この重要性と有効性を世の中に普及させ、そのデータ管理のインフラと具体的な削減サービスの提供を担っていこうというのが、当社の基本的なビジネスである。

このような一連のサービスを当社ではエネルギーマネジメントサービスと呼ぶ。

では当社が目指すエネルギーマネジメントとは、一口で言うと表現できるか。

「顧客の環境・エネルギーデータ管理に特化した課題解決ビジネス」となる。

当社は顧客の環境・エネルギーデータの収集、表示(「見える化」)、分析、制御を通じて、顧客との「つながり」「絆」を最重視する企業でありたいと願い、日々事業活動を続けている。

この環境・エネルギーデータに特化したところがミソであり、当社の存在意義でもある。大企業にはできない木目の細かい、かゆいところに手が届くような、顧客の抱える問題や課題に対する解決策を提供していくことである。

このような当社創業時の原点をもう一度真摯に見つめ、それぞれの機能と能力を可能な限り向上させ、会社の基盤としていかねばならない。

それが近い将来の爆発的な成長の前提となると信じている。

例えば、データ収集であれば、どんなデータをなんのために集めるのか、できるだけ安く、効率よく、無駄なく集めるにはどうするか、そのようなデータ収集における企画・設計力(エンジニアリング力)を磨かねばならない。

また、分析においては、顧客の問題や課題解決につながる適切な分析手法の選択と分析結果の分かりやすいレポートが必須となる。その上で施設の運用改善につながるような的確なアドバイス(コンサルティング力)も重要である。

さらに、多様に収集したデータの活用によって、適切な機器や施設全体の自動制御を実施していくこと、これこそまさしく計装技術であり、その現場力としてのエンジニアリング力も身につけていきたい。

最後に、「エネルギーの効率的な利用とコスト削減」が顧客にとっての究極の要求である。

その要求を満足することこそが、当社のエネルギーマネジメントが目指す究極の目的である。

以上のようなビジョンと覚悟の基に、この1年、頑張っていきたい。



原点回帰の読書

2013-10-20 10:19:47 | 読書感想
9月から始まっている当社の今期の経営スローガンは、「原点回帰」とした。

創業7年目に入り、もう一度、創業時の原点に戻って、自らと自社の有り様を真摯に振り返る。

なんのために創業したのか。

なにを目指して始めたのは。

創業時の思いを振り返り、6年の歳月によって、なにが変わったのか、あるいは変わらないままなのか。

昨年度の苦しく苦く辛かった経験を通じて、自然ともう一度、原点を見つめたいと思うようになった。

初心忘るるべからず!

ということで、読書においても、長年積上げた書架を眺めながら、ふっと目に入ってきた昔読んだ本を数冊取り出して、もう一度読むことにした。

1冊はビジネス書。

「なぜマネジメントは壁に突き当たるのか(田坂広志著)」

田坂さんは、私のビジネスマンとして遥か昔に別の道を歩んだにも関わらず、今だに畏敬する上司であり、永遠の師匠である。

その本のタイトルがなぜか目に飛び込んできた。

読み始めると懐かしいような、厳しかった日々が思い出されつつも、その一言一言が昔以上に身にしみわたる。

若輩の折には理解できなかった師匠の言葉の深い意味が、今やっと分かったような気がしたということか、実に未熟な部下であったものだ。

もう1冊は歴史書。

「蒼穹の昴(浅田次郎著)」

こちらはやはり浅田氏の最高傑作であることを再確認した。まだ、読み始めて三分の一ほどではあるが、時を忘れて浅田ワールドに引き込まれてしまう。

最後のクライマックスでは、10年前は確か涙が止まらなかった記憶があるが、今回もその終末に向けて一気に読み進めている。

人間の天命とは? 人はなんのために生きるのか?

10年の歳月が自分自身の感性をどう変えたであろうか、あるいは変わらないままなのか。

今から楽しみにしている。

読書による原点回帰。

実は今まであまり経験したことがないことではあるが、本当はこれからこそ、最も必要なことかもしれないと思おう今日この頃である。



雌伏と至福

2013-10-13 09:18:59 | チャット
当社の2013年8月期(第6期)決算もやっとなんとかまとまった。

社員全員の奮闘努力は言うまでもなく、お客様や協力企業の皆様の厳しくも温情溢れるご支援とご協力によって、奇跡的にも「首の皮一枚」をつなげる結果となりました。

すでに1ヶ月が経過した2014年8月期(第7期)は、先期の反省を活かして、もう一度、創業時の原点を見直すこととしたいと思っている。

そして、エネルギー業界の周りの喧噪に惑わされることなく、じっくりと足元を固める1年とすると誓った。

今のお客様や協力企業の皆様に対して、まずはしっかりとしたサービスによって満足いただくこと、このことだけに全力を注ぎたい。

「雌伏の時」

そんな言葉が頭をよぎると共に、この辛抱の時が、いつか社員全員で「至福の時」を迎えられることを信じて。