再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

安全神話に一言

2015-05-31 05:40:10 | チャット
3.11の不幸な原発事故により、安全神話という言葉が良く語られるようになった。
この安全神話は、どうやって形成されるのだろうか。
私自身、原発については、3.11前から消極的容認派とでもいう立場を取ってきたつもりである。
高レベル放射性廃棄物の処理問題という大変重い課題を背負っている以上、またテロなどの重大リスクを完全に払拭できない以上、原発はある意味過渡的な技術であり、できる限り早期にもっと安全でかつクリーンな電源へと置き換えるという方向性を示し、そこに向かって努力していくべきではないかという立場でした。
今でもこの考え方は、基本的には変わっておりませんが。
当時は、こうした発言を公の場ですると、原発推進派からは、かなり強烈なバッシングを受けたものだ。
要は日本の原発は、幾重にも安全対策が施されており、絶対に安全であり、大きな事故など起こるべくもないから、素人は安心して専門家に任せなさいという感じだ。
安全神話というのは、こうした絶対に大丈夫というある種の思考停止回路に入ることなのだろう。
この種のような事柄は、実は我々の周りにたくさんある。
絶対に大丈夫と自からが思い込むことで、日々の煩わしさや不安から開放されたい、安心や安寧を得たいという願望かもしれません。
こうした日常にいかに対処していくか。
生活の知恵のようなものは、要するに事に対する時、物理的、時間的な余裕を持ち、さらには精神的なゆとりを持つことなのだろう。
絶対にと思い込むのではなく、なにかあってもなんとかなる、なんとかする、なんとかできるという気持ちの余裕が大事なのでないか。
これこそが、様々なストレスの溢れる現代社会をスマートに生きる術なのではないかと思う今日この頃である。

ESCOふたたび!

2015-05-23 05:53:18 | チャット
ESCO推進協議会という業界団体がある。
もうかれこら16~17年前に設立された団体であり、その設立には私も参加させていただいた。
当時は、省エネルギー推進の期待の星として、ESCOが脚光を浴び始め、国も様々な支援をしてくれたものだ。
その後、原油価格の高騰や原子力発電頼みのCO2削減策などによって、省エネルギー事業の事業性と魅力が薄れつつあったなかで、3.11という大きな出来事を受け、その低落傾向には拍車がかかったかのようである。
一方、太陽光発電を含めた再生可能エネルギーは、固定価格買取制度というウルトラCによって、超活況を呈してきた。
その華々しい状況を羨望の念を持ちつつ横目で見ながら、省エネルギービジネスをなんとかしたい。
儲かり魅力ある省エネルギービジネスを創ること。
このことを残された自分の人生を賭けたライフワークと定めた者として、今こそもう一度原点に立ち返り、ESCOの再生に力を尽くす時ではないかと、最近思い立った。
資源の乏しいわが国エネルギー政策の一丁目一番地は省エネルギーである。
この信念に基づいた自らの実践を世の中に示すこと。
そんな想いをいだきつつ、ESCO推進協議会へ復帰することとした。
とは言うものの微力の自分に一体何ができるのか、何をすべきなのか。
日々悩みつつ、少しでも一歩でも二歩でも、前に進みたい、否、進むぞと自らに誓う。