再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

社長の役割

2014-03-30 04:15:21 | チャット
3年先の会社の生き残りを考えることが社長の唯一の仕事である。
そうした社長への格言は、いたるところで聞いていたはずであるが、震災直後であった三年前に、今の状況をどこまで想定して、いろいろなことを決め、行動をしていただろうか。
そのころの自分が作ったプレゼン資料などを見返してみると、やたら言葉が踊っているだけで、本当に会社の方向性を変えようという気迫と覚悟のないことが透けて見えてしまう。
なぜそうだったのだろうかと回顧するに、いろいろな言い訳は思い浮かぶものの、やはり最後は自分自身の未熟さと無能さに尽きる。
やはりビジネスは結果なのである。
では、この反省を活かすためにも、これから三年後、あるいは2020年という節目の年に向けて、同じ誤ちを繰り返さないこと。
それが唯一今できることであり、すべきことなのだ。
そう心を定めて世間の新年度を迎えたい。


人生戻れるとしたら!

2014-03-23 06:17:44 | チャット
もし人生やり直しができるとしたら、どこまで戻りますか?
まったく最初から、小学生から、大学から、就職から、結婚から、転職から、起業から、などなど。
それにしても、その時点で予想や期待したことと、なんと違う人生を歩んできたことかとあらためて思う。
今振り返ると、自分で決めたことなどあまりなかったような。むしろなにか大きな流れに乗っていただけのような。
またこれからも、そんな人生を歩むのだろうか。
でも、不思議と後悔の念はない。もちろん、反省や自戒すべきことは、山のようにあるが。
そうなると、最初の問いには、どう答えるのか。
やっぱり今が一番いい!
そしてさらにこれからが今以上にもっと楽しみ。
きっと予想外のことや、大変なことや、悲しく辛いことが一杯待ち構えているだろうが、それでも今が一番いい。
そして、これからに真正面から立ち向かいたい!


再生可能エネルギー普及の担い手に期待したいこと

2014-03-15 15:21:38 | チャット
3.11後のエネルギー政策の中で、最もインパクトがあったのは、やはり「固定価格買取制度」だ。

それまでの「RPS制度」では、残念ながらなかなか思うように再生可能エネルギーが普及できなかった。
私自身は、その前制度に賭けて思い切った投資とビジネス展開を試み、見事に惨敗の憂き目を見ましたが、今回の制度はかなり事業者側に優しいものとなっている。つまり、利益を出しやすい、もっと言えば、利益が出るように制度設計がなされているということか。ただし、その前提として、それらの利益の源泉は、私達国民全体が負担しているということは絶対に忘れてはいけないのだが。

そこで新制度を活用し、発電事業を急拡大させている事業者に言いたいことが一つだけある。

「貴方は何のために再生可能エネルギーを普及させ、その上で何をしたいですか?」

この単純な問いに対して、その事業者はどう答えるか。
自分の会社の利益は、産業界も含めた国民全体に起因するものだということをどのように受け取っているのか。

いずれにしても、エネルギー資源に乏しい日本国においては、再生可能エネルギーをもっともっと普及させる意味は大いにあるだろう。そのためには、国民全体がそのための負担に応じるべきだと思う。

だからこそ、それらを担う事業者には、それなりの責任感と使命感が必要なのではないか。

決して株や社債に投資するような気持ちで、利回りだけを求めて、この種のビジネスに手を出すことだけは止めて欲しいものだ。
いやしくも発電事業に関与する以上、供給責任という重い言葉は、24時間365日ついて回るものである。

だからこそ、この制度はある種の普及に向けたきっかけにすぎないのであり、再生可能エネルギーを長期的に大量普及させるためには、10年、20年の長いスパンで腰を据えて取り組む覚悟と骨のある事業者がもっともっと出て来て欲しいものである。

私自身も遅ればせながらそのために尽力していきたい。
もちろん、本業の省エネも一緒に!



人生の変節点における大切なこととは?

2014-03-08 06:30:08 | チャット
今週の火曜日の3月4日は、前職の会社が東証マザーズに上場した記念日であった。
それから丸9年が経過。あの雪日の早朝の光景は、今だに鮮明な記憶として残っています。
もちろん社長を志半ばで退任した今、この記念日を祝う仲間はおらず、一人密かに過ぎし日々を懐かしむしかない。
ただ今年は、この日に起こったある出来事によって、それまでのわだかまりやこだわりが氷解することにもなった一日となった。
今日までの9年間は、さまざまな慚愧の想い、後悔の念や自虐的な気分との長い闘いの日々であった。
決してそれらは死ぬまで消えてなくなることはないだろうが、それでもそれらのネガティブな感情を乗り越え、やっとポジティブな思考へと、自分自身をもっていくことができそうになってきた。
これこそが、人生の変節点における「卒業」と呼ぶことなのだろうか。

自分自身の意に反して強制的に変節を強いられてから6年半。
随分 と長く苦しい日々を過ごしたものだ。
逆に言えば、自分自身の意志によって変節点を迎えようとするならば、やはりその時点でまずは自分は今卒業に値するのかどうかを強く意識すべきなのではないだろうか。
そうしないと、いつまでも過去の課題と宿題を抱えたままとなり、新しく生まれかわり、新しい世界におけるさらなる成長は望めないことになってしまう。
卒業の大切さ。
このことを強く意識した一週間であった。
来週からは、生まれ変わった私を積極的に見せて行きたい。


下期の始まりに想うこと!

2014-03-02 05:29:02 | チャット
早いもので、もう今期(第7期、2014年8月期)も昨日から下期に入りました。
この上期も業績面では昨年と変わらず、なかなか厳しい状況に終わりました。
売上は昨年よりも大幅に増えたものの、利益ベースでは、微増に終わりました。
なぜなら、各案件毎の利益率が良くないということです。
3.11のエネルギー業界の激変以来、当社が目指してきた需要側の切り札として出現したBEMSアグリゲーターというビジネスモデルは、当初の企図や期待に全く応えることができない状態が続いています。
それに反して、供給側では再生可能エネルギーの普及を企図した固定価格買取制度が、期待以上に功を奏して、多数のプロジェクトが立ち上がり、多数の企業が大きな収益を上げています。
この現実は、時代の流れに最も敏感たるべきエネルギーベンチャー起業家としては、反省などという軽い言葉ではなく、もっと重く深く自省すべきことだと感じています。
一つのことにこだわること、成功するまであきらめないこと。
今こそこのような起業家精神の根幹である言葉の意味をもう一度自問自答すべき時ではないか。昨年末以来、ずっと悩み考え続けています。
お前は一体何にこだわって、なにを追い求めているのかと。お前の成功とは、そもそもなんなのかと。
今年に入って、それらの問いへの答えもやっと見えてきました。
下期以降は、悩み苦しみ自分で出した答えを迷うことなく実践することとしたい。
起業家という職能を選択した自分の人生はあきらめない。人生の成功とは、死を迎えた瞬間にこそ、自分自身で判断すべきこと。
この起業家としての矜恃は、心深くにしっかりと畳み込んで大切にしていきたい。