再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

「ゆで蛙」の法則

2008-07-26 09:36:05 | チャット

「二匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は最初水で緩やかに温度を上げていく。すると前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対して、後者は水温の上昇に気付かずに死んでしまう」

これが「ゆで蛙」の法則と言われるもので、たびたび人間組織の比喩として用いられる。

人間はある程度の環境適応能力を持つがために、緩やかな変化には比較的鈍感であり、たとえその変化が致命的なものであっても、受け入れてしまう傾向がある。例えば、業績悪化が危機的なレベルにあっても、それを危機として受け入れられず、「ゆで上がって」しまうまで気づかない。

こういう組織は、中にいる者にはなかなか分からないもので、ただ外から冷静に見ていると良く分かることがある。

自分自身が「ゆで蛙」状態にあるのかどうかは、自分自身を客観的に映す鏡を持つしかない。組織も同じことで、組織を客観的に映す鏡が必要である。

ビジネスの場合、それは唯一厳しい顧客であろう。新しい分野の新しい顧客にぶつかっていくことから、自分自身と自分の所属する組織の本当の強さが分かってくる。

そうした地道な努力と格闘を日々継続しているか。それが個人と組織の生き残りの唯一の道であろう。


最近忘れていた大切なもの

2008-07-19 11:28:56 | チャット

ここ数週間、しばらくの間忘れていたとても大切なものを思い出す機会に巡り合えた。

「ベンチャー魂」

まさに、その言葉に込められた意地とプライドと、何よりも熱い思い。

ある時から、また知らず知らずのうちに、この大切なものを忘れていた。年齢を重ねたせいなのか?経験を積んだが故のことなのか?

人間歳を取ると、新しく何かを得ようとするよりも、既に得たものを失うことを恐れるようになるのか?

いずれにしても、あることをきっかけに忘れていたことが蘇り始めた。

Stay Hungry. Stay Foolish.

ベンチャー魂の原点は、このスティーブ・ジョブズの言葉にすべてがある。

そして、自分の生き方も、死が訪れるまでのしばしの間、

「かくありたい!」


サミットを終わって

2008-07-11 08:36:07 | コラム

北海道洞爺湖サミットが終了しました。結果の評価については、メディア各社、新聞各紙、評論家各氏、政治家各氏によって、実にさまざまですが、概ね及第点ギリギリといったところでしょうか。

私個人としては、「ちょっとものたりないな」というのが正直な感想です。

特に、「日本は省エネ分野のリーダーシップを」と意気込んで臨んだ割には、「さすが日本はリーダーだ」と実感できるほどの成果ではないのではないか。

もちろん、これは現地裏方の苦労をまったく知らない評論家的なコメントだと分かっていますが、やはり日本的というか、「調整役に徹した」というところでしょうか。

もちろん、地球温暖化問題のようなグローバルで、長期的かつ複雑な問題の場合は、日本のような調整型リーダーシップが求められるのかもしれませんが。

そんな中でも、米国の傲慢さには閉口します。彼らの精神性には、「自ら律する」という感覚はないのでしょうか。

その意味でも、他国の思惑は別として、「日本だけでも、こういう目標と行動を行っていく」というような宣言ができないものか。こんなことは国益に反し、外交交渉上はありえない選択なのでしょうか。おそらくそうなのでしょうが。

福田さんも、サルゴジ氏のように「ヘイ!ジョージ」などと気軽に呼びかけるぐらいの軽いノリで米国人をあしらってもらいたいものです。

このノリも、日本人には苦手なところでしょうか。

とにかく、近い将来に「省エネについては、日本をお手本にして、日本のやり方についてこい!」と高らかに宣言する政治家・リーダーの出現を期待したいものです。

かくいう私は、そのように世界に公言できための実績づくりに、日々地道に取り組んでいきます。

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偶然の縁(えにし)

2008-07-05 05:45:31 | チャット

今週は、高校時代の同級生の何人かと会う機会がありました。ミニ同窓会といったところでしょうか。

高校卒業から30数年、社会人になって30年が近く経ち、それぞれにそれぞれの人生を歩んで来た者達が、旧交温めるのは、人生の至福の時です。

私の高校は、中高一貫校で、愛知県江南市に在る「滝学園」というところです。6年間在学したわけですが、その間、校長先生から訓示を受けたことを思い出します。当時は、毎回同じ話をされることに、「耳にオオダコ」状態でしたが、年を経るにしたがい、その言葉の深さと重みを感じております。

「世界に何十億といる人間の中で、今ここに集まり出遭った皆さんは、偶然の縁です。この縁(エニシ)を一生大切にしてください」というような主旨のお話だったと記憶しております。

確かに人間一人生きている間に会う人は、ほんの一握り。さらに会話を交わす人は、そのさらに一部。さらにその中で、年を経ても一緒に酒を飲めるのは、希少な人たち。

そう考えると、この人生の一瞬がいかに大切であるか、そして輝く一瞬であることか。

「じゃあ、また」と次に会う約束もなく、それぞれの世界に戻っていく。そこに、なにか新しいエネルギーを得たことを感じつつ。