再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

夢と志を思い起こせ!

2012-12-23 10:32:13 | チャット
人は逆境にある時、つい目先のことのみに忙殺され、自分の立ち位置と存在意義を忘れがちなもの。

そんな時こそ、もう一度、原点である初心に戻り、自らの心を整えるべきであろう。

起業家にとって、唯一無二の原点は、ビジネスという場を通じた自らが生きるための「夢」と「志」である。

そもそも自分の「夢」はなんであったのか?

そして、その夢の実現を通じて、何を成し遂げたいのか?

それこそが、「志」である。

今の会社は、2007年9月4日、5名の創業メンバーによって起業した。

この会社を例え規模は小さくても「キラリと光る企業」にしたい。そして、創業メンバー全員一緒に東証の鐘を5つ撞きたい。

これが創業時の私の夢であったはず。

でも、その夢は単なる通過点であり、その先に目指すものは、「省エネルギー専業で有能な若者が入社したくなるような立派な会社へと成長させる」であったはず。

「静脈産業のトヨタやソニーを創る」

それこそが私が起業家としての歩みを始めた40歳の時からのビジネスマン人生をかけた「志」である。

2012年という一年は、年初から本当に苦しく辛いことばかりの一年であった。そして、残念ながら未だにその苦しさや辛さからは脱却できていない。

こんな時だからこそ、もう一度、起業家としての「夢」と「志」を思い起こし、2013年という新しい年に向けて勇気と覚悟を持って立ち向かっていこう。

そう宣言して、このブログを本年最後としたい。

世界中の人々が良い年を迎えられますように!



2012年の総括

2012-12-02 11:17:50 | コラム
2012年の年頭所感で、「今年はまず足元を見つめて、じっくりと力を蓄える一年としたい」とした。

今年は年初より、国内のみならず世界的にリーダー交代など極めて不安定な一年となると予想されることから、中小ベンチャー企業の経営者としては、厳しい年を生き抜くために、上記のような堅実路線を選択したはずであった。

まだ1ヶ月ほどの残された時間はあるものの、結果として世の中の動向についての判断には間違いはなかったが、当初とは随分異なった経営判断によって、じっくりどころかかなりの積極路線を選択したことになった。

「BEMSアグリゲータ事業」という当社の本来目指すべきビジネスモデルであったものとは言うものの、今年の2月頃よりこの新しい分野への挑戦へと大きく舵を切った。

「じっくりと力を蓄える」どころか、「走りながら考え、順次対応する」と、ある意味ベンチャーらしい行動を選択した。

それによって、今年の後半は相当社員への大きな負荷とプレッシャーを掛け続けることとなり、この傾向は引き続き来年も続くものと予想される。

そもそも「じっくり」などという甘い判断がベンチャー企業らしくなかったのか、あるいは「走りながら」という一か八かの挑戦という経営判断が正しかったのかどうか。

たとえ間違っていたのだとしても、もう後戻りはできない。むしろ、今は正否を論じるよりも、より早く懸命に走り続けることだと覚悟を決めるしかないのだ。

ここ数ヶ月の苦悶の末、やっと腹に力が入るようになってきた。

社員と会社の雰囲気も、確実に変わってきたようだ。皆の必死さが伝わってくる。

今はとにかく走る。走り続ける。

当面のゴールはまだあまり良く見えないけれど、遠くに霞む頂だけはしっかり見据えて走る。

このような境地に至ったこと、これこそが今年の総括であり収穫でもある。

2013年に向けて、なんとしも生き抜いてやるぞ!