再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

政治の閉塞感を誰が招いたか?

2012-01-14 10:50:14 | ニュース
発足からたった4カ月で内閣が改造され、適材適所だったはずの大臣5人が更迭された。一体、この国の政治はどうなってしまったのか。嘆かわしい限りである。

ただ、この体たらくの原因を謙虚に顧みれば、前回の参議院議員選挙でのわれわれ国民の審判の結果ではないのか。民主党を参議院で過半数割れさせてしまったことで、国会はまったく機能しなくなった。

自民党や公明党も、今やまったく国家の重責を担える政党であると思えない。党利党略、私利私欲で政治活動や意思決定をしているとしか思えない。

大阪市長になった橋本氏が、今の制度・仕組みでは、誰が総理大臣となろうとも、どの政党が政権を取ろうとも、何かを決めて物事を前に進めることができない、と言いきっていたが、まったくその通りである。

しかし、やはりこうした状況を招いたのは、われわれ国民であることをわれわれ自身が強く認識し、反省すべきであろう。

マスコミもテレビ番組を跋扈する評論家連中も、まったくこうした問題に触れもしないし、ただ単に現状の政治をショー化して、国民感情を弄んでいるだけである。

要はわれわれ国民の一人一人の責任が大であり、猛省すべき時なのであり、民主党や総理大臣が悪いのではないということを公の場で言うべきではないか。その種の論調でコメントする腹の据わった輩もほとんどいない。

では、どうすればいいのか?あくまで今の政治体制が厳然たる事実として存在している以上、その前提での対処が必要である。

つまり、われわれは2009年夏に政権選択の機会である衆議院議員選挙で民主党を選んだ。少なくとも衆議院議員のあと残りの任期の1年強程度は、どんなことがあっても我慢して民主党に任せるしかないのだ。

自民党や公明党が騒いでいるように、今、解散総選挙をして、その結果が今よりも良くなるという保証でもあるのか?

もう騙されてはいけない。それこそ、今よりもさらに悪化した不毛な状況が続くことは目に見えている。そして、その問題先送りのつけを払わされるのは、私達の子供や孫たちなのである。

今は、野田さんの不退転の決意という覚悟に賭け、民主党を支えるしかないのだ。少なくともあと1年程度は・・・。