稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

工房の片付け

2019年07月16日 | つれづれ
連休ということで東大阪の事務所には行かずに工房(奈良の自宅)の片付け。
もう思い切ってどんどん捨てることにした。断舎利実行!

20年間も仕舞っていたものや、ホワード勤務時代の書類も出てきた。
せっせと作っていた「ホワード再建計画書」も陽の目を見ず廃棄だ。


(足の踏み場も無い状態)


(何かと思ったら太巻きのビニール絶縁テープだった)


(35年も前の東亜特殊電機秋田駐在所勤務の名刺)


(ホワード時代に売っていたウイッグサンプルが出てきたのでかぶってみた)


(取ったところ)


(半田ごてや糸ハンダ、ハンダ吸い取り器は同じところに)


(断線していた小型アンプとミニテスターもついでに修理)


(でっかいアンビルも出てきた)


(少し小さいアンビル)

アンビルは、年を取ったらミニ鍛冶屋をやってみたかったので買い求めたもの。
庭には炭も耐火煉瓦もあるから鍛冶屋の真似事は今すぐでも可能である。


(無くしたと思っていた電工ナイフも出てきた・・サビが悲しい)


(同じようなものは同じボックスに取り合えず放り込む)


(電子部品の小箱も出てきた・・ああ懐かしい・・)

無くしたと思っていたものも出てきたし、
無いと思って買った同じもの(主に工具)がいくつも出てきたり。
昔の思い出が出てきたりして時間の経つのを忘れるほどだ。

しばらくは工房の整理にかかりっきりになりそうである。
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映画「トイ・ストーリー4」を観に行く

2019年07月15日 | つれづれ
確かダイキンの稽古会があったはずだが、
行ったら絶対に悪化するので映画を観に行くことにした。
雨も降っていたしね。


(イオンシネマ高の原の入り口)

映画はトイ・ストーリー4。
7月12日から公開中。

ディズニー公式サイト。(画像は公式サイトから拝借しています)
https://www.disney.co.jp/

おもちゃの世界を舞台に描くピクサー・アニメーションの大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第4作。ウッディたちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰る。ボニーの今一番のお気に入りであるフォーキーを仲間たちに快く紹介するウッディだったが、フォークやモールでできたフォーキーは自分を「ゴミ」だと認識し、ゴミ箱に捨てられようとボニーのもとを逃げ出してしまう。フォーキーを連れ戻しに行ったウッディは、その帰り道に通りがかったアンティークショップで、かつての仲間であるボー・ピープのランプを発見する。一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも2人の捜索に乗り出すが……。

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ディズニーランドは行く気にならないがディズニーの映画は好きだ。
トイ・ストーリーは全作観ている。面白いから。

トイストーリーは小さな子供向きでは無い。
それが証拠に、上映中に小さな子供が「帰りたい~」って泣きべそかいてたほど。
せめて小学校高学年からでないと話の筋が見えないのではないかと思う。
4作目だが、1から3まで見てなくても楽しめる。お勧めの映画である。


(右下がフォーキー)


(左からボー・ピープ、ウッディ、バズ・ライトイヤー)

出演するキャラクターの中に、I口初段そっくりなのがいた。
彼が出てくるたびに笑ってしまったほど。

デューク・カブーン
カナダ出身のバイクスタントマンのおもちゃ。
CMのように高く遠くへ飛べないため、
持ち主の子供に飽きられてしまったことがトラウマとなり、
自分に自信が持てない


(デューク・カブーン)


(同じく)


(ウッディと、ボー・ピープ)

ボー・ピープは可愛い女性である。
3では出ていなかったが1と2ではロングスカートだった。
今回はパンツ姿で登場し、逞しく、決断力行動力ともに優れた女性に変貌していた。

最後は自分的には少しだけ意外な展開になったが、
それでも「それはそれで良し」として高評価を与えたい。
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長正館一刀流定例稽古(中野中学校、2019年7月13日)

2019年07月14日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の中野中学校の格技室で(第5を除く)毎週土曜日17時から。
(8月の稽古はお休みします)
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【長正館一刀流館員募集中】
武道未経験者でも構いません。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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先週に続き上腕三頭筋の肉離れで稽古は口頭指導のみ。


(前半の稽古風景)


(大病療養中の吉田さんも休まず稽古を続けておられる)


(後半は恒例の構えの稽古から)


(後半の稽古風景)


(20日の府下大会での演武用の形合わせ)


(後半の稽古風景その2)


【感想・反省点】

特記事項は無し。
自分の故障が悔しいだけ。
無理は禁物とはわかっていても。
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佐保の川べり(2019年7月12日)

2019年07月13日 | バイク・クルマ
奈良税務署に納税証明書を取りにバイクで行った。
久々に一条通を東に向かう。法蓮橋で佐保川を横切った。

つい口ずさんだのは小学校時代の卒業式の「送る歌」である。

“佐保の川べり水ぬるみ、めだかもすいすい泳ぎだす~♪”

奈良女子大学文学部附属小学校の卒業式では、
在校生が「送る歌」を歌い、次に卒業生が「応える歌」を歌った。
送る歌の2番だったか3番だったか、歌い始めが「佐保の川べり・・」だったのだ。

4年生の時に、奈良女子大学文学附属小学校は、
近鉄奈良駅の北側の奈良女子大の敷地から現在の学園前に引っ越した。

近くを流れていた佐保川から遠く離れてしまったので、
歌詞も「生駒おろしも和らいで桜のつぼみも歌ってる」に変わったが、
私の中では佐保川のほうがイメージが強い。
(もしかしたら変わったのは随分あとなのかも知れない)

法蓮橋から東へ進む。転害門から南下し税務署へ。

納税証明書を受け取って、少し時間もあったので、
戻って東大寺の焼門、そして法蓮橋でバイクを止めて数枚写真を撮った。
最後はインスタ栄えで有名な大仏プリンの前。
ここのプリンは一度食べてみたいものだ。

カメラはメモ用のWX-350。


(信号待ちの一条通から転害門を見る)


(東大寺焼門跡)


(土塀ではなく手前の東側の道の両側に礎石が残る)


(佐保川に架かる法蓮橋)


(バイクは愛用のバンバン200)


(大仏プリンの前で)


(しかし変わった建物だ)


(工房を整理してたら出てきた写真、1971年5月)

上の写真のバイクはヤマハFB50で、高校時代は暇さえあれば乗り回していた。
写真はノートに貼り付けたもので能登半島一周野宿ツーリングの記録である。
奈良市内もこのバイクで随分あちこち見て回ったものだ。

今度はもう少し良いカメラを持って奈良の散策をしてみたい。
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木曜会定例稽古(2019年7月11日)

2019年07月12日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時15分まで。今年23回目。参加人数20名ほど。
先週は腕の故障のためお休み。本日も見学のみ。
O野君来るかな?と思って着替えたけどO野君もお休み。
開いた扉から風が入ってきてそこそこ涼しい。

本日は横で見学。
特に気に留めた部分のみ記す。

---素振りでのお話---
左足のヒカガミを伸ばしたところから左足で右足を送り出す。
体幹が出来ると目標物に対する打突のブレが無くなる。
振り下ろした時、左拳が上がるような打ちにならないように。

---稽古中でのお話---
竹刀が打突部にきちんと当たらないのは間合いが悪いから。
大抵の場合は間合いが遠すぎるから。

打ったあとの足捌きと体捌きの改善。
打ったあとは、振り向いて対峙し、右足を引いて構えること。
振り向いた時に足が泳いでいては駄目。剣先もピタッと止めること。
振り向いた時に近ければ、そのまま下がって右足を引いて構える。
この時に頭を引いて背筋を伸ばすと見違えるほど風格が出る。

打ったあとの残心、構え直しは昇段審査では見せ場である。
歌舞伎の見得をきるのと同じでゆっくり堂々と行うのが良い。
見得をきっている時は相手は打って来ない。

普段の稽古でも考えながら稽古をすることが大事で、
こしてやろう、こうしたらどう出るかな?など考えながら行うこと。
そのためには自分から仕掛けていく「先の気持ち」が大事である。

「いーち、いちに」の剣道。「いーち」でどう入るか。
「いーち」で入れるか入れないかで剣道は決まってしまう。
そこで相手の機を見て技を出す。すぐ打ってしまっては駄目。
打ち気にはやって入ってしまったら失敗する。

勝つべきところは「相手が打とうとした」ところ。
「いーち」で入るところを怖がっていてはいけない。
しゅっと入る。思い切って自分の打ち間まで入ること。

先の気持ちを持ち続けること。
集中とは「今、起ころうとする現象を予測し続けること」である。
(木曜会メンバーであるメンタルトレーナーの衣笠氏の言葉)
一点に集中することでは無い。先先と読んで閃く剣道。

「いーち」で入ってすぐに打っても駄目だが待ち過ぎてもいけない。
どこまで我慢すれば良いのか。それが明確になるのが間合いである。
相手が来るのを待ってばかりいては待ち剣になってしまう。
自分から中心を割って入って行けると思ったら打つことも大事。


(稽古前の風景)


(素振り)


(3人1組の稽古風景)


(「いーち、いちに」の説明-1)


(「いーち、いちに」の説明-2)


(「いーち、いちに」の説明-3)


(最後の1分半の回り稽古)


【感想・反省点】

始礼のあと、師匠に「腕の肉離れして見学します」と言うと、
「トシ考えなアカン」「理に適ってないんと違う?」言われてしまった。
確かに相手よりも先に打とうと無理をし過ぎたのは事実である。

左腕はテニス肘、右腕は肉離れ。
もはやスピードを求める年でも無いのも確か。
これは鍛える方向を変えなさいという暗示なのかも。

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打ったあとの残心、右足引き付けての構えを意識するだけで、
稽古している道場全体の雰囲気が変わってしまうのがわかった。
全員、風格が違うのである。少しのことでこれほど変わるものなのか。
これは日頃、常に意識しておきたいコツである。

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終了後、同門のK芦五段にアドバイス。
基本稽古であっても元立ちは真剣に打つこと。
真剣に打ち込むことによって自分の稽古にもなるし掛かり手の稽古にもなる。
真剣に面に打ってくるから掛かり手は出小手も返し胴も打てるのである。

面打ちが出来ていない。面が打てなければ攻めが効かない。
最初から構えの剣先が相手のほうを向いていない。
打ってきたら返そうとする剣風が丸わかりである。
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長正館定例剣道稽古(矢田中学校、2019年7月10日)

2019年07月11日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の矢田中学校の体育館で毎週水曜日19時半から。
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【長正館練習生募集中】
初心者、元経験者、有段者を問わず募集中。
レベルに応じて個別指導を行います。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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井上館長を入れて参加人数は14名。
私は腕が痛むため、ほとんど稽古に参加せず。


(本稽古前の剣道形稽古)


(準備運動と素振り)


(井上館長は小学生の指導)


(回り稽古方式で切り返しと基本稽古)














(稽古終了)


【感想・反省点】

K部五段との稽古中に大きく振り上げたらズキッと痛みが走った。
やはりまだまだ本格的な稽古は無理である。湿布薬は治療薬では無いようだ。
余った時間は写真を撮って稽古を拝見した。
何人かは左足が右足を追い越してから打つクセがあり目に付いた。

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本日、松原まで、長正館の振り棒(吉田誠宏作)を返してもらいに行った。
今年の春に亡くなった、あべの錬武館の田中先生に貸していたものである。
いずれまた「長井長正範士の遺文」に関連して紹介したいと思う。


(呈 長井先生 七十六才 誠宏作)


(全国武者修業記念)
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黒糖飴のこと

2019年07月10日 | 食べ物の話など
昨夜は涼しくて鈴虫らしい虫の音を奈良の自宅の庭で聴いた。
今朝は職場近くの公園で蝉が鳴くのを聴いた。
涼しいのやら暑いのやら。。。

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さて黒飴(黒糖飴)の話。

黒糖飴が好きで自分の元気の源だと思っている。

もともと呼吸器系が弱く、年がら年中咳をしている。
慢性と言うか持病と言うか生まれつきと言うか、
鼻の奥が慢性鼻炎で、鼻汁が喉まで切れ目無く落ちてくる。
喉が乾燥すると粘膜が炎症を起こして昔は一年に一度は高熱を発していたのだ。

医者に言われ、今は冬場はマスクをして寝る習慣になっている。
乾燥しないせいか、高熱を出して寝込むようなことは無くなった。
それでも咳や痰きりは四六時中している。喉はいつもいがらっぽい。

稽古に行く時は車の中で、のど飴を1つか2つ口に入れるのが常だ。

稽古では大きな気合を出す。
喉を保護する意味もあるが、若干なりともエネルギー補給の意味もある。

お気に入りののど飴は黒飴で、
数年前までカバヤ食品の「沖縄本黒飴」が常食だった。


(カバヤ食品の「沖縄本黒飴」)

これは一粒の大きさが、大き過ぎず小さ過ぎず、ちょうど良い大きさ。
黒砂糖と黒飴が2重構造になっていて一度口に入れると2度おいしいという優れもの。

気に入っていたが、残念なことに製造中止になってしまった。
製造中止になる前に10袋を大人買いしたが最近とうとう無くなった。

仕方が無いので別の黒飴を買ってみたがどうも気に入らない。
で、スーパーとドラッグストアを数件回って何種類かを買って食べ比べた。


(6種類買ってきた)(右上は最後の1個のカバヤ食品の「沖縄本黒飴」)

同じカバヤの黒飴もあったが味はイマイチだ。
結果的にはリボンの「生黒糖飴」が(この中では)一番おいしい。
黒飴の真ん中には秘伝の"濃厚生黒ペースト"がたっぷり入っているらしい。


(今、いちばんお気に入りの、リボンの「生黒糖飴」)

で、リボンの「生黒糖飴」を散々食べたあとで、
最後に残ったカバヤ食品の「沖縄本黒飴」を食べてみた。

マズイ!何だこりゃ?

数年前のものなので残ってた1つの味が落ちていたのかも知れないが、
おいしいと思って食べていた事が不思議に思えるほど違和感があった。

逆に、カバヤ食品の「沖縄本黒飴」を散々食べたあとで、
リボンの「生黒糖飴」を食べたらやっぱりマズイと思うのだろうか?

人間の味覚(いや私だけか)なんていい加減なものだと思った次第。

今後も、黒飴は新しいものがあったら食べ比べていくつもり。
自分の中の究極の黒飴探しの旅である。お勧めがあったら教えて欲しい。
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ねずさんのひとりごと「チベットはなぜ侵略されたか」

2019年07月09日 | 政治や歴史など
ねずさんのひとりごとは本当にためになる。
今回は中国によるチベット侵略の話のコピペ。

香港は現実問題としての脅威を感じているが、
台湾や沖縄だって、近い将来、現実も問題となる恐れがある。
アメリカがいつまでも日本を守ってくれるとは限らない。
お花畑では国は守れないことを肝に命じるべきである。

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ねずさんのひとりごと「チベットはなぜ侵略されたか」
http://nezu3344.com/blog-entry-2709.html



以前にも書いたことがありますが、世界の国家(南太平洋の島国を除く)は、210カ国ありました。
そしてこの200年間の間に、そのうちの60あまりの国家が消滅しています。
10数カ国は自発的に他国と合併しました。
残る51カ国は近隣諸国からの軍事侵略によって消滅しました。

それらすべてが平和裏のうちに新たな国家となり、また民衆のための平和国家が建設されたというばかりであれば、それは歓迎すべきことです。
けれど現実に起きたことは、そこに戦闘があり、また武器を持たないばかりに、武力で蹂躙され、強姦され殺害されてきたという事実です。

たとえばチベットは、かつてChinaの西奥の広大な地域を国土に持つ人口600万人の仏教国でした。
Chinaに清王朝があった時代、清國皇帝はチベットを仏教国として敬いました。
チベットは清朝の柵封国ではあったけれど、清國の領土ではなく、かつ、清國皇帝から尊敬を得た独立国家だったのです。

そのチベットは、国民の1割が僧侶という、平和で争いのない国でした。
そこに、大東亜戦争が終結した4年後の昭和24(1949)年、建国したてのChina共産党の人民解放軍が押し寄せました。
このときの中共政府の言い分は、「我が国領土を確定する」という、実に身勝手なものでした。

けれど、もうひとつ大切なファクターがあります。
それが「富」です。


建国早々にチベットを襲ったChina共産党は、蒋介石率いるChina国民党を武力によって倒してChinaでの政権を樹立した政権です。
なぜ国民党を倒すことができたかといえば、ソ連から武力装備の援助を受けたからです。
ソ連が援助した中身は、旧日本軍から取り上げた装備です。
他人のものだから、無償で提供してもソ連は、自分の国のフトコロが痛むわけではなかったのです。

おかげで崩壊寸前にあったChina共産党は、勢力を盛り返し、China国民党を打ち破ることができました。
ところがこれには、大きな「お釣り」がありました。
というのは、China共産党が、「ソ連の援助を受けて建国」すれば、建国後にはソ連の属国にならなければならないのです。
つまりChina共産党は、「Chinaを領土として確定」した瞬間に、その領土をソ連に捧げなければならなくなります。

なぜなら、ソ連はただ善意でChina共産党を助けたわけではないからです。
ソ連から武器の供給を受けて戦ったChina共産党は、ソ連から提供された武器その他の代金を払わなければ、そのままソ連に飲み込まれ、独立国ではなくなるのです。
そのためには、ソ連に支払いをしなければなりません。

ここでChinaという国の国情を、もう一度振り返ってみます。
Chinaは、清王朝にせよ、China国民党にせよ、China共産党にせよ、単一の政権が国土を牛耳っている国民国家ではありません。
Chinaには大きく分けて7つの軍閥があり、それらの軍閥の下には、さらに無数の軍閥が複雑な階層を担っている、Chinaは古来、そういう国です。

これはたとえていえば、日本という国の中に、山口組や稲川会、住吉会、会津小鉄会、共政会など、いま21の全国指定広域暴力団がありますが、その暴力団には、さらにその下部に無数の中小規模の暴力団があり、そして日本国政府なるものが「暴力団の上に乗っかっている」そんな状況にたとえることができます。

China国民党の総裁である蒋介石は、そのChinaの軍閥のひとつです。
ですから蒋介石軍閥が、他の軍閥に協力を要請する(あるいは支配する)ためには、常にそれぞれの軍閥へのそれなりの見返りが必要になります。
これは、China共産党にしても同じことです。

蒋介石本人は、ただの貧乏書生だった人ですが、宋美齢と結婚した人です。
妻の宋美齢の実家の宗家は、Chinaを代表する大金持ちです。
ですから蒋介石は、資金面の不自由なく、またソ連からカネをもらう必要もなく、独自の軍閥を組織できました。

ただ、自分のいるエリアだけを支配するのではなく、Chinaを統一して日本と戦う(日華事変)には、他の軍閥の協力が不可欠です。
そしてそのためには、巨額の富が必要となります。
そこで蒋介石は、「Chinaの伝統的な方法」で、この富を手に入れました。
それが、清王朝の居城である紫禁城への攻撃です。

紫禁城には、清王朝が世界から集めた値段の付けられないほどの高価な財宝の数々がありました。
蒋介石はこれを奪いました。
紫禁城での収奪は徹底していました。
清國最後の皇帝である愛新覚羅溥儀には、英国人家庭教師から送られた自転車1台と、いま着ている一枚の服と、カビ臭い古びた玉座以外、何も残さなかったのです。
紫禁城内にあるあらゆるモノ・・・緞帳に使われていた布から、台所の調理器具に至るまで、それらは全部奪い取られたのです。

そして蒋介石は、その奪いとった財宝や家具や調度品や衣類の数々を、まるごと他の軍閥への報酬(買収資金)として遣いました。
それだけではなく、対日戦線のための欧米での宣伝工作資金にもしました。

所詮は、奪いとっただけの他人の財産です。
自分のフトコロが減るわけではない。
財宝は、(蒋介石にとって)効果的に活用されたわけです。

他人のフンドシでスモウをとるとは、よく言ったものです。
「酷いことをする」と思われるかもしれません。
けれどこれは、Chinaの歴代の王朝が王朝の交代劇の都度繰り返してきた、Chinaでは伝統的なやり方です。
それどころか、ひとつの軍閥が、皇帝の財産を奪ったとなれば、むしろ積極的に他の軍閥はその分け前に与ろうとしてきた。そのために殺戮さえも厭わないという、欲望と殺戮の歴史が、Chinaの歴史です。

これは、庶民生活でも同じです。
むかし、西洋の船がChinaの港につくと、その船の周囲にChinaの船上生活者たちが集まってきました。
彼らが何をしに集まったかというと、理由は2つあります。

ひとつは、竹竿を使って外国船の窓に竿の先をひっかけ、子供にその竿を伝わらせて船内のものを盗むためです。
もうひとつは、船の排水口から流れてくる残飯を、網ですくって食べるためです。
ひとつの船が、うまく残飯をすくうと、子供達がその残飯に群がります。
それだけでなく、近くのChineseの船が近づいてきて、盛大な食べ物の奪い合いと殺し合いが起こります。
ですから、当時の外国船は、放水してそれらChina船を追い払いました。
貧しいがゆえ、と思われるかもしれませんが、それらChinaの船上生活者というのは、船を所有することができているだけ、Chinaでは裕福な層だったのです。

そこに富があれば、食い物があれば、とにかく奪って、自分のものにする。
そして富や食い物をわけることができる人は、大人(だいじん)とされてきたのです。

さて、大東亜戦争の終結後、蒋介石は毛沢東率いるChina共産党に追われました。
追われた蒋介石は、この時点で、すでに紫禁城から奪い取った財宝の多くを費消してしまっていました。

つまり、共産党は、ソ連から借りたカネを払うにも、国内の他の軍閥を調略するためにも、必要なカネや財物を、すでに蒋介石から奪うことができない(蒋介石に富がない)状況になっていたのです。

そこでChina共産党が目を付けたのが、Chinaと陸続きにある古い国であるチベットでした。
チベットは、もともとは「吐蕃(とばん)」と呼ばれていましたが、成立したのは7世紀にさかのぼります。
そしてダライ・ラマが国を統括するようなってからも、この時点ですでに300年が経過しています。
そのチベットには数々の寺院があり、値段の付けられないほど高価な仏像があり、古い経典があります。

すでに国内の清王朝の居城である紫禁城は財宝が奪われて空(から)、それ以外の各地の城塞都市も、すでに国民党に荒らされて、場内の財宝は空(から)です。
そしてこの時点で、もっとも豊かな財宝を所持していたのが、チベットでした。

つまり、冒頭に申し上げた、China共産党が「我が国領土を確定するため」というのは、文字通りそのままの意味なのです。
少し言葉を足すならば、「China共産党が、自分たちがしたソ連からの借金を返して、ソ連の国土への侵略と政治介入の脅威から自分たちを護り、またChina全土の軍閥を味方につけるのに必要な支払いの原資となる財宝を、チベットから奪うこと」。
これが、China共産党の「我が国領土として確定する」という言葉の意味です。

China共産党は、その後、昭和54(1979)年にも中越戦争を起して一方的にベトナムに攻め込んでいますが、これまた1977年まで続いたChina国内の文化大革命によって、停滞した国内経済を立て直し、軍閥の共産党離れを防ぐために、ベトナムの財を奪いに行ったという側面を否定できません。

わかりやすく言うと、Chinaという国は、軍閥という名前の全国指定広域「暴力団」が地域を牛耳り、その暴力団の上に「政府」が乗っていて、その政府は、常に軍閥たちにカネや財をバラまいて彼らを豊かにしなければならない国なのです。
これは、秦の始皇帝の昔から、唐、宋、明、清、国民党、中共と名前が変わっても、その実情はかわりません。
そして、政治の支配力が弱まるというのは、政府が国内にある軍閥にカネを渡せなくなること。
つまり、政府が存続するためには、周辺にある豊かな国に軍事攻撃を仕掛けて、その国の財を奪わなければならなくなるし、そうしなければ政府が生き残れない、というのが、Chinaという国です。

中共の「人民解放軍」がやってきたとき、仏教国であるチベットは、国防兵力を持っていませんでした。
仏教の聖地であるチベットに、軍は何百年もの間、必要がなかったのです。
そこに押し込みを働いた中共の人民解放軍は、チベットで11万人の僧侶を拷問して殺害し、150万人の国民を虐殺しました。
なんと、信じられないことに、全人口の4分の1を虐殺してしまったのです。

人口の4分の1というのは、日本で言ったらちょうど就労者の人口がこれにあたります。
日本では、総人口1億2千万人のうち、ちょうど4分の1にあたる4千万人が就労者です。
ということはつまり、毎朝通勤電車に揺られたり、早朝の通勤渋滞を招いている車に乗った人達全員が殺されたようなものです。

中共政府に抵抗するものは、こうして全部が殺害され、古い歴史を持つ仏教寺院は破壊され、焼尽され、若い女は集団で強姦され、そしてChina共産党はチベットの財宝を手に入れ、China国内の軍閥を抑えることに成功しました。
そして人口450万に減ったチベットに、中共政府はなんと700万人ものChineseを移住させ、昭和40年には、「民主的な方法」を持って、チベットを西蔵自治区という中共の版図に加えてしまったのです。

パンダといえば、おそらく多くの日本人が、「中国生まれの可愛い動物」と思っていようかと思う。
けれど、パンダは、もともとはチベット固有の生き物です。
国を奪い取られたチベットにいたパンダを、中共政府は「元々中国のもので~す」とばかり、China外交の切り札として使っています。

それだけではありません。
中共政府は、チベット人たちに、チベット語を話すことを禁じ、公文書や公用語、テレビやラジオの放送まで、全部、北京語にすることを強制しています。
チベット語しかわからないもともとのチベット人達にとって、これではいきなり外国での生活を余儀なくされたも同様です。

こうしたチベットへの圧政は、いまも続います。
だから、チベットの伝統や文化を護ろうとする若い人達が、フリーチベット運動を行い、自らの命を犠牲にしてまでも中共政府に抗議し、その抗議の声を世界に向けて発信しようとして、自殺を禁じられた仏教徒であるチベット人の若い女性が焼身自殺までしているのです。

そしてその後の中共は、路線を経済政策に転換しました。
宣伝工作によって外国から民間投資を招き入れ、その投資資金で経済を活性化してきました。
年間二桁の経済成長は、軍閥のフトコロを肥やし、彼らの軍備を強固にしました。

ところがそのChinaの経済成長が止まったのです。
そうなると、軍閥にとって、中共政権は、もはや邪魔者でしかなくなります。
中共政権は、生き残るためにどうしたらよいのでしょうか。

この数年間は、粉飾決算でなんとか誤魔化してきました。
東シナ海、南シナ海の海洋資源を手に入れようともしてきました。
アフリカでは世界的に禁止されている象牙の収穫を大々的に行い、ジェット旅客機に高価な象牙を満載して軍閥に配りました。
他国の領海である小笠原にある紅珊瑚を乱獲して、高価な珊瑚の装飾品に仕立てて軍閥に配ってごきげんをとりました。

けれど、そんな中共の国内工作も、もはや先が見えるようになってきました。
そして、こうした状況に至った時、Chinaの歴史で毎度起きたのは「富を持ったところを襲って富を奪う」ことです。
Chinaでは、その歴史が繰り返されてきたのです。

いま、Chinaの近くにあって、もっとも富んだ国や民族は、どこでしょうか。
そして米国とともに、日本が安全保障を強化しようとしたときに、もっとも反対したのは、どこの国だったでしょうか。

安倍内閣の施政について、とかく批判の声も多いようです。
保守系の方でも、安倍批判をされている方もおいでになります。
いろいろな方の、いろいろな考え方があること、それ自体はとても良いことだと思います。

ただ、いま安倍内閣は、いまの日本でできる最大の政治運営を行っていると思います。
できることとできないことがある。
ただ理想を振りかざすのではなく、左派、右派、いろいろある中で、いまできる最良の選択を安倍内閣はしていると思います。

私は争いを好みません。
保守という自覚もあまりありません。
保守と言った瞬間に、保守でない人と敵対する、というのでは、日本の心から外れると思うからです。
日本はいま、左派右派、保守、非保守の枠組みを越えて、みんなが力を合わせるときにきていると思っています。
なぜなら、現実のChinaの脅威が、私達の日本に迫っているからです。
そのために、真実という情報の共有化が必要です。
それが「シラス(知らす、Shirasu)」国の、本来あるべき姿です。

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ねずさんのひとりごと
http://nezu3344.com/



Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長 倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表 日本史検定講座講師&教務。
(著書)
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』?
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱?序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
最新刊
『ねずさんと語る古事記・弐?天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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長正館、月例稽古(2019年7月7日)

2019年07月08日 | 剣道・剣術
長正館の月2回の日曜稽古。
前半(17時~)は一刀流、後半(18時半~)は剣道稽古。
通称「月例稽古」は東住吉区湯里小学校の体育館。
詳しくはホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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---小野派一刀流稽古---
17時~18時過ぎ。参加人数8人。
館長は道場連盟の会合のため欠席。
形は大太刀の折身の理合の説明から始まる。
打方が袈裟に来るのを仕方が応じるところ。
極意にある「鍔元から内小手を深く抑え打方の水落を突いて」の部分。
この時、打方の袈裟切りに対し、刃先をどう応じるかは重要である。

メインは小太刀6本の稽古。
一通りやってやってみたが課題多し。


(16時に到着したがまだ門は開いていなかった)


(大太刀と小太刀、1本は剣道形用の小太刀)


(剣道稽古の前の休憩時間に形の稽古)

---剣道稽古---
18時半~19時45分。参加人数9人。
見学2名(1名は一刀流のM上さん、もう一人は古い館員のS村さん)。

最初にH尾三段と稽古したら右腕が痛み出した。
あとは休憩し、最後にM上初段とK藤六段とだけ軽く稽古。
28日の地方審査の立合稽古2名の指導をして終了。


(円陣で準備運動)


(素振り)


(K藤六段とK芦五段)


(H尾三段とF六段)


(M上初段とF六段)


(I口初段とF本六段)


(F六段とK藤六段)


(K芦五段とI口初段)


(K芦五段とF六段)


(I口初段の構え)


(S口二段とF本六段)


(稽古終了、上座)


(稽古終了、下座)


【感想・反省点】

小太刀は間違って憶えている部分もあり、
指導陣で再度確認しておかねばならないと反省。

剣道はやはり無理があった。
帰りは腕をさすりさすり運転して帰った。
もうしばらくは大人しくしている・・つもりだ。
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長正館一刀流定例稽古(中野中学校、2019年7月6日)

2019年07月07日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の中野中学校の格技室で(第5を除く)毎週土曜日17時から。
(8月の稽古はお休みします)
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【長正館一刀流館員募集中】
武道未経験者でも構いません。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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上腕三頭筋の肉離れ。
痛みは治まり、ゆっくりとならば腕を上げられるようになった。
しかし大事を取って稽古中は横で口頭指導のみとした。
後半、初心者のSさんに乗突のみ教えて稽古の輪に入れた。

遅れてきたI口さんに手裏剣を手渡す。プレゼント。
これは工房の整理で引き出しから出てきたもの。
貰ったのか買ったのかも記憶が無い。
若い頃はいろんなことに興味を持っていたのは確かだ。


(自宅の引き出しから出てきた棒手裏剣)


(前半の稽古風景)


(後半は構えから始める)


(同じく)


【感想・反省点】

普通にしていると痛みは無いのでつい動かしてしまう。
動かすと痛みが走って「イタタタ・・!」という感じ。
夜の稽古(生駒の宝剣会)は休むことにした。
行くと絶対に無理して治癒が長引くからだ。
「休むのも稽古のうち」と思うようにしている。

8月末の南伊勢の愛洲の演武は3組6人を考えていたが、
予定者の錬度や指導日程を考えて2組4人に仮決定した。

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書いているうちに思い出した。
棒手裏剣は自分で稽古しようとしたのではなく、
工房で作って販売しようと考えて見本を買ったのだった。

で、結局、自分で使いこなせないのに、
満足のいく物は作れないことに気がついて、
引き出しの肥やしになっていたという次第である。
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三者三様なる温度計

2019年07月06日 | つれづれ
自宅の食堂には温度計が2つある。
1つは外気温と室内温を表示するもの。
もう1つは室内温と室内の湿度を表示するもの。

いつも気になっているのが、
この2つの室内温がいつも1度ほど違うこと。
アナログなら気にならない誤差なんだろうがデジタルだと妙に気になる。
気にはなっていたが「まあそんなものか」と慣れてきていた。

さて、自宅に工房を作ったので、
この工房用にピンクの温湿度計をもう1つ買ってきた。

さっそく3つ並べて数値を見ることにする。


(左から、室内外温度計、古い温湿度計、新しい温湿度計)

室内外温度計の外の気温は23.9度、室内温は24.5度。
古い温湿度計は、室内温が23.7度、湿度は61%。
新しい温湿度計は、室内温が23.8度、湿度は72%。

もう何が何やらわからない。
左の白い室内外温度計の温度がいい加減なのはわかったが、
今度は湿度が11%も差が出てしまったのだ。
いったい我が家の湿度は何%なのだ?

1個、1,000円程度の商品の精度はこんなものなのか。
人ならば三者三様で良いのかも知れないが温度計は駄目だろう。
しかし、確かめるべく別の湿度計を買う気にはならない。

「まあいいや」と思うようになるまでは、まだしばらくかかりそうである。
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剣道の稽古で上腕三頭筋の肉離れ

2019年07月05日 | 剣道・剣術

(上の図の一番下、上腕三頭筋がキリキリ痛んでいる)

いつも行ってる職場近くのH谷整形外科に行った。(昨日は休診日)
「せんせい、腕の肉離れってあるんですか?」って聞いたら、
「あるよ、筋力のある者が急に激しい動きをしたら肉離れしやすいよ」だと。

足などは準備運動していても、なかなか腕までは意識がいかなかった。
一昨日、水曜日(長正館)の稽古でも、準備運動の輪には入らず、
足のストレッチをして、あとは軽く素振りしただけ。
どうやら面の相懸かり稽古で無理し過ぎたようだ。腕は盲点だった。

準備運動に熱心で無いのは、剣友で仕事仲間で酒友達の三重は尾鷲のO田七段に、
「ストレッチなんかするもんじゃない」という話を(酒の席で)聞かされたから。

何でもストレッチをすると本来持っている能力が出なくなるらしいのだ。
彼は稽古の前に準備運動をしない。
立場上、やらなければならない時は、したふりするらしい。
それでも見事な稽古や立合いをするのだからまんざら嘘では無さそうだ。

昨日は、たっぷりとボルタレンを塗って、エアサロンパスを吹きつけて、
その上から保護用のネットをして寝たので今朝は少しは痛みもマシだ。

明日の土曜日は長正館の一刀流と宝剣会の稽古。
明後日の日曜日は長正館の月例稽古(一刀流と剣道)がある。
いずれも出席したいので、きょうは貰ってきた湿布を貼って大人しくしていよう。


(ロキソプロフェンNaテープ100mgとボルタレンゲル1%)

昨夜(7月4日)は四条畷の師匠の稽古も休んで、
早めに自宅に戻って深夜まで工房に籠もって一刀流の小刀作り。
腕さえ上げなければ痛みは起きない。

一刀流の小刀作り。
これはまた機会があれば紹介します。


(下が、使えなくなった大刀を切って削って製作途中の小刀)
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長正館定例剣道稽古(矢田中学校、2019年7月3日)

2019年07月04日 | 剣道・剣術
大阪市東住吉区の矢田中学校の体育館で毎週水曜日19時半から。
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【長正館練習生募集中】
初心者、元経験者、有段者を問わず募集中。
レベルに応じて個別指導を行います。
詳しくは長正館ホームページまで。
http://doujyou.net/choseikan/
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井上館長を入れて参加人数は15名。H尾二段は見取り稽古。
うち、七段2名、六段2名、五段3名、中学生2名、小学生3名。

Ⅰ口初段は仕事のため少し早めに帰った。
そこそこ蒸し暑いが稽古終了は20時を少し回った。


(F六段による準備運動)


(素振り)


(井上館長は小学生の初心者指導)


(C六段とK芦五段)


(上の写真のK芦五段の構え)

構えを正さないと六段合格は難しいと再三注意している。
特に右手の握り。竹刀を横から抱えるように握るクセが直らない。
理解はしていても、少し夢中になるとこの握りに戻ってしまう。
上半身が固くなり少し前かがみに構えてしまう。
この握り方からだと右肘を曲げての右手打ちしか出来ない。


(初心者のKママは打ち込み中心の稽古)


(K野三段とK川五段)


(Tちゃんの打ち込み・後方はC六段によるI口二段の指導)


(S口二段とC六段)


(F六段の初心者指導はなかなか上手だ)


(Tちゃんの面打ちは良くなった)


(稽古終了)


【感想・反省点】

S口二段との稽古の最中に急に右腕の上腕部がズキッ!と痛み出した。
振りかぶると激痛が走る。大きな打ちも小さな打ちも出来ない。

その前の稽古で打たれたか突かれたのかと思ったけど、
それなら青痣か赤痣が出来るはずだが何も無い。こんな経験は初めてだ。

筋を痛めた以外に考えられない。肉離れのようなものか。
竹刀を振ると右の二の腕がキリキリ痛む。
思い切って面を外して稽古を中断した。無理は禁物。

今(翌日4日)も頭を掻くのも痛いほど。
4日の木曜会は休むことにした。行けば無理してしまうから。


(二の腕=上腕部の下側が痛む)

手持ちのボルタレン(消炎剤)をたっぷり塗って、
エアサロンパス吹き付けてネットで保護しておいた。
医者に行ったら木曜日は休診日だったのだ。残念。
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詐欺メール、【重要】カスタマセンタ-からのご案内

2019年07月03日 | 詐欺、迷惑、防犯、防災、危機管理
楽天を装ったメールが届いた。

↓ここから
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【重要】カスタマセンタ-からのご案内

【重要】楽天株式会社から緊急のご連絡
下記内容をご確認いただきますよう、何卒お願い伸し上げます。
お客様の楽天市場にご登録のクレジットカード情報が第三者によって不正にログインされた可能性がございましたため、セキュリティ保護の観点から緊急の措置としてお客様の楽天会員登録のパスワードをリセットいたしました。
お手数をおかけして申し訳ございませんが、引き続き楽天会員登録をご利用になる場合は、お手続きをお願いいたします。楽天 IDとパスワードでログインしてアカウントを更新してください。

ここをクリック

上記が問題でない場合は、このメールを無視してください。
今後ともよろしくお願い致します。

楽天市場
発行元:楽天株式会社

------------------------------
↑ここまで

差出人が、楽天株式会社なのに、アドレスが noreply@0912.co.jp で、あきらかにおかしい。

クリック先のURLは、http://warnning-accounts-recovery-support-rakuten.com/
で、これも楽天では無さそうだ。

こういうメールが来たからと言って、
安易にリンク先を開いたり、メールに返信したりしてはなりません。
くれぐれもご用心してください。
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『月曜から夜ふかし』国体剣道の八百長疑惑について。

2019年07月02日 | 剣道・剣術
TVは観ていないので知らなかったが、7月1日の『月曜から夜ふかし』という番組で
国体での剣道の八百長疑惑が取り上げられたとFacebookで紹介され驚いた。


(月曜から夜ふかし・日本テレビ系)

『月曜から夜ふかし』国体剣道の八百長疑惑にマツコ絶句 連盟は否定も説明に批判殺到
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190702-81039561-sirabee?fbclid=IwAR1X9oIwZpmVKAQ6_3MIJ38JAWuVEl32qAxXKqeXjcgfQRlUzwd8lt2CrIg

消えてしまう可能性もあるので下にコピペしておく。

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■「剣道国体の結果が怪しい」と調査依頼
事の発端は番組視聴者から「剣道国体の結果がちょっと怪しいので調べてほしい」と、調査依頼があったこと。
調べてみると確かにそれは事実で、数十年前から「成年男子・成年女子・少年男子・少年女子」の殆どで国体開催地が優勝しており、八百長疑惑が浮上しているのだという。真相を探るべく、番組スタッフは全日本剣道連盟理事に話を聞くことに。

■理事は八百長を否定
スタッフは国体の結果が記載されたフリップを手に、「これは八百長があったとかではなく?」と突っ込んだ質問を行う。これに対し理事は「ああ、そういうことは一切ないです」と否定し、判定の難しさを力説する。
しかしスタッフは、「開催県に対しての忖度では?」と再質問。すると理事は、
「そういうことは一切ないです。国体の開催県が決まるのが7年ぐらい前。開催県の剣道連盟は5年前から強化が始まる。今年の茨城県も5年前から強化している」
と説明し、八百長を否定した。

■「見えない力」が働く?
続けて理事は、「確実に開催県が試合をやったときには、開催県の目に見えない剣道に必要な能力というものを、フルに彼らは発揮しますよ」と説明。
この発言に村上信五は「うん?」と疑問の声を上げる。さらに今年の国体について理事は、「茨城県が4種別優勝できるかどうか、ここがポイントなんです」と話す。
スタッフが「それって茨城県が優勝するって言ってるようなもんじゃないですか」と返すと、「どっかの種別で必ず優勝します」と断言。「必ずっていうと八百長と思われちゃいます。必ずはダメですよ」と諭すと、「必ずに近いほどですよ。いやいや勉強になりました」と高笑い。
結局番組は、剣道国体で開催地が優勝することについて「開催地がプライドにかけて見えない力を発揮するから」と結論付ける。
VTRを終始無言で見守っていたマツコは小声で「これオンエアしちゃっていいのかな…」と呟く。理事は笑っていたが、「異常」と取られても致し方のない論理だっただけに、マツコは「ヤバさ」を感じたようだった。

■剣道連盟に批判
八百長は否定したものの「開催地は見えない力を発揮するから優勝する」と発言した剣道連盟に、視聴者からは「異常すぎる」「炎上案件」など、批判が殺到している。

■不正行為はないと思われるが…
剣道連盟が「八百長ではない」と否定しているうえ、競技者と思われる視聴者から「開催地が強化をしているのは事実」という声がある以上不正行為はないと思われる国体剣道。
しかし結果が偏っていることや、アマチュアボクシングで特定地域への意図的な贔屓とも思える判定が問題になったことがあるだけに、疑念を抱く人も多いようだ。
ちなみにしらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,363名を対象にした調査では、長年スポーツを見ている60代の8割が「スポーツの試合で判定がおかしいと感じたことがある」と回答している。



放送後剣道連盟への批判は高まっており、「八百長」と感じている人も多い様子。開催地の強化への取り組みと結果への因果関係について、詳細な説明が必要になっているのではないだろうか。

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)

【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2018年8月31日~2018年9月3日
対象:全国20代~60代の男女1,363名 (有効回答数)

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【感想】

開催県が、奮励努力して、何としてでも優勝するぞと意気込んで、
死に物狂いの努力を続けて優勝することは確かにあるだろう。
記事を見ると「殆ど」という言葉があり「全部」では無いということは救いである。

特に剣道の審判の判定は微妙で判断の難しい部分がある。
しかしだからと言って「白を黒」というような判定は錯誤以外では起きないと信じる。

ただ、人間のすることだから、多少の忖度判定もあったのでは無いか?

国体は「国民体育大会」の略で、
昭和21年から京都を中心とした京阪神地方で開始され、
「広く国民の間にスポーツを普及し、国民の健康増進と体力の向上を図り、
地方スポーツの振興と地方文化の発展を図ることを目的」としている。

正式競技が37競技で、公開競技として綱引きやゲートボールもある体育祭、
つまり「お祭り」的な意味合いもある国民的な行事なのである。

どのようして忖度判定を行うのかはまったく想像がつかないが、剣道に限らず、
開催県に多少甘くなってしまうのは、ある程度は仕方が無いことのかも知れない。
「開催県さん、ご苦労様でした」というハンディのようなものなのかも知れない。

これは剣道の問題ではなく国体特有の現象ではあるまいか?

お祭りだからと言って、いい加減で出鱈目であってはいけないのだが、
お祭りだから少し加減が甘くなったということはあるのかもなあ・・・

というのが正直な感想である。
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