稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

一刀円相

2018年01月01日 | 長井長正範士の遺文
小野派一刀流は本来円球に象って(かたどって)、
一刀即万刀、万刀即一刀の円相を根本理念としております。

即ち太刀の形には反りがあり、これを数多くつなぐと円相となり、
大虚(宇宙)の姿となります。

太刀の働きもまた丸く、切落としも丸く、払捨刀(ほしゃとう)も丸く、
勝つこともまどかであります。

宇宙全体の軌道のように、丸く片寄ることのない太刀道の
円相の働きを組太刀で体得せねばなりません。

このような心構えで剣道に精進し
人格円満な立派な人間に成長するよう努力しようではありませんか。

長井長正


(○は墨汁を牛乳で薄めて画いてみました。昭和56年、盛夏)


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【編集追記】

喪中ですので新年のご挨拶は控えさせていただいています。
今年もよろしくお付き合いください。m(_ _)m


(元旦の朝、喪中だが日の丸だけは揚げさせてもらった)
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