稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

課題を作って取り組む(木曜会、2018年9月13日)

2018年09月14日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷の市民活動センターでの木曜会稽古。今年31回目。
10月からは以前の四条畷西中学校の体育館になるらしい。

稽古内容は、素振り、切返し、正面打ち、相面、小手打ち、小手面打ち。

師匠の指導の要点のみ記す。

少しでも右足に体重が乗ると打てなくなるものだ。
ほんの少しの前傾姿勢が剣道を狂わせる。

(切返しのあとで)
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昨夜のH警察での稽古で稽古に新八段のM浦八段が参加した。
M浦八段は基本稽古への取り組み方が違う。
1つ1つに自分の課題を作ってやっている。
切返しでも、最初は大きくゆったりと行い、次は呼吸法で行い、
最後は最初から最後まで一呼吸での切り返しをしていた。
基本打ちでも中心を取ったところから打ったり、足をすっと入れて打ったり、
色々なバリエーションで自分の課題を見つけて取り組んでいた。
皆さんも漫然と稽古していては駄目である。
自分の課題、目標を作って取り組むことが大事である。
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攻めが強すぎても警戒されて打たせてくれない。
打ちますよ!と入るのではなく自然と入ってそこから打つ。
中心を取ってしまうと相手にストレスを与え過ぎる。
打つ前は竹刀の交わる点が中心(体中心)である。
右足を出しながら(ここで初めて)中心を取って打ちに出る。

頭の中で考えていては打つのが遅れる。
いつでも打てる準備が出来ていなければならない。
自分から懸かっていく気持ちではなく、いつでも打てるぞの状態。
気持ちを乗せて間合いに入ること。考えていては遅い。

小手は間合いを考えて。左足が基軸である。
身体が前後にブレていては打てない。左拳の位置は動かさない。
身体を残したままで(左手は伸ばさない)点で打つ。流れないこと。


(正面打ちの稽古)


(竹刀の交わる点が中心である)


(触刃の間)


(交刃の間)


(一足一刀の間)


(右足を出しながら中心を取っていく)


(出した右足をさらに出して一気に打ちに出る)


【感想・反省点】

師匠の言うように最初の切り返しは漫然としていた。
気持ちとしては準備運動のような気持ちだ。

大きくゆったりとした切返しであっても課題はある。
それを忘れて漫然と切返しをしていた。
注意されてからは稽古が終るまで気持ちは張っていた。
大変だが、内容のある稽古になった。稽古は量や時間ではない。

連続写真を撮って気がついた。
師匠の面打ちも全日本剣道優勝大会優勝者の面打ちと同じなのである。
入り方は違うが、竹刀を振り上げる間合いは相手の鍔元なのだ。
自分の打ちは、もっと遠いところで振り上げている。

鍔元まで入って強く打てるということは筋肉以上に手首の柔らかさが必要だ。
いつでも打てる身構え気構え。そして柔らかく素早く打つのが課題である。
そして足を大きく出してもぶれない体幹が大事なのだと改めて思った次第である。
コメント
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