Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

エボニーロッド

2009-12-03 22:58:01 | 日記
今日は曇り、夕方は少し雨が降りました。
いつものパターンだとヘッドの加工をするのですが、今回はちょっと違います。
作業は、ネックに補強材を仕込みました。
19世紀ギターはテンションの弱い弦を張るので補強材は入れていませんでしたが、モダンタイプはテンションが強くなるので念のために補強しておく事にしました。
黒檀の角棒を埋め込む、エボニーロッドです。
まずは、黒檀材から角棒を作ります。
サイズどうり切り出し、鉋で直線を出します。
角棒が出来た所で、ネック材に溝を彫ります。
溝と角棒がピッタリ合わさらないと、補強にならないので隙間が出来ないよう微調整しながら合わせます。
ネックの裏側に入れる方法もありますが、今回は指板側に入れました。
この作業はやり慣れていないので、作業手順を考えながらの作業になりました。
溝と角棒がピッタリあった所で、角棒にネックが反らないようおまじないをかけて、接着しました。
もっと早く出来るかと思ってましたが、なんだかんだで今日の作業は接着まででした。
ロッドはわずかにはみ出るようにしてあるので、あとでネックの面とツライチにします。
今日、ホームページの方をマイナーチェンジしました。
どこが変わったのか解らないくらいの変更ですが、追々もっと充実させたいと思っています。
写真は今日仕込んだエボニーロッドです。


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