Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

コンサートウクレレ、バインディング溝彫。

2013-08-09 22:32:43 | 日記
今日は朝方は雨でしたが、のち曇り。
秋田県の北部では記録的な大雨でしたが、秋田市内はあまり降りませんでした。

作業はコンサートウクレレのバインディングの溝彫です。
今回のウクレレはコンセプト的にはバインディングもパーフリングもいらないのですが、一応つける事にしました。
いつものようにパーフリングカッターで切って行きました。
製作家の人はたいがいルーターを使って彫っていると思いますが、マニュアルで地味に彫って行きます。
愛用のパーフリングカッターです。


本来はバイオリン用だと思うのですが、これでギターもウクレレも彫ります。
この道具を使ってもボディーが歪んでいたり、使い方が悪いと等幅に溝が彫れません。
ウクレレは小さいボディーですが、均等になるように彫って行きました。
パーフリングも巻くので、段つき溝です。
仕上がった溝のアップです。


明日はウクレレのネックを接着して、パーフリングから巻いて行く予定です。
余裕があれば、モダンタイプのボディー組み立ての準備もできればと思ってます。

最近は全国的に天気が不安定ですが、今日は県内に大雨の警報が出ました。
県北では被害もかなりあったようです。
昨日の夜の天気予報ではさほど降らないと言ってましたが、雨が降り出してからの警報です。
あまりにも天気がおかしくなってきているので、予報も当たらないのかもしれません。

写真は溝彫が終わったコンサートウクレレのボディーです。