Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ギターを作っていて悩む事

2009-08-02 23:34:49 | 日記
今日は、たまたま立ち読みした本にためになる事が書いてあったのでもう一つ書いておきます。
アコースティックギターマガジンの最新号にアーヴィン・ソモギ氏のコラムが載っていました。
ソモギ氏と言えばアコースティックギター制作家としてはビッグネームです。
コラムの内容はギターの裏板をどうするか、という内容でした。
私もギターを作り始めた頃はどうすれば鳴るボディーが作れるか暗中模索でした。(今もですが、、、。)
たった2ページのコラムですがギターを作る人にとってはとても興味深い内容でした。
本の値段はちょっと高かったですが、この2ページのために買ってもいいかなと思いました。
鳴るギターはアコースティックギターもモダンなクラッシックギターも19世紀ギターもポイントは同じだと思ってます。
音色は好みがあり特徴があっていいと思いますが、鳴るボディーが基本だと思っています。
基本的な考え方は私もソモギ氏と同じでした。
反対の考え方でいいギターを作っている人もたくさんいるので絶対というのはないのかもしれませんがそれだけ難しい問題なのかなと思いました。
私は師匠がいないので色々なジャンルの制作家の情報も参考にしています。

型枠でやんす

2009-08-02 23:05:39 | 日記
今日は午前中、個展を開いたギャラリーで行われたガレージセールに出かけました。
たくさんの人が来ていてにぎわってました。
机が欲しかったのですが適当なのがなく、本立てが安かったので購入しました。
その後、近くで行われていたオールドカーミーティングをのぞいてきました。
往年の名車が近くで見られてよかったです。
昔の車は個性があって一目で車名が浮かびます。
今の車は何かみんな同じに見えてしまいます。
最近はエコカーブームですが個人的には古い車を大事に乗るのもエコだと思うのですが、、、、。
午後からは型枠の製作です。
ギター本体を作るのも大変ですが、実はこの型枠も正確に作るのは結構大変です。
型枠が正確に出来ないとギターも歪んでしまいます。
制作家によって色々な作り方があり、コンパネなどでがっちり作る方が多いようです。
私は、切断工具が貧弱なのでファルカタ集成材を使ってます。
加工しやすく、軽いのと柔らかいので横板にキズがつきにくいのがいい所ですが、強度がないのが難点です。
ギターの形を切り抜き、重ねて接着したあと切断面をサンディングして整えます。
今日で半分くらいできました。
写真は、今日出来た所までの型枠です。