さあさあ肉だ肉だ肉だ
フィレンツェに来たらビステッカ・アラ・フィオレンティーナだ
未だビステッカの美味しさに出会ってないトラマルコとその息子の為に
お気に入りの「Trattoria Giovanni」でいざ実食
平日の19:30に日本からネットで予約を入れていた。
何組か先客がいて、私達の後からもどんどんやって来てあっという間に満杯。
お店の奥に個室があり常連さんのパーティかしら?その部屋に吸い込まれる人々は
皆、ジョバンニさんと顔見知りらしい。
席について直ぐにプロセッコがふるまわれます。
そして大好きなここの揚げパン。他のお店と同じで普通のパンも出されますが、
ここの揚げパンはサクッとぜんぜん油っぽくなくて美味しいのよ~
アンティパスト・ミストはお店の方にお任せします。(ここは全然、心配いりません!)
ここのチーズは本当にフレッシュでなーんの臭みもなく美味しいんだ~
トスカーナ名物クロスティーニ。レバーが食べやすいのよ。
白はハウスワインで赤はやっぱりキャンティ・クラシコ。
赤もね本当はハウスワインで十分なのよ。
ハイ!!!この季節のスペシャリテ
黒トリュフとペコリーノチーズの下にはたーっぷりフレッシュポルチーニでございます~ぅ
どのテーブルでも頼んでいない方はいらっしゃいません
・・・って・・それに気が付き追加オーダーしたんだけどさ
さーあ・・・新打ち登場でございます~
ビスッテッカお肉も人数に合わせて下さいとお願いしていました。
「日本人の胃は小さいでしょ?」というので「いいえ!私達の胃は大きいです!」と話して
6人なので2kg以上のお肉を出してもらいました。
初めてのトラマルコはお肉の大きさに恐れをなして「えーーーっこんなに食べられないよ~」と
言っていましたが、結局・・・「案外、食べられるんだ」と納得したようでした。
中はミディアム・レアです。
前回の様にレアの方がよりビスティッカの美味しさが際立つと再確認しましたよ!
しかし、ここで初めて食べたメンバーは香ばしさと赤身本来の美味しさに感動したようでした。
赤が足りなくなったのでキャンティ・クラシコのもうちょい良いワインと
私はグラスワインの白を頼んだらお兄さんが「マダァム、どうぞ」と太っ腹に
殆ど手を付けていない状態のワインをサービスしてくれちゃいました~
付け合わせはポテトで・・肉汁を吸ったポテトがまた美味しいんだ
南のデザートは甘いらしいけれど、フィレンツェあたりは本当に甘さ控えめ、クリーム軽め、
でもしっかりコクと3拍子揃って美味しいです。
最後はやはりサービスで出していただける熱々ビスコッティとデザートワイン。
お土産にチョコ・ビスコッティも頂きました。
ここのスタッフさんは、本当によく動き働き、明るくサービス精神を忘れない。
重鎮のジョバンニさんはお店の片隅で常に客席を見渡しお客が満足しているか
をチェックしていて、何かあれば直ぐ他のスタッフに指示を出している。
連係プレーが素晴らしい。
トラマルコが「ヴェネチアもそうだけどイタリア人は良く働くんだね~それに楽しそうだ」
働かないというイメージが覆されたようです。
ジョバンニさんとも写真を撮りヴェネチアからずーっとハイテンションンで
イタリアに永住しそうな勢いだったトラマルコが超元気だったのはこの日まででした・・・
長年、憧れていたイタリア・・・現地に来て住みたいとまで思ってしまったイタリア・・・
運転手のマリオとまで仲良くなったイタリア・・・
そう・・・この世に生まれて一年ほどで色々な知識をめいっぱい詰め込み赤ちゃんは知恵熱をだします。
それと同じ現象がトラマルコに訪れたのでした・・・カルチャー・ショックが大き過ぎたのでしょう・・・