渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画『鋼鉄の雨』(2017)

2021年01月22日 | open


映画『シュリ』(1999)の野郎同士版の
ような作品。
涙無くしては見られなかった「シュリ」
違い、本作品は淡々と観られる。
主人公の北朝鮮兵士の8歳の娘がとても
かわいい。素朴で、かつ子どもらしい面
を見せる。あれが演技だとしたら天才だ。
韓国の子役なのだろうが、共和国の子ども
はあんな感じではなかろうかというような
純朴さを見せている。
ラストシーン。北朝鮮の主人公の家に行っ
た南朝鮮の国家官僚(主人公の一人)は、
相棒となった北の軍人が我が子に託した
「お土産」を事件解決後に北に届けた時、
その8歳の娘を見て顔をほころばせる。
これ、画面を見ていた観客殆どが同じよう
な表情になったのではなかろうか。
父親が大好きなその女の子は、それが父
の形見であることを知らずに喜ぶ。
南北統一。私も心から望む。

本日0時、2017年に批准された核兵器禁止
条約が発効となった。

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