渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

海の上を走る道

2021年11月03日 | open

沖縄に行った時、この道路は壮大
だった。
海面を走っているかのようだった。
 
東京湾にも海上を走る道がある。
ただし、高架になっているので、
沖縄のように海面すれすれを走る
感覚はない。なんというか、橋の
上を走る感じ。
建設には30年程かかった。


アクアライン上のサービスエリアの
海ほたる。この先は海底トンネルと
なる。


展望カフェは不思議な事に休日でも
混んでいない事が多い。(コロナ前)
海上道路、海底トンネルで神奈川の
川崎から千葉の木更津までピューと
走り過ぎる人が多いのかも知れない。
 




アクアライン開通により1997年に
廃止となったのが川崎ー木更津間
を結んでいたカーフェリーだ。
1980年代には船便は人気だった。
私もバイクに妻と二人乗りで川崎
から乗って木更津港に魚を買いに
行った事がある。帰りはタンデム
の更に後ろに港の魚屋さんがくれ
泡スチロールの大きなアイス
ボックス積んで陸路を横浜まで
った。
当時、高速道路は二人乗り禁止だ
ったので、陸路はかなりの距離感
があった。都内を抜けてぐるりと
扇状に回って帰るから。
距離にするとたった90km程なの
だが、都内を抜けるので3時間位
かかる。海上は直線で40km。
高速道路の開通は利便性において
は抜群だ。アクアラインは料金が
高すぎるけど。


東京湾のフェリー運営会社は日本
カーフェリー社の後に何社か変
った。

川崎からは九州宮崎までのフェリー
 
 
が走っていたが、2005年に運行を
停止し、日本カーフェリーの後継の
マリンエキスプレス社も消滅した。
船内にプールもある豪華なフェリー
だった。川崎宮崎間を21時間で結ぶ
高速フェリーで、利用客も多かった
のだが、高速道路の整備により消滅。

 
その後、九州までの船便は東京港と
北九州を結ぶ東九オーシャンフェリ
ーのみとなった。
これはゆっくり便で東京を出港して
北九州に到着するのは3日後となる。
川崎宮崎フェリーが廃止されて15年
程はこのフェリーしか無かった。
しかし、今年2021年7月、神奈川の
横須賀ー新門司を結ぶ快速フェリー
の東京九州フェリーが運行を開始し
た。
これは横須賀を23:45に出発し、新
門司に翌日21:00に到着する。
かなり速い。
関東から九州への二輪ツーリングや
四輪ドライブなの利用客が大幅に
増えるのではなろうか。
実質1日以内で横須賀から九州まで
船便で行ける。
東京と九州が近くなる。
東京と阿蘇が近くなる。
 
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