渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

船便で関東から九州へ

2021年11月03日 | open



本州から九州への船便は、大阪港から
別府観光港までのさんふらわあでの
船便がある。
突然の台風発生により中止となったが
以前計画していた関東からの阿蘇行き
のツーリングも、東京から大阪まで
高速道路で走り、さんふらわあに
乗って九州別府に上陸というものだ
った。朝別府に到着して、参加者全員
が合流し、その日阿蘇を走る。
東京組は夕方、乗ってきた船で大阪
まで戻る。往復船内で一泊ずつ。
そして、大阪からまた東京まで500km
を走破して帰還するというハードな
計画だった。
仕事上どうしても走れないメンバー
以外の関東組はこの弾丸計画に全員
参加予定で船の船室まで予約してい
た。


しかし、台風により欠航。計画断念。
西日本組のごく一部と九州組が計画
を手直して北九州にて集まる会に
変更した。
中国地区からは当初別府に一泊予定
だったが、日帰りの弾丸となった。
日帰りの九州への往復なので、広島
県東部組は1日実走行が約740km程に
なった。朝4時台に出発して広島県内
帰還は
夜24時ギリギリ。

計画通りのカンファレンスが実行
できていたら、東京組は500km走行
と日帰り阿蘇走行でも、船内で一泊
ずつ休めるので、考えようによって
は東京から大阪へのルートのほうが
広島組よりもハードではなかった
かもしれない。
ただ、実走行500kmというのは、
高速道路で弾丸だとしても、実際
にはそんなに楽ちんではない。
必要な休息を入れたら結構かかる。
これまで、私も東京から広島までを
何度も二輪で往復しているが、そう
楽なものではない。
まして、セカンドバイクの原付50を
新車納車その日に首都圏から広島
まで走って帰ればナラシが終わる
などと考えて一般道走破を実行する
などという
のは馬鹿ちんのアホだ。
アホだから自分はやったのだけど。
身体は全くきつくはなかったが、

いつまで経っても到着しないので、
「まだここ?」という思いが強く
なった
のと、とにかくやたら眠く
なった。

給油と食事トイレ以外は走り続け。
カワサキの空冷2スト50でそれを
やった。
何事もやってみないと分からない

のでやってはみたが、49ccで川崎
から広島まで1日で陸路走破とか
いうのは今思うとどうかしている。
軽く箱根あたりまで行くような
感覚で
出発したが、無計画な思い
付き走りだったと思う。
まあ20代前半の若気のいたり。
買ったその日に50の原付で東京-

広島間を往復しようなどという
人間はあまり聞かない。
60才を過ぎた今、私も50ccでそれ
をやろうとは
思わない。
ただ、高速道路を走れる自動二輪

ならば今でも弾丸当日内走行は
自分的にはアリだ。
人それぞれ体内距離感のモノサシが
あるだろうが、私の場合は、今は
1日走行で700kmを超えるとちと
きついかなぁという感覚がある。
四輪の場合は、つい一昨年までは

仕事で1日600kmとか日常的に
走っていたが、四輪は疲れたら
車内で眠れるからまだいい。
二輪の場合、体の節々が痛むと
いうことは乗り方如何でそれは
全く無いのだが、とにかく脳が
疲れる。体の中で一番疲れる所
はそれ。
どれくらい疲れるかというと、
これは私だけでなく共走りした
仲間もそうだったが、走行700km
超えあたりだと、単純な
足し算と
引き算さえもできなくなる。

それくらい脳が疲れる。

大阪から別府行のフェリーは、往復
とも夜間航行なので、到着後に夜
の道を走らなくてよいのが大きな
利点だと思える。
慣れない道での夜間走行は危険が
増す可能性が高い。




ただ、阿蘇を実際に走ってみて感じた。
時間が許すのであれば、阿蘇に一泊
して翌日も阿蘇を走るのがいい、と。
阿蘇+くじゅうは「どこを走っても
面白い」という顔を持っている。
阿蘇は1日では走り切れない。
なにもかもがでっかい。
そして、阿蘇には3万年前から人が

住んでいた。




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