渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

火種の木

2020年06月17日 | open


過日の一泊キャンプ&ブッシュクラフト
では、焚き付けにそこらに落ちてる枯れ葉
と小枝を使った。
火は点き易いが、燃焼が速く、火を育て
るのにやや苦労した。
松ぼっくりのような身はツガの実だった
が、落ちていた枯れ枝の葉はツガに
似て
いるが先が尖ったモミの葉だった。
モミとツガが共生しているということは、
ここは高原地帯であれ、中間温帯地帯と
いうことを示している。


どうにか火が着いた。


この野天炉の積み方というのも、簡単
そうで大切なポイントもある。自然通風
を利用するならばなおさら積み方にノウ
ハウが要る。
画像では上部に火が離れて空中で燃焼して
いるように映っているが、これは炉内で
完全形ではなくとも煙突効果が発生する
構造に炉をしてあるため、上昇気流により
このような現象が起きている。
プレファイアから本燃焼に入ったという

ことを表示している。煮炊きはここから。


大自然は多くの事を教えてくれる。
ブッシュクラフトは、実に実りが深い。
森から学ぶことは多い。多すぎる。
人間がいかに下らない事に心が囚われる
邪悪なダークサイドのプリズナーである
ことかを見つめ直させてくれる。




宙と空と星と大地と森が、その人間の
に巣食う存在的悪の矮小な事を教えて
くれる。
落ちている松ぼっくり一つを見ていて
そう思う。

 
但し、心が芯から悪に染まっている人間
は死ぬまでその質性の醜悪さは変わらな
い。
スパンと解決した事なのに、いつまでも
過去の事をほじくり返して、グジグジと
醜く下劣な言動を繰り返し続ける。
埒もない不毛なことをする。
もしかすると、人とは別種の生物なの
もしれない。
どうなるか。
絶対に、天は見逃がしはしない。
早く気付いた者だけが救われる。
救われるためには?

(つづく)

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