渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

雑草

2021年09月03日 | open


「名も無き草」とは言うが、雑草
とてすべて名前がある。

これの名前は先程初めて知った(笑
道傍や広っぱで背高ノッポに伸びる
草。



小学生の時、学校帰りなどによく
モノサシでこのオオアレチノギクを
切っていた。この草を見ると切って
いた。
日本刀で巻藁を試斬するように、
袈裟で切るとストンと時代劇のよう
に落ちる。
モノサシだけでなく、傘でもよく
切った。傘の先の金属部分のみで
切り落とす。傘はぐにゃりと曲げ
ないような振りをする。それを習得
する。
力任せや勢い頼りではスパッと切断
できない。
小学生低学年の頃から切り続けた。
私が日本刀で畳表を切り始めた時、
最初からスッポコポンときちんと切
れていたのは、この草を幼い時から
袈裟で切り続けていたから、という
のもあるかも知れない。
私は刀を曲げた事が無い。一度も。
「切れる角度」というものが物理的
にある。それは身にしみていて、そ
れは体得している。いわゆる会得と
いう。

しかし、「オオアレチノギク」とは
つまらぬネーミングだ。ヒネリも
何もない。ダイレクトだねー。
さっき名前知ったのだけど。
ゆんべ、草切り話を地元の年上の人
としていて、互いに名称は知らずと
も「うん、あれあれ」とすぐに分か
ったが、それほどどこにでもある雑
草だ。
この草、外来種だったんだ。
てことは、時代劇撮影でこれが映り
込んだらおかしいてことになるね。
ふむ、調べて勉強になった。

刀術試斬を稽古する人たち。この草
モノサシで切る稽古が役に立ちま
よ。
真剣での稽古ならば、新聞紙を丸め
物がいいかも。
切断できたできないで判断せず、切
り口を見るんですよ。自分に厳しく。
それが大切。

術を会得すれば刃引き刀でも切れる。
刃引き康宏による斬切。
刀は刃先では切らない。
術で切る。

これまたよく見る雑草。
カヤツリグサというのだそうだ。
ガキンチョ時代とかで薮こぎなんて
してると手を切っちゃうやつね。
よく切ったわあ、この草で。結構
いてーの。横浜の郊外ではこの草が
めちゃくちゃ多かった。
阿蘇の草原も、ほぼこの草で埋め尽
くされています。
案外背が高いのよね。大人の腰くら
いまで伸びる。屈むと隠れる良いサ
バゲフィールドになりそうな(笑
ブッシュに潜ると、この草の草むら
だとまずBB弾は貫通しません。
別名ナカヨシグサというらしい。
友だち系なのか中ヨシ(吉原=ヨシ
原のヨシ)なのかは分からない。



他にも馴染み深い雑草を。
エノコログサというんだって。
知らなかった(笑
猫じゃらしと呼んでた。
別名「狗尾草」だって。まんまやん。
これもよく見ますよね。


よく見る雑草3発でした。
またよろしくお願いします。

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