渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画館

2024年08月18日 | open



映画館での日中2作品連続
鑑賞というのを久しぶりに
やった。
池袋文芸座レイトショーと
かあった頃は結構観続けと

いうのはあったが、今回は
一度退場してチケット再購
入の入場方式。
全席指定だしね。

映画館の自由席というのは
現代では消滅した。
全席指定、完全入れ替え制
が現代方式。
そして、席数が異様に少なく
スクリーンが小さい。
席数は100席台から多くて
300人程。
最大でも、都営地下鉄千石駅
上がってすぐの三百人劇場程
しかない。
1970年代当時、三百人劇場は
とてもこじんまりした都内有
数の狭い映画館だった。
かつての1970年代は有楽町だ
けでも「日比谷スカラ座」
(1197席)、「日比谷映画劇
場」(1375席)、「有楽座」
(1572席)があった。
それがフル満員だった。
席数1500の映画館というのは
今の人たちは想像できるだろ
うか。スクリーンは超巨大だ。
その半数の600席台の映画館で
も超巨大スクリーンだった。
そういうところで『遠すぎた
橋』や『汚れた英雄』とかを
観る。
もうね、考えられない位の
大迫力なのよ。
今上映中の『キングダム』な
ども、巨大スクリーンで観た
ら全く違う趣になるのではな
かろうか。人物のアップなど
はゴジラの実物大程になるの
だから。

そして、現代の映画館は三百
人劇場よりも狭い100席台が
多いので、映画館というより
も、大学階段教室での映画上
映会のような感覚がある。
巨大スクリーンで大作を観て
みたいが、現代はなかなか
日常的には難しい。
まあ、世の中が何もかもこじ
んまりとしてみみっちくなっ
てるからね。人間も。
もう仕方ない。
ダイナミックな事に眉をひそ
めるトホホさんばかりになっ
たから。
右も左もちんころこみゃーで
やれんわぁ。




 






 



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