今住んでいる街。
その中でも一番気に入って
いる通りだ。
昼も国道に抜ける時によく
通るが、夜な夜なここを徘
徊している(笑
昨夜のタクシーの運転手さん
の話では、ことしの広島の
スキー場の雪質は最高らし
い。
先日、北海道から来たスキー
観光客を乗せたが、北海道
と同質の雪質だと言ってい
たとの事だ。
運転手さんは言う。
「私はやらんけど、いやぁ、
たまらんでしょうね、スキー
やスマホをやる人たちには」
噴き出しそうだったが、あ
えて突っ込まずに「そうで
しょうね」と相槌を打って
おいた。
たとえスクーターであろう
とも、こういう乗り方が高
速度旋回においては正しい。
私の125ベスパやイエローナ
ンバービーノでもそうだが、
リーンウイズで旋回しよう
とすると、センタースタンド
や車体下部のカバーを路面
にこすってしまう。
こすらないバンク角でハイ
レベル適正旋回しようとし
たら、物理的に重心はイン
に落とす必要がある。
膝などはあえてわざと擦ら
なくてもよいが、バンク角
が深くなるといやがおうで
も路面に外膝とふくらはぎ
上部外側をこすってしまう。
脚部をすらないように閉じ
るとバランスが悪い。
さらに尻を車体中央に位置
させるリーンウイズだとバ
ンク角が深くなりすぎて車
体を路面にこすってしまう。
車体の路面こすりは最悪で
下手したら後軸が浮き、あ
るいはサスへの荷重が抜け
てトラクション=路面から
の牽引力=という密度の高
い接地性が瞬時に減衰して
即転倒する。
ハング走法について、膝を
路面に擦るためとか考えて
いる人間は二輪のド素人だ。
イン側の膝は路面にこする
ために開くのではない。
バランスのためだ。
また、この乗り方の魁であ
るケニー・ロバーツやフレ
ディ・スペンサーがそうで
あったが、パンタグラフの
ようにパタパタと閉じたり
開いたりして旋回バンク時
のバランスを取り、かつセ
ンサーの役目もする。
この1960年代初期に発明開
発された二輪の乗り方は、
1972年にヤーノ・サーリネ
ンが普及させ、1970年代後
半にケニー・ロバーツが完
成させ、1980年代初期にフ
レディ・スペンサーがさら
に発展させた。
21世紀2025年の現在でも、
このハングフォームは二輪
走法技術の理論的物理的な
支柱となっている。
MotoGPだけでなく、すべ
ての「最適速度で円滑高速
旋回走行する」二輪の乗り
屋たちはこの乗り方をして
いる。
日本の白バイはイン側の膝
は開かないが、白バイとて
完全にハングフォームで重
心をインに移動させて腰を
入れて高速度旋回を実行し
ている。
この乗り方は舗装路を走る
二輪車のセオリーであるの
だ。
長年住んでいた家のそば。
横浜は坂だらけ。
そして、道を行くと突然階段
が現れたりする。
横浜はそういう街。
丘陵地帯であるので、景観に
起伏の変化があって面白い。
歩ってくのは結構大変な街
だけどさ(笑
このところ妻と「過保護の
カホコ」をネット配信で観
ている。
主人公の家族が駅に向かう
道路でいつも出て来る坂が
ある。
横浜の稲荷坂だ。
根岸の海とは逆方面の北側
の内陸部に景色が広がる見
晴らしの良い坂。
横浜の山手地区の米軍住宅
から北方面に下って行く坂
であり、付近は高級住宅街
のエリアだ。
ただ、駅自体はこの先には
実際の現実世界では存在せ
ず、駅のシーンの撮影はか
なり離れた横浜市西部の相
鉄いずみ野線の緑園都市駅
が使われているようだ。
カホコちゃんが通う稜青大
学のロケはさらに遠隔地の
埼玉県飯能の駿河台大学キャ
ンパスの模様。
妙な点がある。
カホコは何回か家から走っ
て大学のキャンパスまで行
く。
走っても行ける場所なので
せいぜい家から500m~1km
程度の距離に大学があると
いう事になる。
だが、通学するのに駅まで
いつも母親に車で送っても
らう。
歩いて行ける距離なのに、
結構な距離を車で走って駅
から電車を使う。
時々パスのチャージを忘れ
たりしながらも。
なんかおかしくないか。
大学の場所は家から近距離
なのに、わざわざ遠くの駅
まで行ってから電車に乗っ
て通学するのは。
カホコの家のマンションの
ロケ地は番組開始の衛星俯
瞰映像でアップする場所は
横浜市西部だが、アップに
なって実写で映るマンション
は横浜市中区のいわゆる山
手地区の高台の北側エリア
の南区の高台のマンション
で撮影されている。
その場所から歩いて行ける
大学はフェリスや関東学院
がある。
まあ、ドラマなので架空設定
ではあるのだが、家から狭い
川の橋を渡ってダッシュで行
ける距離に大学があるのに、
車で行かないと行けない距離
の鉄道の駅まで行ってから大
学に通うというのは、設定自
体に整合性が無くて、なんだ
かおかしい。変な感じ。
これは別段横浜に土地勘が無
くとも作品を観ていたら気づ
くだろう。あれ?と。
作品中、カホコと麦野君の二
人はピュアでとてもいい感じ。
カホコは超絶過保護の母親か
ら徐々に精神的に自立して行
く。それは麦野君との出会い
によってだった。
高畑充希さんの演技が光る。
どう転んでも役のカホコに
しか見えない。演技秀逸。
本作は2017年作品。