風の声

想いつくまま

きな臭さと軍事大国のリーダー

2022年01月31日 | 日記

ロシアのウクライナ侵攻をめぐってきな臭さが増す。

バイデン大統領はロシアの侵攻を牽制するために、金融取引の停止などの経済制裁や米軍部隊の派遣を表明した。

ロシア軍の10万人を超す部隊がすでに集結し侵攻の危機が迫る。武力をもって国家間の問題を制するという古臭いやり方をするロシア。経済力の低迷と中国の台頭で国際舞台での影が薄くなっているロシアだが、いまだ軍事大国であることは違いない。

「軍事力」でしか圧力をかけれないロシアとすれば、古臭い野蛮的なやり方であっても、それしかないのでプーチンの頭の中は戦争脳でいっぱいなのだろう。

古臭い政治に較べてはるかに先行するグローバル経済は、国境などとっくに飛び越えている。どの国も自国だけで経済が成り立つような時代じゃない。かつて日本はアメリカが咳をすれば日本は風邪をひくと言われたが、今や中国が咳をしても欧州が咳をしても大風邪をひいて大打撃を受ける。

ロシアとて欧米などの自由主義経済圏が経済制裁をかければたちまちロシア国内は混乱に陥る。その程度のことは古臭い政治脳のプーチンとて理解できるだろう。

過去の戦争から学び、未来志向の英知で国家間の問題を解決しない限り、人類の未来などない。

軍事大国のリーダーたちは「核」のボタンを手にする。幼い子どもに機関銃を持たせたような危うさを心配させるようでは、話にならない。






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

受けた恩は水に流しかけた情けを石に刻む奴

2022年01月29日 | 日記
”受けた恩は石に刻み、かけた情けは水に流せ”

生き方を諭す名言は数々ある。だが、なかなかそうならないのが人の常なのか。そんなことをつくづく感じた。受けた恩を忘れ、かけた情けをことさら言う。そんなお粗末な人物がいた。

昨日、そのお粗末な人物のことで悩む友人から連絡があった。あまりにも常識のない数々の不遜な言動にあきれた。

話を聞いていて、”縁なき衆生は度し難し”というフレーズが浮かんでいた。世の中のすべてのものを慈悲の心で救う仏でも、はなっから仏縁のない者は救ってやることは出来ないということだ。

世の中、いい奴ばかりじゃないのはわかっているが、愚かをすぎて哀れんでやるしかないなぁと。それぐらい救いようのない奴の話だった。

それでも友人は明るく前を向く。それが何よりもの救いだ。







  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せは感じるものだが・・・

2022年01月29日 | 日記

沢山の貰い物。ありがたい。

”どんこ”のシイタケを沢山もらった。これがとても肉厚、バター焼きでgood!だった。
免疫力を気遣ってかR1や焼き立ての食パンも、ありがたい。

ハデ干しのコシヒカリの玄米は友人からのお裾分け。お裾分けなのに「食べんさい」とほとんどを貰ってしまった。笑

昨日は、干物好きと知った友人の連れ合いさんが、小田原から取り寄せた魚の干物を貰った。本場とあって旨味がちがう、美味しかった。沢山すぎて恐縮するばかり、しばらく楽しめそうだ。

チビらが教えてくれた「幸せは感じるもの」を実感している。ありがとう。

誰もが幸せを感じられる社会であればいいのだが、やせ細り疲弊するこの国にあって、富の格差が拡大する。年収200万といった若い世代の「貧困層」が5人に1人といった状況だ。いくら幸せは感じるものといっても、結婚や子育てをイメージできないこの国を「先進国」と言ってはいけない。

政治が派遣労働の規制緩和を強行して以来、貧困層は拡大するばかり。若者が希望を抱けないことほど深刻なことはない。

そんな社会を良くするのが政治なのに、与党も野党も一緒になって漂流する。その無責任と無能さにあきれるばかり。

「富の分配を変える」と言っていた岸田総理だったが、党内の外野の声に邪魔されて立ち往生している。地元広島の久々の総理だから応援したいのだが、ちょっと心もとない。

ちじこまってしまった日本の政治稼たちよ、頼むから若者がワクワクして希望を抱く国にしてくれ。







  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見える虚構」と「見えない虚構」

2022年01月27日 | 日記

どう生きるか、何のために生きるかは人生永遠のテーマ。

その見えない価値観に悩みもがくところに「ひと」のらしさがある。

私たちの見えている景色も、人間社会も、法やシステムや思想さえも「虚構」にすぎない。だから、生きる価値という「見えない虚構」はさらに高度なものということ。見えないものに価値を求めるのだから、とても幸せな知能ゲームだ。そんなことは「ひと」にしかできない。

「ひと」が「虚構」を求める高度な知能を手に入れたのは、他者への「思いやる心」という知性にある。

700万年前にチンパンジーから枝分かれした私たちの祖先。そのまま700万年暮らし続けるチンパンジーに較べ、驚くほどの進化と進歩を遂げた。その差を決定づけたのは他者を「思いやる心」だ。

その「思いやる心」が、愛する人を喜ばせようと火を扱い、道具を創り出し、思いを伝える言葉をあみだし、より伝えようと文字をも創作した。愛しい人の身をまもる服を、雨風をしのぐ家を造らせる。種を保全する出産では女性やファミリーが助け合い、一緒に子育てをするコミュニティも作った。

そんな数々のモノや技術、文明や文化をあみだした力は他者を「思いやる心」があったから。その心が「想像力」と「創造力」をはぐくみ脳を発達させ、今日のような文明社会を創り出した。

他者を「思いやる心」が、まだ見たことのない世界を「見えない虚構」として想像し実現してきたということ。価値観や政治、法律や道徳、社会性や文化性、教育や慣習、経済や社会システム、宗教といったものや、理想や夢や幸せ感もその「見えない虚構」ということになる。

「ひと」は一人では種の保全はできない。生きていけない。そんな運命にある「ひと」が本能的に身につけた能力、それが他者を「思いやる心」。その心がすぐれて進化したイマジネーションとクリエーションとなり、人間社会を完成させながら様々なモノを創り出してきた。

だが、その「見えない虚構」を実現してきた力は、他者を思いやることとは真逆の「虚構」も創り出してしまう。戦争や差別といったものがそれだ。先の世界大戦では8,000万人ともされる命の犠牲をはらった。戦争という名の殺し合いをした。戦争という「見えない虚構」は敵だけか人類を滅亡させてしまう力となってしまった。

戦争を引き起こしたのは「見えない虚構」。差別が戦争へと国家を突き動かした。生まれたところや皮膚や目の色、人種や民族、貧富、性別や身体の障がい、性指向自認の違い、そんなことを理由に差別する。その象徴的な戦争犯罪が大量殺戮のナチスのホロコーストだ。差別が人殺しの原動力になった。まさに差別という「虚構」が人類の悲劇となってしまった。

見えない「虚構」は創造も破壊もつくりだす。希望も絶望も与える。幸福も不幸も感じさせるということだ。

だとすると「ひと」として生きるのなら、どっちの「虚構」を描くかだ。

破壊された世界より創造する世界を。絶望のなかで生きるより希望を抱いて生きることを。不幸を嘆く日々より幸福のなかで微笑む日々を。そう生きたいと、私は願う。

「見えない虚構」に両義性があるとすれば、どっちを選ぶかは、それぞれの勝手ということ。戦争好きの面々もいれば、平和を好む「ひと」もいる。差別がないと生きていけない醜い人もいれば、差別大嫌いという素敵な「ひと」もいる。どっちを選ぶかはそのひとの生き方。

身近な「虚構」の典型に「世間体」がある。だが、世間体という人やモノを見たことがない。世間体が服を着て駅前を歩いていたということもない。なのに、この世間体は結構な威力で人々にまとわりつく。悩ませる。そのせいで時にひどい差別まで発動させる。この国の「見えない虚構」にダマされる光景のひとつだ。

ダマす犯人は世間体じゃない。自分で存在しない世間体という「虚構」を作ってるだけ。犯人は自分自身。

この国では、そんな見えない「虚構」が心の隅っこにこびりついている。コロナ禍で「同調圧力」が法律よりも機能したのはそのせいだ。まるで日本人のDNAにプログラムされているかのように。

社会的なサークルや団体もそうだ。一定の人が「価値」を認めるから存在する。いわば、幼児の「ごっこ遊び」と一緒。役割や役職を作って呼び合い「虚構」の世界で活動しているにすぎない。だから、ひとたびみんながサークルや団体の存在する「価値」を否定すれば、一瞬にして消えてなくなり、ごっこ遊びは終わる。

経済の世界でも、ドルや円などの通貨もみんなが「価値」を共有するから通用する。みんなが価値を否定した瞬間に通貨として消える。ビットコインなどの仮想通貨はその典型だ。まさに「見えない虚構」によって成り立っている。金やダイヤモンドも一緒。「虚構」の世界で存在する。

どうやら「見えない虚構」は、みんなが「価値」を共有したら存続して機能するようだ。

だとしたら、みんながその価値を一斉に否定すれば、アッという間に、一瞬にして差別や戦争は消去できるということ。

これが、「見えない虚構」の入り口を一歩踏み入れて見えてきた。

ハッキリしてるのは、「見ない虚構」の装置は「ひと」だけが手にした能力ということ。その傑作のひとつに「人権」がある。生まれながらに天から授かったとされる人権。とても見事な最高傑作品の「虚構」だ。

そして、ここからがちょっと難解になる。

「見える虚構」さえも、実はすべて「まぼろし」にすぎない。「見える虚構」というのは身の回りに実在するモノすべてのこと。家や車やビルも工場も核兵器も、そして山や川、この星や宇宙のモノすべて。

「いやいや物質として存在しているのにそれはない」とみんな思うだろう。だが、今、ここに見えているモノも、息絶えたら一瞬にして、その人には見えなくなる。まさにこの世は一瞬にして「まぼろし」になる。見えている実在のモノは生きている限りでの「見える虚構」というわけだ。

「見える虚構」さえも「まぼろし」だとするのは、それほど、「ひと」の命ははかなく、この星の生命や人類の歴史に較べれば、まばたきほどもない刹那。あっという間の一瞬の人生だということ。

それなら、人殺しの戦争などという虚構にうつつを抜かしていないで、生きろ。しょうもない差別の虚構などにビクついたり汲々としてないで、生きろ。一瞬の刹那のまぼろしを生きているのなら、くだらない勿体ない生き方をするな。
今の悩みも「まぼろし」のこの世のこと。1年も過ぎれば笑える、ということだ。

そんな、「見える虚構もまぼろし」にすぎないという、入り口のあたりが見えてきた。













  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とにかく自分で予防するだけ

2022年01月25日 | 日記

コロナ第6波の感染拡大が止まらない。

政府や自治体のメッセージが一本化されず国民は戸惑う。「人流は止めずに人数を抑える」ややこしいメッセージでは「まっいいか」となってしまう。

重症化が少ないとされても感染力が強ければ重症化へのリスクは変わらない。感染が若い世代で先行しやがて高齢者へと広がる。基礎疾患がある人も含め心配されるのはこれから。

身近なところでも感染の情報が多くなっている。多すぎる情報に惑わされずに、とにかく、自分で感染予防を徹底するしかない。






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の「宿題」

2022年01月22日 | 日記

ある人の「宿題」の謎解きが進んでいる。

その謎解きの答えを導き出しているのは今のところ私の他にない。高度な謎解きゲームが進行する。見えない価値観のぶつかり合いをしながら。

それぐらい「宿題」は難題だということ。

答えを知る私は心豊かに待っている。









  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PCフリーズで困った

2022年01月20日 | 日記

一昨夜は悲惨だった。
必要だった契約書類を完成させプリントアウト。そして、今日の会議で提出する書類を打ち込み最後の構成をしていた。

すると、2行分が急に、消えた。
アレッ、なんだこれ??
あっという間にパッパッパッと消えていく。
ワード画面が何重にもなってフリーズ。

2時間半、3ページの作業が消えた。笑

翌日、朝9時に友人のPC店に駆け込む。スタッフに最優先の無茶ぶり。優秀なエンジニアのおかげで3時過ぎに回復。助かった。消えたデータも復活。感謝!

アナログの私もPCが止まるとパニック。何もできない。

そんなこんなで、午前の会議に間に合った。






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愉快な友人たちと

2022年01月19日 | 日記

今朝、友人にLINEで感じていたことを伝えた。
小さな携帯の画面で長い文面を打ち込むのは大変。送信した後で読むとミス打ちがあった。すると、即座に返信があり、こちらの思いは届いたようで良かった。

とても個性的で愉快なキャラは周りの人を笑いに誘う。そんなチャーミングさで活躍していた。いまもキャラは健在でまわりはみんな楽しい。

そんな沢山の友人に恵まれている。いずれも自分にはない才能と個性にあふれている。
「やっぱ天才だよな」といつも羨ましくなる物事の概念のとらえかたに長けている友人。「とてもまねできないなぁ」と思える世話好きで地域をリードする友人。ずっと一途に社会活動や政治活動を続けている友人。停電になったのかと思わせるほど一瞬にして暗くするが実は頼りになるネアカの友人。マニアックと笑ってしまうほどの情報量の友人。そっと寄り添ってくれるぬくもりのある友人。愚痴ならこいつに言えばいいとしっかり受け止めてくれる友人。憧れる人生の過ごし方をしている友人。遠方にあってもしっかり繋がっている友人。そんな風に、あげれば切りがないほど愉快な仲間に恵まれている。

だから、こんな愚かな自分がなんとか息を続けられている。ホントありがたい。

「コロナが落ち着いたらみんなでワイワイやろう」そう言って2年が過ぎてしまった。感染が落ち着いたからと企画をし始めたところへ、オミクロンの感染爆発で吹っ飛んでしまった。友人の店や施設でも感染者が出て大変なようだ。ちょっとこれまでとは雲息が違う。

だが、明けない夜はないし、やまない雨もない。ここはじっと我慢の子で耐えよう。

友人たちとLINEやネットで繋がりながら日々、愉快だ。






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪い奴ばかりでもない今の世を

2022年01月18日 | 日記

「いい奴ばかりじゃないけど悪い奴ばかりでもない」
「ここは天国じゃないんだ  かといって地獄でもない」
刺さる曲が数々あるTHE BLUE HEARTS の大好きなフレーズ。

ずいぶん前のこと、心許せる友人3人で食事しスナックで飲んだ。その時、カラオケで友人が歌ってくれたのがこの”TRAIN-TRAIN”だった。一杯入っていたせいか、「いい奴ばかりじゃないけど悪い奴ばかりでもない」ここのフレーズが刺さって泣けた。

「自分の言葉に嘘はつくまい人を裏切るまい」私の歌った”遠くで汽笛を聞きながら”のフレーズが沁みたと、後にその友人は語っていた。

曲は人を勇気づけたり、そっと癒してくれる。心にささやきかけてくるものがある。その曲を聴けばあの時に一瞬でかえる。だから音楽がずっと愛されるわけだ。

その友人はその後に人生の大きな決断をした。その決断は正しく前を向いて生きている。自分の言葉に嘘はつかず、その頑固さも健在なようで「らしく」人生を愉しむ。

そう、いい奴ばかりじゃないけど悪い奴ばかりでもない、今の世を。







  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政治のせいで日本経済はダメになる

2022年01月17日 | 日記

日本が経済大国だと呑気に思っている人は多い。

だが、それは過去のことだ。それぞれの国の経済力をしめすGDP。その国民総生産2020年で日本は608兆円と横ばい。世界全体に占める日本の割合では1994年の18%をピークに8%へと減少している。

中国に2位の座を奪われたのは10年前のこと。あっという間に中国は1,880兆円と日本の3倍になった。1位のアメリカ2,562兆円に迫る中国が1位になるのは時間の問題だ。

たとえば、世界時価総額の会社ランキング50位でも、30年前は日本企業がTOP5を独占し、50位までの32社を日本企業が占めていた。ところが、昨年は43位のトヨタだけ。

供給が間に合わず、トヨタなどが減産に追い込まれた半導体の市場でも、日本企業が世界の5割以上を占めていたが、いまは1割しかない。

日本経済で最も深刻なことは、賃金が先進国で唯一30年も伸びていないこと。アベノミクスで「豊かになった」と感じた国民が皆無だったのはそのためだ。
「豊かさ」を感じるヨーロッパの国々と生活の質を較べれば、日本の貧困格差や不安は深刻で、大問題だ。経済力でも生活の質でもダメになっている。

ここまで衰退の一途をたどる日本経済の原因は何か。答えは明快で「政治が無能」だから。

SDGsを欧米各国が本気で走り出しているのに日本の政治はどこ吹く風。この前の国連気候変動会議(COP26)で、「火力発電の改良」を岸田総理がスピーチし批判を受けた。「本日の化石賞」にされ不名誉なニュースが世界に流れた。アホな経産省の官僚が書いたスピーチ作文のせいだ。

持続可能な脱炭素社会に自然エネルギーは不可欠。あの「3・11」の原発人災事故を教訓に、国をあげて自然エネルギーへの大々的な転換をしていたら、いまごろは日本は世界をリードするトップランナーになっていた。

自然エネルギーへの転換をやらなかったのは「政治の無能さ」と、原発業界から献金や支持を受けてる政治稼らのせいだ。

先をヨメない政治。未来をしめさない政治。日本の危機すら感じない政治稼たち。与党も野党も同じ穴のムジナで同罪といえる。

政治の無能さのせいで、この国は経済三流国へと堕ちていく。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「信じて疑わず」かけがえのない仲間

2022年01月16日 | 日記

友人がLINEで悩んでいる問題の状況を知らせてきた。
暮れに会って話したことで好転しているようで良かった。

ちょっとしたすれ違いや思い込みで意思疎通がうまくいかないことがある。後に紐解いてみれば笑えるような勘違いも時に深刻なトラブルになってしまう。

「信じて疑わず」20代の頃、メッセージによく使っていた言葉だ。騙すよりも騙される方がいい、そう想っていた。それも上手に騙し通してくれればいいと。

差別問題に立ち向かうなかで、そんな境地にあったのだろう。それに、初恋が裏切りで失恋となってしまったこともあったのかもしれない。笑

「噓も方便」とはよく言ったもので、他者が命の危機にあるときウソをついて命を救うのは、とても良いウソだ。

だが、悪意の過ぎるウソや騙しはいけない。他者をあざむき陥れるのはもっとひどいことで許されない。それが信じていた人からのものであれば「裏切り」ほど辛いことはない。

そんなことを経験した「ひと」は、仲間のありがたさを痛感し胸に刻むだろう。信じ、信じあえる仲間ほどかけがえのないものはないと。

今年も、そんな仲間たちとワイワイ楽しくやろうとワクワクしている。










  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松本治一郎ら先人の偉業と日中国交50周年

2022年01月14日 | 日記

今年、日中国交正常化の50周年を迎える。

日本の首相として初めて訪中した田中角栄。滞在を引き延ばしてまで、周恩来と心を開いて対話し、国交正常化を勇断したのだった。

田中角栄の訪中への道筋をつけたのは、日中友好協会の初代会長で社会党の参議院副議長の松本治一郎だ。以来、日本の中国への支援や技術指導は4兆円を超える。その成果もあって中国はGDPで日本の3倍、世界2位の経済大国となった。

「井戸水を飲むとき井戸を掘った先人の苦労を忘れない」いまでも中国の訪中団は松本治一郎の墓参りを欠かさない。

だが、長い年月をかけて築いてきた日中国交の業績は、先人の苦労を踏みにじった安倍菅政権9年で水の泡となってしまった。

米中の対立と駆け引きも続く。片手にピストル、片手に花束を持って交渉するアメリカはしたたかな戦略で中国と向き合う。ところが、政治的な見通しを持たずに、感情的に中国嫌悪を煽りたてただけの安倍菅政権のせいで、両国の「反感」は戦後最悪の危険水域にある。

日本の貿易でダントツ1位は中国だ。全体の24%もの金額を占める。「政治は冷え切るも経済は熱い」そのちぐはぐさからも、いかに政治が無能かがわかる。

その無能さは与野党ともにそうだ。小粒の金太郎飴ばかりで、心を開いて率直に話し合おうとする度胸すらない。お隣りさんと仲良くできない国が世界をリードできるはずがない。

日中問題で勇ましいことを口にするのは簡単だ。だが、ほんとうの勇気は平和のために心を開いて相手国と向き合う人間力と外交力をいう。

いたずらに対立点ばかり強調して、憎悪を煽るだけの政治手法は危ういばかりか自滅する。お互いの共通できるものを模索し「小異を残して大同につく」ために寛容と胆力で応じるのが外交というもの。

だから、尖閣の領土問題は「棚上げにする」という寛容と知恵で、田中角栄と周恩来は合意した。

いまでも日本の政治家で人気NO1の田中角栄。光と影の人間性がにじむドラマ性が人々を惹きつける。小学校卒の田中角栄には東大卒の官僚さえも魅了する人間力があった。

松本治一郎は人間解放の政治理念を貫き「解放の父」と呼ばれた政治家。誰もを惹きつけた人間力は革新や保守を超えて親しまれた。

田中角栄や松本治一郎のような度量の広い政治家はもういない。

先人の教えるものは寛容さを失い漂流するこの国の危うさだ。










  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラストストローその荷を捨てろ

2022年01月13日 | 日記
「ラストストロー」は最後の藁のこと。

いくら重い荷を背負うラクダでも、すでに重さが限界にきていたら、藁の一本を載せただけでラクダの背中が砕けてしまうという意味で、英語の故事によるものだ。

限界を超えたとき、最後のわずか一本の藁でラクダは耐えられずに倒れてしまう。

人も同じで、ささいな出来事や言葉であっても、それが心の限界にきている人にとっては、ラストストローとなって心が折れてしまう。

私は、これに似たことを「10トンの荷重に耐える頑丈な橋でも、その橋が限界にあれば、わずか1グラムの塵が載った瞬間、その重さに耐えられず崩れてしまう」と、そんな喩えで物事の限界を説明していた。

ラストストローとまったく同じだが、last dustでは文学的でない(笑)

無理して荷を背負い込んではいけない。
先ずは、無理して我慢している自分に気づくこと。

そして、時に回り道をすることや、とっとと逃げることがカッコいい選択だとイメージしておくことだ。

あの英雄ナポレオンであっても、ヤバいと判断したら迷わずとっとと逃げた。実はカッコいい負け方を知る者ほど強い。

過重な荷さえ降ろしてしまえば、一本のストローは軽々だ。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャーナリズムとジャーナリスト

2022年01月11日 | 日記
遠方の友人と久しぶりにメールでやり取り。

書かれる記事は新聞記者だった現役時代にも増して冴えている。こんな気骨な方がこの国のジャーナリズムを築き上げ、護ってこられたのだろうとつくづく想う。

ペンを折るかのような風潮が蔓延する昨今にあって、嘆いておられるのだろう。

かつて気鋭のジャーナリストとして幅広く活躍された筑紫哲也さんは、「少数者の声にこそ真実がある」といつも自らの姿勢と立ち位置を明らかにされていた。

ジャーナリズムは権力の番人であってこそ、その国の民主主義が護られる。権力に魂を売り追従するマスメディアなどいらない。海の向こうの香港をみれば如実にそれを物語っている。

ペンを折ることは、ジャーナリズムの自殺行為に他ならない。

そんなことを、友人のメールの文面から想った。






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見える虚構と見えない虚構

2022年01月09日 | 日記

どう生きるか、何のために生きるかは人生永遠のテーマ。

その見えない価値観に悩みもがくところに「ひと」のらしさがある。

しかも、私たちの見えている景色も、人間社会も、法やシステムや思想さえも虚構にすぎない。だから、生きる価値という見えない虚構はさらに高度なものということ。見えないものに価値を求めるのだから、とても幸せな知能ゲームだ。そんなことは「ひと」にしかできない。

「ひと」が虚構を求める高度な知能を手に入れたのは、他者への「思いやる心」という知性にある。ひとがひとを思いやる心が言葉や道具を創造させた。愛する「ひと」を幸せにしたいという心が、まだ見たことのないものを想像させ創りだした。

今日のような人間社会や経済や文化や法制度を手に入れることが出来たのは、他者を思いやる心のおかげだったということ。だから人権はその最も優れた作品といえる。

人権という見えない「虚構」は人類最高の傑作なのだ。














  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする