遠方の友人と久しぶりにメールでやり取り。
書かれる記事は、新聞記者だった現役時代にも増して冴えている。こんな気骨な方がこの国のジャーナリズムを築き、護ってこられたのだろうとつくづく想う。
ペンを折るかのような風潮が蔓延する昨今にあって、嘆いておられるのだろう。
かつて気鋭のジャーナリストとして幅広く活躍された筑紫哲也さんは、「少数者の声にこそ真実がある」と、いつも自らの姿勢と立ち位置を明らかにされていた。
ジャーナリズムは権力の番人であってこそ、その国の民主主義が護られる。権力に魂を売り追従するようなマスメディアなどいらない。海の向こうの香港が如実にそれを物語っている。
そんなことを、友人のメールの文面から想った。