”受けた恩は石に刻み、かけた情けは水に流せ”
生き方を諭す名言は数々ある。だが、なかなかそうならないのが人の常なのか。そんなことをつくづく感じた。受けた恩を忘れ、かけた情けをことさら言う。そんなお粗末な人物がいた。
昨日、そのお粗末な人物のことで悩む友人から連絡があった。あまりにも常識のない数々の不遜な言動にあきれた。
話を聞いていて、”縁なき衆生は度し難し”というフレーズが浮かんでいた。世の中のすべてのものを慈悲の心で救う仏でも、はなっから仏縁のない者は救ってやることは出来ないということだ。
世の中、いい奴ばかりじゃないのはわかっているが、愚かをすぎて哀れんでやるしかないなぁと。それぐらい救いようのない奴の話だった。
それでも友人は明るく前を向く。それが何よりもの救いだ。