風の声

想いつくまま

稲佐の浜にならぶテトラポッドにがっかり

2022年03月31日 | 日記

久しぶりに出雲大社へ。参拝をすませた後、載せていたマウンテンバイクで稲佐の浜に行く。大掛かりな工事中で一帯を工事用のフェンスが取り囲んでいた。海岸の整備工事のようだ。

驚いたのは弁天島の横まで波消し用のテトラポッドがずらっと並び、風景はすっかり様変わりしていた。風光を台無しにする工事にがっかり。

稲佐の浜は、神在月に全国から出雲大社に集まる神々が上陸すると伝えられるパワースポット。弓なりの長い砂浜がずっと遠くまで続く風光明媚な浜だった。その浜にコンクリートのブロックが並ぶ。

一度つけた予算を年々消化して機械的にやっているのだろうが、景観への配慮や工夫は何もない。

がっかりしながら稲佐の浜をあとにした。
















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戦争犯罪人の顔

2022年03月31日 | 日記

プーチンの顔がニュースに表れると気分が悪くなる。

「ファシストに苦しめられるウクライナを解放する軍事作戦」などと大ウソの大義でウクライナへの侵略戦争を始めたプーチン。過去の軍事侵攻の成功体験に勘違いし、1週間もあればウクライナを屈服させてみせるとナメてかかった。

1か月が過ぎてもプーチンの思うようにならない。それでもロシア国内向けには、嘘っぱちであれ「大勝利」を演出して終わらせないと、支持率の低下どころか我が身が危ういことになる。

プーチンもわかっているから、ポーズだけの停戦交渉で時間稼ぎをしながら、ウクライナ東部の攻撃を強化して、「戦利品」として領土を手に入れることに必死だ。

戦争に反対する国内の声を抹殺するため、スターリン時代と同じ手口で弾圧が行われている。秘密警察あがりのプーチンにすればお手の物だろうが、SNSの情報があふれるデジタル時代の21世紀ではロシアといえども無理がある。

それに、ロシア軍の若い兵士たちの戦死者も多く出ている。侵略戦争だとも知らずに前線に送り込まれ、「ファシスト」のそしりを受けながら犠牲となったロシア兵たち。その家族や友人たちの無念は計り知れない。戦争への憎悪は溜まりプーチンへの恨みとなる。

戦争犯罪人の顔は醜い。それは人々の恨みをかうからだ。ニュースからプーチンの顔が消える日よ早く来い。







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映画「ドライブ・マイ・カー」を観る

2022年03月29日 | 日記

濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が第94回アカデミー賞の「国際長編映画賞」に輝いた。そのニュースが朝から駆けめぐる。

原作は村上春樹さんの短篇小説集の『女のいない男たち』に収録されている「ドライブ・マイ・カー」。映画の撮影は広島で行われている。

カンヌ国際映画祭で「脚本賞」を受賞したタイミングは外したが、オスカーに刺激され、遅ればせながら映画館へ観にいってきた。

すでにロングランの上映なのにオスカー効果か観客は入っていた。あっここは広島の・・・・・だ、スクリーンに映し出される風景を観ながら、濱田監督がなぜこの場所をロケ地に選んだのだろうと、製作者の意図が気になってしまった。

映画「ノルウェイの森」のときもそう感じたのだが、村上春樹作品を原作にした映画化は大変だろうなと想いながら観た。「ノルウェイの森」は世界的なベストセラーなだけに映像にすることが大変だったのかもしれない。

長編映画なのにそれを感じさせずに見入った3時間5分だった。





 

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心地よい時を仲間とすごす

2022年03月28日 | 日記

とても心地よい時を仲間とすごした一日だった。

蔓延防止の延長でやむなく延期になっていた「全国水平社創立100周年ひろしまシンポジュウム」が昨日おこなわれた。

早くから駆けつけた仲間との久々の話で盛り上がる。伝統文化の竹細工が展示されている”みらさか竹工房”の会場。正面には20年間も行方不明になっていた書家の名作「水平社宣言」の書が座る。
若い世代の発想で”100歳のバースディ”を祝うキャンドル100個が「100」の文字にならぶ。それぞれがそれぞれのカタチで会場準備に100年の思いを込めていた。

「今日は夫が動物園で子守りしてます」と話していたネットグループ代表の司会でオープン。呼びかけ人のスピーチは心に沁みた。もともと喋りはうまかったのだが、市議会の議長もこなしていたとあってか磨きがかかっている。

志半ばで旅立った先人たちの意志を受け継ぐ「黙とう」。つぎつぎと先輩たちの顔が浮かぶ。親父の顔も。どの人物も実に個性的でおもしろかった。

グッときてしまったのは「水平社宣言」の朗読。「私たち世代にとって宣言は歴史遺産です。原文のまま朗読します」と、23歳の心のこもった朗読に聴き入り、つい涙してしまった。

日本初、そして当事者が発した世界初の人権宣言と呼ばれる「水平社宣言」。その宣言が、時を超えてミレニアルやℤ世代にもしっかりバイブルとして心に響き受け継がれる。胸のあたりに心地よいぬくもりを感じていた。

メインのシンポジウムのテーマは「現実性・多様性・持続性へのチャレンジ」。予定してた喋りを場の空気で変えられるスペシャルゲストが、いつもの舌好調で”エジマ節”を炸裂。会場の笑いを何度も誘った。
全国水平社の「魂の叫」びに触れながら、その運動のアイデンティティと「情」に想いを巡らせる。参加者からの感銘するコメントもあったりとワクワクさせられたシンポジウムだった。

イベントを閉めるあいさつは、その風貌と貫禄にまさる熱い「思い」がみなぎっていた。みんなスピーチがうまいよなぁとしきりに感じる。

”みらさか竹工房”から抽選のプレゼントもあった。心地よい、あっという間の2時間だった。アトラクションの映画上映の後も話は盛り上がり長居をしてしまう。

「情」と仲間の「ぬくもり」を感じた一日だった。









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「大国ロシア」のヨミ間違い

2022年03月25日 | 政治

東の空に下では今日も戦争という名の「人殺し」が続く。

いつもの温泉に車を走らせてる間も、いつもの店のベンチで山賊焼きを頬張っている間も、東の空の下では市民や子どもたちが容赦なく殺されている。

「大国ロシア」が引き起こした戦争だけに、地域紛争と呼ばれるものやテロとの戦いなどとは全く違う意味を持つ。世界大戦の引き金になりかねない。

プーチンの決定的なヨミ間違いはそこにある。

大国の振る舞いや威厳をはき違えた人物が23年間も「大国ロシア」のトップに君臨し続ける。まるでスターリンの時代のような感覚でだ。

言論を弾圧し強権政治で「恐怖の虚構状態」を国のすみずみにまで作り上げたプーチン。言論が保障された国にくらす日本人の感覚ではロシア国内の国民意識などおしはかることは無理。どれほどの恐怖かは想像もつかない。

それでもプーチンの戦争を止めるのは国際世論と制裁。そしてロシア国内の「声」でしかない。

美しかった街並みがガレキの山と化したマリウポリのニュース映像。掘られた長い穴に投げ込まれる市民の遺体。これが「隣国」のロシアがやっていること。

こうしてPCのキーを打つ間も、まちが破壊され、罪なきウクライナの人々が殺される。核のボタンまで手にするプーチンによって。







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めんどくささが楽しいアウトドア

2022年03月23日 | 日記

アウトドアグッズが気になる。

最近、店頭にアウトドアのコーナーを設けたショップ。気になっていたので立ち寄ってみた。

便利グッズが色々あって知らないものばかり。ブームもあってか有名ブランドは結構な高額の設定になっている。お目当てのローチェアは探していたタイプのものはなかった。パドルボードも想っていたモノとはちょっとちがう。

ショップの奥のウエアコーナーで掘り出し物を発見。ウインドブレーカーが格安になっていたのでゲット。折りたためるエコバックも。

この前、チビたちが「紙の皿やコップの使い捨ては資源の無駄遣い」だとマイカップなどを小遣いで買って持参していた。SDGsを普通に実践する未来の世代にしっかり教えられたというわけ。

「ローチェアしか今はいませんね」と話してくれたキャンパーの仲間の言葉が刺さっている。買ったばかりのコールマンのハイチェア4脚が寂しそうに見えてしまった。

ローチェア、食器、テント、SUP・・・グッズ集めのめんどくささもアウトドアの楽しみ方のようだ。







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”エコヴィレッジかわね”でBBQと放流

2022年03月21日 | 日記

"エコヴィレッジかわね”でチビたちとBBQ。キャンパー仲間も一緒に楽しむ。

BBQの前に、鮭の稚魚の放流にチビたちは来れなかったので、水槽で飼っていた稚魚たちを清流長瀬川に放流する。

初めて見る鮭の稚魚に大喜びのチビたち。


そして、放流。





しばらく、稚魚の群れを河原を歩き追っかけ見守る。
本能なのか思っていたよりも、はるかに速く一気に川を下る稚魚たち。
日本海をめざす旅だ。
4年後、大海の旅を終えて帰ってこい!

キャンパーの仲間から貴重な意見も聞けた。
次は、テントをゲットして泊をせねば。

”エコヴィレッジかわね”の再生プロジェクトはつづく。




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明日からもこうして生きて行くだろうと

2022年03月19日 | 日記

彼岸の中日に逝った母の墓参り。予報はずれの雨。それでもお参りの間だけ雨はやんでくれた。

54歳で逝ってしまったおふくろ。5人の子育てに追われた人生だった。子どもらがそれぞれ成人しやっと時間のゆとりができた母。自分のことでもと思っていたであろう矢先の余命宣告だった。

1972年にリリースされた井上陽水の曲に「人生が二度あれば」という歌がある。
 
 母は今年九月で64 子供だけの為に年とった
 母の細い手つけもの石を持ち上げている
 そんな母を見てると人生が だれの為にあるのかわからない 
 子供を育て家族の為に年老いた母
 人生が二度あれば この人生が二度あれば

母が逝った日、この曲が何度も頭の中に流れていたことを思いだしていた。

短すぎるおふくろの人生だった。逝った母を想い「人生が誰のためにあるのかわからない」そんな風に思えたのだろう。親不孝だけで、親孝行の真似事も出来なかった自分の申し訳なさも込めてのことだった。

この前のリモートトークのとき、友人が拓郎の「今日までそして明日から」を歌ってくれた。

 ♪ 私は今日まで生きてみました・・・
    明日からもこうして生きて行くだろうと♪

そのフレーズを口ずさみながら帰路についた。



















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うまい肉も台無し

2022年03月18日 | 日記

極上の焼き肉をご馳走になった。
ぺろりとたいらげていた霜降りだが、胸やけするので3切れもあればいい。牛は赤身にかぎる。おごりがいがないと思われただろう。

話題はもっぱらプーチンの戦争。ウクライナのニュース映像が、かつてチェチェンの都市をガレキの山にした映像と重なるのだという。

日本にとっても商売人にとっても戦争でいいことなど何もない。核兵器を脅しに使うプーチンの愚かさにうんざりするとヒロシマとしての怒りも。

胸やけしたのは話題のせい。あのプーチンの面を思い浮かべながらでは極上の肉も台無しだった。









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コンサートを見送る幸せ

2022年03月15日 | 日記

夏場に行う予定で動いていたコンサート。

その実行委員会の準備会を今夕に行った。コロナ禍など見通しが難しいとの判断で見送ることになった。迷いはあったのだが、不安をもっての無理よりも気持ちよくワクワクやろうということなので、その判断が正しいと思えた。

長引くパンデミックの禍はさまざまなところに生じている。みんなの気持ちを沈ませてしまっていることが何よりも深刻だ。「ひと」と「ひと」の繋がりの大切さの再確認やデジタル化の促進といったポジティブなこともあるけど、失い奪われていることのほうがはるかに多い。

パンデミックに苦戦する国際社会へ、さらに不安と実社会へのダメージを与えているプーチンの戦争。先の大戦以来、愚かな独裁者としてこれほど世界から怒りをかい軽蔑される為政者はいない。

今夕の会合でもプーチンはボロクソに罵倒されていた。人殺しプーチンに命を脅かされているウクライナの状況を想いながら、コンサート先送りを話し合う平常がどんなに幸せなことかと思えた。












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プーチンの戦争が停戦への兆しか

2022年03月14日 | 日記

ロイター通信によると、ウクライナとロシアの双方が、停戦に向け「これまでで最も進展があった」、「数日中に成果が出る」という認識を示したという。

ウクライナの交渉官は「ロシアはすでに建設的に話し始めている」と述べ、 アメリカの国務長官も「前向きな兆しを見せている」と同じような見解を示した。プーチンも停戦交渉で「前向きな変化」があったと発言した。

世界に衝撃が走ったロシア軍の侵攻からもう18日。プーチンの戦争によって、多くの子どもや市民の命が奪われ、ウクライナとロシアの若い兵士たちが犠牲になっている。

この報道の通り、前向きな兆しが一刻も早い「停戦」になることを祈る思いで見守りたい。

もう、これ以上の「人殺し」はいらない。











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プーチンの戦争を止める覚悟

2022年03月13日 | 日記

「ありえない」あまりにも残虐すぎる。

無差別の攻撃へと突き進むプーチンの戦争。避難する市民が銃撃される。集合住宅や店舗を砲撃するロシア軍の戦車のニュース映像。あまりにも残虐すぎて言葉が出ない。

一体、何人の子どもたちや市民を殺す気なのか。何人のロシアの若い兵士を殺すきなのだろうか。

戦争の世紀と呼ばれた20世紀。人類は戦争の愚かさとその犯罪性を学んだ。21世紀の今、その愚かな戦争を大国ロシアがやる。「まさか」と世界中を嘆かせ、世界中から怒りをかうプーチン。

ベラルーシの大統領と会談するプーチンの映像。その人相の変化に驚いた。つり上がりチラつき定まらない目線は何を意味するのか。まるでナチスの末期のときに見せたヒットラーのそれに似ている。

その映像を見ながら、よく知るある人物の表情とカブって見えて。そっか、やましさの表れななのかと思えた。

それにしても、怯えたようにも見える表情とは裏腹に、英雄気取りで強気の発言をするプーチン。その精神のバランスが気になる。取り巻きの側近さえも信じていない裸の大様の暴走はどんな落着点を描いているのか先がよめない。

経済制裁は即効性は薄い。プーチンの戦争のせいでロシア経済が窮乏したときロシア国民は何を思いどう動くのだろうか。

ガソリンや小麦が値上げしようとも、プーチンの戦争を止めるための「痛み」に耐えることぐらいへっちゃらだ。戦争の悪影響だとそんなことばかり誇張する日本メディアはおかしい。

生半可な覚悟では戦争を止めることなどできない。










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料理の間は他に何も考えなくていい

2022年03月12日 | 日記

料理するのが楽しいのは
その間は他に何も考えなくていいから。

ピクルスの味が決まらない。
寿司酢を加えて好みの味になった。
隠し味は日高昆布と醤油少々。


伊予柑の生しぼりジュース
炭酸を加えてすっきり。




かつて毎日飲んでいたスペシャルドリンクを復活させる。
プロスキーヤーの三浦敬三 さんが愛飲されていたのを真似たもの。
ヨーグルト、酢卵、きな粉、すりごま、ハチミツなどを加えたドリンク。
その卵酢を久々につくる。
ベースは王林のリンゴ酢が良いのだが・・・








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新西日本書紀「川に生きるー江の川物語」

2022年03月12日 | 日記

友人宅にコピーしてもらったDVDを貰いに行く。
ひとつは「新西日本書紀 川に生きるー江の川物語」21年前にテレビ西日本で放送されたTVドキュメント。江の川と人々の暮らしを追った作品だ。

「川に生きるー江の川物語」は延命寺住職さんが所有されていたもの。兄たちが出演している。VHSからのコピーなので画質がどうかとさわりだけ見ようとしたものの46分すべて見た。一緒に見た友人夫妻と延命寺さんと川漁のことや江の川鮭の会を結成した当時のことを思いだしながら見入った。

「これは貴重じゃねぇ・・・」活字とは違い映像の伝えるそれは圧倒的だ。様々な取り組みをしてきたけど、映像記録はほとんどしていない。夏の平和行動は毎年映画作品にしたが他は活字しかない。

「若いなぁ」登場する面々が、みんな若い。当時、話題にしていただろうに、不思議にも見た記憶がない。

ナレーションは加藤登紀子さん。ここから加藤登紀子さんと江の川や江の川鮭の会との縁が始まる。映像のラストに加藤登紀子さんが手書きされた”江の川の詩”が朗読される。詩のエンディングが語りかけてくる。

川のあるところに人は住み家をつくった。
川のそばで人は人を赦した。
川のそばでは別れが美しかった。
川は昔のことを忘れない。
川は人を見つめ育む。
疲れた人を休ませ育む。
疲れた人を休ませ心を回復させる。
川は人を歌わせる。
川を失った街は人を赦さない。
川を失った街は歌わない。

この夏、三つの川が合流し「江の川」となる三次の地で、加藤登紀子さんの新曲「江の川挽歌」を発信するコンサートをやろうと動き始めている。

ワクワクする楽しみがまたひとつ動き出す。





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「3・11東日本大震災」から11年の今日

2022年03月11日 | 日記

「3・11東日本大震災」から11年目の今日。

復興にいまも放射能被害が暗雲を垂れこませる。理不尽にすべての暮らしを奪ったフクシマ原発事故。なおも4万人近い人々が避難生活を送る。

政府の進めるフクシマ原発汚染水の海洋放出が、新たな復興への重苦しさとなっている。理不尽極まりない被害と苦痛は止むことを知らない。

核と人類が共存できないことはヒロシマとナガサキの被爆国としてわかっていたこと。核の平和利用や無事故神話にダマされていたこともフクシマ原発事故で明白になった。それなのにこの11年間、原発と化石燃料に依存し続ける日本政府。フクシマ原発事故を国民が忘れてくれることを指折り待つかのような政治にあきれる。

11年前、新たなエネルギー政策へ大転換していたら、SDGsへ世界が進む今、日本は持続可能な新エネルギー政策の先進国として世界をリードしていた。それをしなかった政治の無責任さと無能さを嘆く。

原発依存をやめないとほんとうの復興にはならない。

東日本大震災の犠牲者の冥福を祈る。








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