風の声

想いつくまま

友人の年賀状に「進者往生極楽 退者無間地獄」と返信した

2022年01月05日 | 日記
友人からの年賀状が昨日、届いた。

「光雲無碍如虚空」とあった。
真宗の「光沢かふらぬものぞなき 難思議を帰命せよ 」のくだりは何度も念仏する定番のもの。グッグってみるもしっくりくる説明は見当たらない。
浄土真宗の専門家のものも小難しく書くだけで伝わらない。本意がわかってないから難しくしか書けないのだろう。

友人は佛大を出てもっぱら社会教育に専念した。20代からの付き合いだからもうずいぶん長い。今は布教師として忙しく飛び回る。常にまっすぐな生き方だ。

一杯入ると、カラオケは独特の節回しで笑いを取る。その笑いのセンスが社会啓発でも発揮されればもっとウケただろうにと、賀状を読みながら笑った。

私はペーパーレスやSDGsもあり年賀状は止めた。といえばかっこよいが住所を変えたのを機に、大量の賀状を3日がかりで書く大変さにずぼらもあって止めたのだ。

それでも届く賀状がある。その友人らにはメールやLINEで返信する。それも出来ない友人には手紙。この友人にも、手紙を書いた。

「進者往生極楽 退者無間地獄」と書いた手紙を。この文句は石山合戦を支援した安芸門徒が、決死の覚悟で掲げたむしろ旗に書いたもの。そして、「民衆に寄り添った浄土真宗は今どこに」と記して手紙を送った。









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