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トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

終戦63年目の番組を見て

2008-09-03 00:24:53 | 透析
 今夜は、雨も降らず、窓からは涼しい風が入ってきます。
今年は、戦後63年目になります。テレビでも、戦争に関する番組が放送されました。感想や記録をブログに書こうと、今、録画した番組を見ていますが、かなりまとめあげるのに時間がかかっています。

 特にNHKで放送された、日本軍とアヘンの関係を追求した番組はスクープともいえる番組でした。アヘンを使って戦争をすることは、人道的にも大きな犯罪と言えるものです。これは、ぜひともブログで触れたいと思っています。

 今年は、手塚治虫の生誕80年の年です。戦争を憎み、鋭い批判精神で作品を描いた手塚先生についても書いてみたかったです。

 演劇界では、ドイツ人のゲオルク・カイザーの「兵士タナカ」が東京芸術座で上演されました。貧農と戦争との関係を、外国人が描いた貴重な作品でした。

 戦争を伝えていく取り組みは、途絶えてはなりません。しかし、今年の「朝日」「読売」「毎日」の3紙は、1面に「終戦記念日」の記事を載せることもしませんでした。既に、大新聞には鋭い批判精神が消えてしまっているのかもしれません。先日は、自民党とマスコミ関係者の親睦ボーリング大会が行われています。

9月になりました

2008-09-01 01:43:00 | 透析
 時間の経つのは早いもので、今日から9月です。押井守監督が、先日、テレビで「スカイ・クロラ」について、若い人に対するメッセージだと発言していました。
 自分は、もう人生の一周目のゴールに到着してしまった。若い人に、ゴール目指して走るのは疲れることだ、でも人生はまんざらでもないよというメッセージ。そんなような事を話していました。おいらも、監督と同じに、人生の一周目のゴールに到達し、2周目をアップアップの状態で走っています。一周目は、あまり意味のある人生ではなかったですね。二周目は、ゴールに到着は出来ないでしょう。でも、少しは有意義に走り続けたいと思っています。

 秋は、食欲と読書の秋は楽しむつもりです。願わくば、芸術の秋を堪能したいですね。すっかり、出不精になっている現在、気持ちは芸術鑑賞したい気分です。今秋は、どこか劇場や美術館に出かけたい気持ちが強くなっています。

 夏には、コミケにも初めて行きましたしね、その勢いで。
 前進座の通し狂言「解脱衣楓累(げだつのきぬもみじがさね)」を観てみたいです。鶴屋南北の作品は面白いですから。亡くなられた嵐芳三郎さんの舞台で観たかったです。
 北京風雷京劇団の東京公演も中野ZEROホールで行われます。おいらは、西遊記とか白蛇伝が好きですね。昔から、妖怪とか妖精が出る話や、神話が大好きでしたから。今回も演目に、孫悟空大暴れが入っています。暴れる場所は、竜宮・地獄・天界のどれかだそうです。2年前に、ようやく念願の京劇を立川で観ることができました。やはり、孫悟空。今回は、これに加えて「水滸伝・扈家荘(こかそう)」と「覇王別姫(はおうべっき)」という有名な演目も上演されます。
 国立能楽堂も行ってみたいですね。まだ一度も訪れていません。能楽協会の公演のパンフが送られてきましたが、「松風」と「国栖」、狂言は「萩大名」が演じられます。

 全部は行けません。予算の関係もありますので。京劇は、後援団体に「きょうされん」が入っているので、この公演が第1候補になりそうです。中野は、時間があれば、オタクの好きな「中野ブロードウェイ」も行けますしね。

 でも、結局は、出不精という結果に終わったりしてね。

 地元では、身障者の「ふれあい運動会」と、「手話まつり」とイベントが続きます。こちらは、頑張って見学か参加します。
 

空耳アワー連発

2008-08-24 18:49:39 | 透析
とらきちさんのブログへのレスポンスです。成人向けのジョークです。


空耳アワー連発



空耳アワード2004


空耳アワー 1


空耳アワー 2


空耳アワー 3


空耳アワード2006 Diva部門

コミケ行ってきました

2008-08-17 21:30:29 | 透析
 友達と地元駅で午前10時に待ち合わせてから、いざ出発。新宿から山手線で大崎まで16分。大崎からりんかい線で東京国際展示場へ行きました。以前、ビッグサイトでマンション管理士の試験があった時は、東京駅から京葉線、ゆりかもめで行きました。最近は、便利になりました。
 天気は曇りで、昨日と比べて涼しく、身体にはだいぶ楽でした。コミケは、日替わりでブースの内容が変わります。今日は、男性向きの作品の多い日でした。子供向けではありませんね。18禁もありました。はじめに、東地区の方へ移動。30分待ちの告知が流れていました。今日の目的は、友人の専門学校の時のマンガの先生のやっているブースを訪ねることでした。でも、友人がサークル名をうろ覚えだったために、違うサークルを2か所も回ってしまいました。途中で彼とはぐれてしまいました。なんせ、人人人の波でしたから。でも、携帯がありますからメールで連絡がつきました。そうだ、探しているブースも携帯メールで、本人に聞けば良いと気付いたのはずっと後でした。西地区へ行くと途中で先方から連絡がありました。再び東地区はUターン。お目当てのブースは、さっき探していた隣の列にありました。
 やっと、彼のマンガの先生のブースで挨拶できました。女の先生です。手話で簡単な通訳。彼、専門学校に通っていた時は、コミュニケーションに苦労していたんだな。そこで、同人誌3冊とと手ぬぐいを買いました。これで、目的は達成。買った本を入れる紙袋も他のブースで売っていました。でも、彼に言わせれば帰る時に持っていると恥ずかしいということで、萌えのバッグは買いませんでした。会場では、かわいい袋に買い求めた同人誌を入れて持ち運ぶ人が多かったです。
 人気の同人誌のブースは長い行列が出来ていました。コスプレイヤーもたくさんいましたね。外国人もたくさん来場していました。コスプレもいましたよ。
 障害者も、車椅子や杖で会場を移動している姿を見かけました。死にそうなくらいに疲れました。帰りは、西地区のブースも行きました。そちらは、混雑がひどくはありませんでした。鉄道マニア、「てつ」のブースが複数ありました。彼らも、出店しているんですね。
 次回は、12月28日㈰から3日間の予定で、75回目のコミケが同じビッグサイトで開催予定です。友人は、又、行きたいとの事です。おいらが情報収集するように頼まれました。年末のイベントですね。

 昼食は地元でとりました。疲れをとるためというか、甘いもの好きなので、抹茶クリーム白玉とフルーツ白玉ぜんざいを食べてしまいました。
 手話も、友達とは伝わりやすいです。来週もサークルは夏休みですが、手話も学ばなくては。コミュニケーションがスムーズにいけばうれしいです。

コミケ行ってきます

2008-08-17 08:51:33 | 透析
 今日はこれからコミケに行ってきます。74回目のコミックマーケット、初めて見に行きます。普通だったら出不精のおいらはこの手のイベントには原則出かけないのですが、友人のお誘いがありまして、まあ興味もありましたので、東京ビッグサイトにいざ出陣。世界最大の同人誌即売会ということですが、コスプレーヤーの参加など、おたく系サブカルチャーの祭典ということなのでしょう。
 初日で17万人、2日目で18万人の観客。最終日の今日はどうなることでしょうか。例の、エスカレーターは稼働中止だそうです。フィギュアのイベントの時に事故が起こったエスカレーターです。脅迫も相次ぎ、今年は手荷物検査があるそうです。おバカな犯人の1人は15日に逮捕されたそうです。
 何か行く前から疲れそうです。友人からは、手話通訳を頼まれていますが、おいらの能力でどこまでできるか。友人だから、気持ちが通じることで何とか対処します。では、これから出かけてきます。

透析中の涙

2008-08-13 02:03:37 | 透析
 おいらは、時々、映画・小説・漫画でも鑑賞してて、涙が止まらなくなる。演劇を観ていてもどうしようもなくなる時がある。だいたい、決まったパターンの話の展開に弱いのである。特に、悲劇や悲恋を見て涙が出る訳ではない。人と人との関係に関する心の通じ合いの話に弱いのである。
 一人で自分の部屋にいる時は、思い切って涙が流せる。映画館も、暗闇の中では何とか場内が明るくなるまでに、態勢が整えられる。
 こんな時の涙は、たくさん出ても後がすっきりするようだ。感情のバランスかな。

 土曜日の透析の日には、不覚にも透析中にDVDを観ていて涙が出てきてしまった。(以前は、本を読んでいて泣けてきた)。イタリア映画の「イル・ポスティーノ」を観ていたのだ。左手は、回路につながっているので、自由になるのは右手だけ。涙を右手の指でぬぐう。スタッフは忙しくて気が付かなかった。見つかったら、理由を言わなくちゃいけないから、気持ちが鎮まるのを待つだけ。

 後で知ったのだが、「イル・ポスティーノ」の主演のマリオ役のマッシモ・トロイージは、もともと心臓が悪く、撮影中に手術をする必要があったのに、映画を優先して、撮影終了後に41歳の若さで亡くなった。彼は、脚本も担当していた。彼のこの作品への思いが観客に影響を与えるのかもしれない。作品は、アカデミー賞の外国映画部門にノミネートされた。パブロ・ネルーダを演じたフィリップ・ノワレの味のある演技にも心が引かれた。マリオとネルーダの友情、生きて再会できなかった話の展開に涙腺が緩んでしまった。

 透析の時に観るDVDは、よく選ばなくてはいけないな。「ジョゼと虎と魚たち」は涙が出なかった。そのあたりの作品か、笑える作品か、おバカな作品にしておこう。

 本当は、ケツメイシの歌のように、泣きたい時に泣けばいいんだが。

果樹(熱帯果樹)の種まき

2008-08-11 16:20:07 | 透析
観葉植物の中にも、トロピカルフルーツが含まれています。コーヒーの木は普通に売られています。パキラはカイエンナッツと呼ばれ、長さ20~30㎝にもなる果実がなり、中の種子を焼いて食べるという事です。果物時計草の鉢植えも、花屋で見かけるようになりました。実はパッションフルーツジュースにして飲用されています。バナナの苗も見かけることがありますね。ミラクルフルーツの苗も売られています。この実を口の中で噛んだ後、レモンを食べると、レモンが酸っぱくなく甘く感じられる不思議な植物です。

 果物屋でも、珍しい果物がお目に出来る季節です。何年か前には、地元の小さな八百屋にドリアンが置いてありましたっけ。ドラゴンフルーツは、三角柱というサボテンの実です。中の黒い粒々がそれぞれ種子にあたります。

 植物を育てる楽しみの一つに実生があります。この暑い季節、トロピカルフルーツや果物を食べてた後に、種まきして発芽させるのも楽しいかも知れません。実生苗は、親木より劣った果実が実る確率が高く、実がなるまでは時間もかかるし、冬の間の温度管理といった問題もありますが、観葉植物として楽しむという方法があります。
うまくいけば実もなります。※おいらは、最近は実生はしていません。病気になったのと、年齢の問題ですね。実成りまでの時間を考えるとゲッソリすることがありまして。でも、本当は植物の生育と共に、頑張って生きていくという選択肢を選ぶべきなのかも知れません。

 地球温暖化の影響で、冬の平均気温が上がって、今まで冬越しが難しかった熱帯植物の管理もいくらか楽になったようです。本当は、喜ぶべき問題ではないのですが。

 ☆パパイア
取り出したタネは、腐葉土のたっぷり入った土にすぐにまいておきます。タネが隠れる程度に覆土しておきます。生育には、冬季16度以上、夏季38℃以下が適温。雌雄異株ですが、両全花もあり、多くの場合は雄株無しで結実するものが多いようです。

 ☆マンゴー
2,3日タネを水につけておき、果肉を腐らせてから取り、よく水洗いして、腐葉土をたっぷり混ぜた土に、覆土3㎝位でまきます。発芽まで1~2か月かかりますが、それまで土が乾かないようにしておきます。
タネの固い殻を、中心部から取り去り、中のやわらかめのタネの部分を植える方法もあります。この方法は、芽のの出てくる部分を傷付けないように、殻を取る必要があります。

 ☆アボガド
芽が出やすい。土植えの他、水栽培も出来ますが、後で土植えします。

 ☆レイシ(ライチ)
冷凍ではなく、生のものを食べ終わったらすぐにまきます。リュウガンも同じ。

 ☆グレープフルーツ・オレンジ
食べ終わったタネは、水洗いしてすぐにまきます。発芽までは、日陰に置く様にします。苗のうちに日当たりの良い所に置くと、葉が黄ばんでしまいます。。徐々に日に慣らすようにしていきます。うまくいけば、翌年に良い香りの花が1輪付くかも。

☆クダモノトケイソウ
オオミノトケイソウなども栽培されています。種まきは、とりまきか6~8月にまきます。挿し木も出来ますから、増やしやすいですね。普通の時計草も、繁殖は実生が良いですね。(挿し木もOKです)。
 熟した果実の種子を水洗いして果肉をとって、砂で傷をつけてすぐにまきます。

 他にも珍しい果物のタネが手に入ったら、まいてみるのも面白いでしょう。最近は、アボガドの接ぎ木苗や、トロピカルフルーツの苗木を扱う業者もいるので、時間を早めたい人はそちらを求めて育てれば良いでしょう。たとえ実がならなくても、自分の食べた果実からの実生だと思って、観葉植物として育ててみるのも良いかも知れません。

 ☆パイナップル
さし木の要領です。パイナップルの芽は、葉のついたヘタから出てきます。切り取ったヘタを2日間ほどそのままにして、切り口を乾かします。そして、湿らせた砂の中に1cmほどにヘタを埋め込み、暖かい場所に置いておきます。今なら、気温は心配しなくてもいいでしょう。根が出るまでは、砂が乾かないように時々水やりをします。その後ヘタから根が出たら培養土に植え替え、日当たりの良い場所に置きます。うまくいけば3年くらいで結実します。
 
 熱帯果樹に限らずに、ブドウやハナミズキなど実生で育てるのも、一つの楽しい園芸分野です。
 

残暑の中を(日記風に)

2008-08-09 01:26:25 | 透析
 今日の昼頃に地震、ビックリしました。どしんと直下型の地震で、これはもしかしたらなんて思いました。最近は、地震があると関東大震災の再来かと、一瞬覚悟を決めることが多くなりました。テレビを見たら、震源は多摩東部で、八王子は震度4でした。八王子は、消防署のシュミレーションでは死者は少ないようです。でも、地震の時は何処にいるか分かりません。まずは、自分の身を守ってとのことです。自助、共助、公助の順番だそうです。

 今日は、午後から手話サークルへ出かけました。猛暑の中、歩いて行きました。来週から、2週間はサークルも夏休みになるので頑張って参加しました。会場は、市内の高台にあるので、行きは30分くらいかかります。帰りは、下り坂があるのでそれよりは早く帰ることが出来ます。携帯持っていくの忘れました。地震用も兼ねて買ったので、持ってないと不安でしたね。

 イスラム教のモスクの前を通って行きます。良く見ないとモスクだとは気が付きません。建設当初は普通の建物だと思っていました。毎週金曜日には、色々な人種のイスラム教徒を見かけます。市の周辺からもやって来るのでしょう。

 今日は猛暑日でした。半袖シャツと短いズボンという格好です。左手のシャントがある方は、血管が針刺しに耐えられる様に太くなっています。本当は、直射日光から守るために長袖がいいんですが、暑いので半袖になってしまいますね。左手の手首の所の血管が、こぶ状になっているのが目立って嫌ですね。いつも、リストバンドをしています。昔の透析患者は、透析焼けというのか、全身が黒くなりました。今は、透析に使うダイアライザーの性能アップで、身体がひどく黒ずむという事は無くなりました。おいらの半ズボンから出る脚も黒くはなっていません。ただ、顔は年中露出しているので、普通の人より黒いかな。腎臓という器官は、尿を作るというだけでなく、色々な機能を持った器官です。血圧調節から、造血ホルモンの分泌などたくさんの仕事をこなしています。1日24時間働く腎臓の代わりを、週3回、一回4時間の人工透析で済ませているので、合併症の問題とかが色々出てきます。なお、身体の黒ずみは腎移植をすると消えるそうです。もとの皮膚の色になるという事ですから、やはり腎臓の機能に関係しているという事です。

 会場までの徒歩の間は、考え事をしています。今日は、先日、NHKTVで放送した「映画監督押井守のメッセージ」の事を考えていました。宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」と共にベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」に関する監督のメッセージについてです。
 森博嗣の同名作品のシリーズ(中央公論新社)が原作になっていますが、作品中の「キルドレ」が制作を決めたキーワードになったと言う事です。永遠に大人になれないというよりは、ならない永遠の子供たちを今の若者の姿にだぶらせたというのです。(その中には、ニート・フリーター・渋谷のセンター街で座り込む少女たち・親を殺した少年も含まれます)。また、舞台となる近未来世界のイメージも今の日本の姿をだぶらせたというのです。飢餓も革命も戦争もないこの国。衣食住に困らず、多くの人間が天寿をまっとうするまで生きていける社会を手に入れたこの国。監督には、この国は生きていくのが辛い社会だと理解出来る言うのです。映画を通して今を生きる若者たちに、静かだが確かな真実の希望を伝えたいというのです。辛い人生を一周した監督から、辛い人生を走っている若者へのメッセージだそうです。監督はゴールを過ぎて2周目だそうです。辛いけど、まんざらでもないよと言いたいそうです。
 「キルドレ」の存在を際立させるために、作画では椅子やドアなどの調度の大きさが「キルドレ」のサイズに比べて、異常なくらい大きく描かれています。また、このアニメ、セリフの間が大きくとってあったりして「言葉のキャッチ・ボール」は極力避けたそうです。それに、普通のアニメ表現では、セリフを言う時は、登場人物の口だけ動かすのみなのですが、この作品では表情や身体の動きも付けたそうです。地上世界はアナログで、空中はデジタルの感覚で描かれているんですね。

 この映画の企画立ち上げは2005年6月23日。完成は2008年4月19日。制作期間約1年半。制作画枚数約50000枚。

 しかし、今の若者を含めて、日本は格差社会というよりは貧困化に向かう危険も出てきました。アキバの事件も八王子の事件も、生活に満ち足りた若者が犯人ではなかったし。難しい問題になりました。

 今日のサークルは、重複手話表現の学習がありました。日本語対応手話に翻訳すると意味が通じなくなるという中級レベルの問題でした。「暑い夏は嫌いだ」「秋は涼しくて気持ちが良い」「空いている椅子に座ってください」「暗い夜道は危険だ」「友達と仲良く遊びなさい」「砂糖は甘い。塩はしょっぱい」等の文を単純に手話単語?(ラベル)に置き換えるととんでもない事になります。日本手話の翻訳の必要性の勉強でした。最後に、ろう者の皆さんに手話表現してもらいました。さすが、豊かな表現ですね。

 帰りは、ファミレスでサークル仲間と水分補給。暑さのせいで、店の機械もおかしくなったようで、支払の時に、誰かがおいらの料金を払ったと言うんです。そんなことないのにね。支払うといっても結構ですだって。結局、ドリンクバーは無料になってしまいました。

手話サークルのこと(日記風に)

2008-08-01 21:34:49 | 透析
 午後からは手話サークルでした。サークルでは、会場の部屋に入ったら聴者同士でも手話を使う事になっています。以前、聴者同士が手話無しで話しているのを見たろう者から、自分たちがサークルの中でも孤立しているようで寂しい思いをしているとの指摘を受けたからです。指摘を受けてからも、なかなか徹底するまでは時間がかかりましたが、手話サークルなのに、ろう者の気持ちが理解できない、反省しなければならないことでした。慣れない人は、ろう者と目を合わすと思わず目をそらしてしまう事もあります。自分で、手話が苦手という意識が先行しての行動なのですが、やはりろう者から見れば不快な事です。手話がまだまだでも、積極的に話をして下さいという事なんですね。間違ったら、訂正してもらえばいいんですから。でも、聞こえない人も時には、面倒な時もあるでしょう。サークル員も自主的に勉強しなくてはと思っています。
 サークルでは、まずはじめに報告から始まります。うちのサークルは、ボランティア団体の性質が強い団体です。サークルによっては、学習中心の団体もありますね。行事の予定や、その時の要員の募集、各部の活動報告、地元のろう協の報告と続きます。今は、地元の大学の通信学部の夏季スクーリングの学生のための通訳を募集しています。
 報告の後は、手話に関する学習や講演会などが行われます。学習が中心になります。月に1度は、誕生会と交流会を行っています。
 今日は、季節の歳時記にちなむ言葉を、4つのグループに分かれて、手話を交えた寸劇で表しました。各グループの寸劇を見て、その言葉を当てるものでした。おいらのグループの課題は「秋の七草」。七草をどうやって表現するかを、みんなで工夫するわけです。手話を使う時に、羞恥心を消す良い練習になります。

 サークル終了後は、時間のある人は会場の近くにあるデニーズでお茶します。コミュニケーション訓練と交流と情報交換ですね。今年は、昼のサークルには珍しい青年が入ってきました。もうすぐ19歳。将来が楽しみです。ちなみに、夜のサークルは若い会員が多いです。年齢といえば、今日、デニーズで話題になった事の一つに、市でやっている手話講習会についての、ろう協の要望の事がありました。初級や中級の講習会は問題ないようですが、将来、最低限は地元の手話通訳を目指す「手話通訳者養成講座入門」コースの受講生に年齢制限を設けて欲しいという要望でした。高齢者は、お断りして欲しいというものです。ろう協から、講師を出しているので、通訳になる可能性が低くなる年齢は制限して欲しいとの事です。しかし、市の方針としては、市民に対して公平な立場をとらなくてはいけないので、その要望は認められないという事です。「地域の手話力」という言葉があります。地域に、手話の堪能な人から、あいさつ程度の人まで、各レベルの人が幅広く存在している状態を指します。聞こえない人の周りに、コミュニケーション障害を理解している人がたくさんいることを意味します。手話力は、自分の程度に合わせて習得すれば良いわけです。手話通訳士を目指す人、地域の登録通訳を目指す人は、その目標目指して頑張れってもらう。そういう事です。

 今日から、八王子まつりが始まりました。帰りは、遠回りでしたが夜店を見ながら帰りました。若い人の浴衣姿が、男女を問わず目立つようになりました。夜店の内容は、最近はどこも同じようでつまらないですね。お好み焼き500円。焼きソバ400円。チョコバナナ200円。リンゴ飴300円。昔の方が夜店の種類がたくさんありました。香具師の口上もありました。怪しいものも売っていました。そう、カーバイトの臭いがしていましたっけ。今よりも風情がありました。

 明日も夜店が出ます。透析から帰る頃には、甲州街道を歩行者天国にして、太鼓合戦が行われます。帰りに、太鼓を何箇所かで聴きながら、普段は通れない甲州街道を歩いて帰ろうと思います。

コミケに行くかも(日記風に2)

2008-07-31 22:20:25 | 透析
 友人から、コミケ(第74回コミックマーケット)に行かないかとの誘いのメールが来ました。最初のメールでは、8月17日㈰に時間が取れるかとだけ聞いてきました。うすうすは、時期が時期だけに内心ではコミケの事かなと思っていました。今年は、8月15日㈮から3日間東京ビッグサイトで開催されます。日本一の同人誌の即売会です。例のコスプレイヤーもたくさん参加します。今や、サブカルチャーから日本を代表する文化になりつつあるのでしょうか。台湾でも、コミケが開かれるようになりました。でも、サブはサブかな。

 と言いつつ、おいらはおたくでは本物のおたくではありません。好奇心が強いだけなんです。コミケも今まで行ったことがありません。友人も、別の友人に誘われての初参加です。新しい体験ができることは楽しみです。

 入場無料というのも、最近知りました。コミケ・カタログが本屋で売られていました。買った方が良いそうです。友人からは、手話を頼まれました。コミケで使う手話は特別な言葉がありそうです。コスプレを手話で表す方法は?なんて、工夫する必要がありそうです。仲間内だけの手話になりそうです。指文字だけでは、きついですから。
 ガンダムも、人によって手話表現が違います。頭の所で手を交差させたり、別の人は「佐々木(小次郎)」と同型の、肩から刀を抜く表現を使っていました。車の好きな人、ダイビングが好きな人、ゲームが好きな人などがサークルを作って活動する時は、仲間だけに通用する手話が生まれるようです。

 読み取りがダメなおいら、練習しておかなくては。3人とも障害者手帳を使えるから、都営交通を使うようにすれば交通費は安くなりそうです。ゆりかもめも半額になります。本当に行くことになったら、ブログに載せます。

日記風に

2008-07-31 20:20:23 | 透析
 7月最終日。今日の透析も、機械で身体をキンキンに冷やしました。ダイアライザーの中を流れる透析液の温度を下げることによって、やはりダイアライザーの中に充填された中空糸という極細の管の中を流れる血液が冷やされます。血流は、透析液と逆方向に流れていきます。今日も、透析中にウトウト状態で、変な夢を見ていました。演劇学校で、劇の発表なんですね。変わった演出方法も考えたりして。短時間に変な夢を見ているんです。夢の記憶はすぐに消えていきます。
 十分に冷えた身体も、帰りは歩いて帰りますから、今度は発汗状態が続きます。今日も、「ロールちゃん」を見つけました。ホイップクリームとチョコレート味ですね。これで、「ロールちゃん」探索の旅は終りとなります。2本も食べてしまいました。最近は、体重が大幅に減っていたので、まあいいかな。中性脂肪の値も正常範囲に落ち着くようになりました。
 最近の研究では、メタボリック症候群と慢性腎炎の関連性が指摘されています。末期慢性腎炎の血液透析導入に至るケースを減らすために、メタボ対策の充実が望まれています。透析医療にかかる費用で、医療費の5%を費やしています。今後の課題は、腎炎対策に重点的に国が取り組むことです。メタボから、腎臓病へ移行することの予防、慢性腎炎患者の透析導入を遅らせる治療法の研究、そして透析に至った場合には、再生医療の進展が腎臓病対策の柱となるでしょう。腎移植に関しては、我が国の場合、問題が多いようです。献腎も少ないし、生体腎移植も家族のしがらみが問題となっています。移植寸前になって、医師のもとに中止を求めてくる肉親の話も聞きました。肉親だから、断りづらいということなのでしょう。父親が、息子に腎移植した後に自らも透析導入に至り、息子も透析に戻ってしまった例もありました。移植の際の投薬の副作用としてのうつ病発祥の可能性も否定できません。移植に伴う、精神的サポートも必要とされます。
 最近は、医学の進歩で血液型が違っても、腎移植が可能になっています。免疫抑制剤を一生服用しなければならないという問題も、解決につながるような実験結果が報告されています。患者団体としては、他の患者団体と共に臓器移植の推進を訴えています。
 いずれは、自分の細胞から臓器を再生することが出来る時代がやって来るのでしょう。

「ロールちゃん」続いて発見

2008-07-30 18:10:32 | 透析

 多摩川町さんのブログに突如現れた「ロールちゃん」。その正体を探すの忘れていました。でも、今日のRunさんのブログで登場。さっそく、手話サークルの新聞の印刷終了後に捜索開始。怪しい雲行きの中、コンビニをさまようこと4軒目でやっと発見。でも、あったのは季節限定の「木苺ロールちゃん」だけで「チョコレート」はなかったのであります。
 これで、謎の「ロールちゃん」
探索は終わりました。後は試食だけです。新聞印刷の時のおやつは、ミスタードーナツでした。甘い物の連続攻撃です。でも、夏はエネルギーをとらなくては。
 けっこう歩きましたよ。目的達成のためですから。
 タイソーで、苔だまも手に入れることが出来ました。
ウトリクラリア・サンダーソニイ」(うさぎごけ)が増えたので、株分けするためです。色々と探し物が見つかった日でした。

 
 


日記風に

2008-07-27 02:26:12 | 透析
 この所、暑い日が続きます。夜寝ていても、途中で暑さで起きてしまいます。そんな訳で、最近は寝不足状態が続いています。週3回の透析の時は、知らぬ間に寝ていたりします。透析中は、機械で透析液の温度を調節できます。ダイアライザーという筒の中で血液をきれいにしているわけですが、やはり透過膜の部分は、身体にとっては異物ですから、多少は免疫反応が起こるのか、透析中や透析後は体温が上がる時があります。38℃位になることもあります。その予防も兼ねて、透析中の温度は低めに設定します。特に夏は、35度位にしています。透析液で血液も冷やされますから、透析後は身体がキンキンに冷えた感じです。直接的に身体を冷やすなんて、ここでもサイボーグ気分です。
 身体が涼しい感じと、夜の寝不足から、透析中にウトウトしてしまいます。特に、ベッドでの昼食後は、血液が消化器の方に動員されるのか特に眠くなります。木曜日は、回診中の医師に起こされる有様です。本を読みながら、一瞬睡魔に襲われて、本をベッドの下に何回も落としています。
 今日も、読書の方は、本を落下させなかったものの、ページが進みませんでした。DVDは、能の「鉢木」を見ていたんですが、途中何回も眠っていたので、見ている画面は飛び飛び状態でした。※この「鉢木」の話は好きです。

 透析の帰りは図書館でDVDを借りました。新潮社の文庫本は、先日2冊買ったので、Yonda?のエコバッグがもらえます。角川文庫は後2冊買って、ブックカバーを2枚もらう予定です。でも、対象図書から何を選ぶかは問題です。

 本屋が又一軒消えました。三省堂が閉店後、そこで営業を始めていますが、1年もったのかな?活字離れは止まりません。今年になってから、2軒目の撤退です。
欲しい本があったのですが、駅前の本屋に無かったので、仕方なく京王八王子の駅ビルの本屋に行くことにしました。先日、通り魔事件が起こり、アルバイトの中大生が亡くなった本屋です。駅前には、祭壇が置かれていました。たくさんの花とぺっとボトルが供えられていました。今月初めに、秋葉原へ行って、祭壇に手を合わせたばかりなのに、地元で祭壇をまた見るなんて。本屋は、ガードマンの姿も見られ、男性店員が何人も店の各所に立って目を光らせていました。凶器は、上の階にある100円ショップで買ったそうです。

メタボの透析導入へのリスク

2008-07-16 01:53:24 | 透析
 日本は、透析医療では世界一だと言われている。それだけに、かなりの医療費が費やされている。わが国では、腎移植はあまり行われていない。将来、再生医療の研究が進み、応用されるようになれば、腎機能の回復ということも考えられるだろう。それまでは、透析導入の患者の数を減らすことが大事な課題となっている。又、腎臓病患者の透析導入を遅らせる保存期療法の積極的な研究、活用も求められている。

 2006年度の調査によると、透析患者は約26万4千人に上る。新規透析導入者は3万6千人で、死亡者が2万4千人なので、差し引き年1万人以上の増加となる。
 腎不全の治療を形態別に見ると、血液透析が96.4%、腹膜透析が3.4%となっている。
 新規に透析導入される患者の基礎疾患は、糖尿病性腎症(DN)が42.9%、慢性糸球体腎炎が25.6%、腎硬化症(NS)が9.4%となっている。以前は、導入の原因疾患は慢性糸球体腎炎がトップだったが、最近はDNが圧倒的に増加しトップとなっている。糖尿病性腎症は、糖尿病の合併症の一つだが、近年、糖尿病患者の数が予備軍を含めて増加していることが背景にある。

 ※腎硬化症 高血圧が原因で腎臓の中を走る小さい動脈の硬化が起こること。良性と悪性の二つのタイプがある。本態性高血圧が長く続き腎硬化症が起こって腎委縮に至るのが良性のタイプ。進行は遅いが、慢性腎不全となり透析導入に至る場合あり。原因は何であれ、急激に最高血圧が200以上、最低血圧が120以上にも上昇するために腎臓の細い血管が壊死するのは悪性のタイプ。適切に治療しないと数カ月で腎不全となり透析療法が必要となる。

 腎移植については、生体腎移植が年間約600例、献腎移植は同150例である。総計でも750例に過ぎない。

 これまでに、メタボリックシンドローム(MetS)と腎不全の関係はあまり知られていなかったが、近年、糖尿病性腎症(DN)と腎硬化症(NS)が増加しており、その中にメタボリックシンドローム(MetS)との関連が強い症例が多いことが分かってきた。最近では、世界各国でMetSと腎不全(特に慢性腎臓病)に密接な関係を示す論文が発表されているという。

 メタボは、慢性腎不全からの透析へのリスクもある。今後、MetSとの関連性についての研究が進めば、透析導入の患者の数が減るかもしれない。
 今、メタボの人は、特に糖尿病や高血圧の人は、健康管理に注意していただきたい。

透析室で

2008-07-13 03:02:02 | 透析
 7月12日、暑い土曜日でした。透析室のおじいさんが、八王子は34度になったと言っていました。透析中に、テレビの天気予報を見ていたのでしょう。八王子は背後を山で囲まれた街なので、夏は暖気が溜まりやすいようです。
 透析は、血管に太い針を二本刺します。血液を回路に流す「取り」と、ダイアライザーという筒状の装置を通ってきれいになった血液が戻ってくる「返し」の2ヶ所です。ダイアライザーの中にぎっしり詰まっているたくさんの極細の繊維状の筒の中を血液が流れ、浸透圧と圧力の作用で血液を浄化していきます。筒の中は、透析液が血液とは逆の方向に流れていきます。血液は、透析膜を通して、透析液に不要なものを出し、必要な成分を取り入れています。1分間に200ccくらいの血液が流れていきます。透析中は、4時間くらいベッドで寝ているのですが、体力はマラソンをしているのと同じくらい消耗するという事です。それ以上の時もあるようです。※透析終了後は、かなり空腹の状態になります。
 おいらは、まだ透析することを負担に思ったことはありません。本を読んだり、DVDを見たり、隣の人と話をしたりしています。
 この血液の温度を機械で調節します。夏は、体温よりかなり低く、35度くらいに設定します。血液を冷やして循環させる訳です。手っ取り早い身体の冷却法です。冷えた血液が身体の中に入っていくのですから。冬は、逆に温度設定を高めにします。
 透析患者で、自己管理しなければならないのは、水分の摂取です。本来は、1日に排出した尿量プラス500ccという事になっています。しかし、なるべく普通に暮らせるように、個々の患者ごとに決められた基準体重(ドライウェイト)の2%位(中1日の場合)、最大5%(中2日の場合)とされています。たとえば、今日透析を受けた場合、次に一日置いて透析を受ける場合は、体重が50kgの人は2%で1kgの体重の増加という事になります。5%だと2,5kgで、食事にも水分が含まれていることを考えると、人によってはかなりきつい場合もあるようです。身体に水膨れの状態が続くと、心臓肥大を起こし、心不全のリスクが高くなります。また、透析中に身体の水分を抜くことが出来ますが、短時間に大量の水分を除去すると、急激な血圧低下や、脚のけいれんが起きやすくなります。ということで、透析患者にとっては、水分管理は是非守らなければならない訳なのです。
 おいらのクリニックには、新入りで最低の患者さんがいます。毎回、体重を4~5kg増やしてきます。スタッフに言われても、どこ吹く風ですが、完全に除水出来ない状態で透析中は苦しそうですね。透析終了後も、待合室で横になっていることが多いです。こういうのは、「緩慢な自殺行為」というんでしょう。看護師に対しては、大きな声で「○○さん、かわいいね」「××さん、きれいだね」の発言連発です。りっぱなセクハラ行為です。男のスタッフが行くと黙ってしまいます。最近は、看護師から半分冗談なんですが、転院を毎回のように勧められています。透析室は、社会の縮図ですから、色々な人がいます。

 おいらは、汗をかきやすいので、油断をしなければ水分管理は比較的楽です。特に夏は、汗がたくさん出るので、水分がたくさん取れます。気を付けないと、脱水症状を起こしてしまいそうなこともあります。脳梗塞にはなりたくないですから、水分補給も必要です。そんな意味で、暑い夏には都合のいいこともあるのです。

 本当は、今日はこの後に図書館で見た疑似科学の本について書く予定でしたが、つい透析の事を長く描き過ぎたので、そのことは次回に書こうと思います。アップした図も、関係のないものになってしまいました。