しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

余命

2009年10月24日 00時07分00秒 | インポート
癌末期の人と縁のある仕事をしています。
いつか、多分、私より先にこの世を去る人たちです。

風のように・・・
散る花のように・・・
サムライのように・・・
その人その人の死に様です。

ある人を訪室。
とても頭の良い人です。
余命を知りたいと。
やりかけた仕事、
やりかけた夢、
もう時間がないのなら全てが虚しいと。

くちこは、しがない一看護師です。
人は定命ほど生きるもの。
神仏でもないくちこに計りようも無い。

その人の苦しみ、痛み、悔しさはその人にしか解らない。
くちこには想像もできない。

妻に毎日、叱られると。
くよくよしても仕方ないのだからと。

その人の妻である人の悲しみも、
くちこには解らない。

ただ、あまり自分を鼓舞せず、
嘆きたい時は嘆き、
とことんくよくよするのも良い。
体調、気力に合わせて、
動けるように動いてみては・・・
と、言って見た。

僕は神仏を信じないのです、と。
くちこは、どんな宗教も否定しない。
ただ、信じることができたら、気持ちが楽になり、怖くなくなるかもしれませんね・・・
と、言って見た。

コーヒーキャンディーを二つ、お見舞いに置いてきました。

きちんと寄り添う力がないことのお詫びに・・・

裁判員制度の裁判員に選ばれて、真摯に取り組み、勉強されています。
ベッドで・・・
最後まで社会を個人の力で支える努力から背を向けない人です。

今夜、よく眠れますように・・・

なんだか、最近、重い日記ばかりでごめんねです!
くちこの、胸に余る想いを載せさせてもらいました。

基本、苦しみは人と分けたいくちこですので、そこんとこよろしく*(ウインク)*
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