しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

裏庭に楚々と咲くシロツメ草考

2009年05月09日 18時02分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

振り返ると、感謝の気持ちが湧いてくる。
七年前の離婚騒動は地獄だった。
親兄弟のいないくちかずこは、全身全霊を傾けて戦った。

くちこ「私は弱い人間なので、もうだめです!」
弁護士「いえ、十分お強い方とお見受けします」


公証人「とても恵まれておられます」
最後に、ご挨拶に行くと、
弁護士「こう言ってはなんですが、大勝利だと思います」

多分に見えない力が働きました。
神仏か、ご先祖様か、亡き両親か・・・?

裏庭の片隅にそっと咲くシロツメ草のような女人であった、くちかずこは、離婚を決意した時に、子供を三人背負って、阿修羅になった。
地獄のような日々を我が身を焦がす程の炎となって、元夫や女達と正面切って、堂々と戦い抜いた

次に職場が地獄になった。
筆舌に尽くしがたい程の・・・
思い返してもよく耐えたと本当に思う。

そして、あり得ない恋をして、天国と地獄を味わった。
普通レベルから地獄に堕ちるのと、地獄から天国まで上がって再度地獄に堕ちるのと、どちらがより辛いか・・・

生きているような死んでいるような日々。
死ぬに死ねない地獄の沼にいるとき、
するすると、みすぼらしい蜘蛛の糸が降りてきた。
それは、キラキラと綺麗でなかったし、迷いつつ、いい加減な判断で、とりあえずつかまった。
この蜘蛛の糸、大丈夫かなあ・・・

これが、見た目は悪いが、殊の外丈夫で長持ちだった。
どんなに、じたばたして揺れても、少しも変わらなかった。

気がつくと、蜘蛛と暮らしている。
毎日、蜘蛛をいたぶりながら、蜘蛛の巣にあぐらをかいていると、
新緑の中、爽やかな五月の風が吹いた。

ふと、我に返るくちかずこ。
阿修羅のお面と衣装は、きちんとたたんで片付けなくてはね

そしてまた、楚々としたシロツメ草に戻ったくちかずこです・・・ふふ
信じられない?
やっぱりそうか・・・・

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