しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

お墓への感慨

2021年08月08日 14時26分07秒 | 両親のこと

昨日は母の命日でした。

21年前に64歳で他界しました。

昨日は朝から、母の為に?

ヨモギ団子を作りました。

ま、サメヨモギを冷凍していたし、

サメ栗入り餡も冷凍していたのでね、

団子の粉は、体操のお母さんからですし・・・

 

   

 

 

くちこは、菩提寺にお盆勤めをお願いしておいたので、お昼からは、

位牌全てをお寺に持参して、毎年ながら、お経をあげて貰ったのでした。

 

   

 

年々・・・

こんなことができるのも、くちこが参拝できる間までなんだなあ・・・と。

菩提寺は、くちこ家から車で1時間。

酷暑の折だと、くちこの体力では運転は無理、サメ氏が必須アイテムに

子供達は揃って東京。

 

その後、お墓参りへ。

いつも、叔父夫婦が綺麗にしてくれているので有難いなあ、と。

ただ、そんな叔父夫婦もすっかり老いていてリミットは近いかと・・・

 

くちこ家のお墓の近くに、

くちこ家分家のお墓があります。

くちこの実家の二軒隣りに家がありました。

くちこの祖父の弟(くちこの大叔父)一家が住んでいて・・・

 

くちこ父は、台湾から志願兵で出兵して敗戦後、日本に引き揚げているくちこ家に帰ったら、

父親も兄も姉も結核で(母親は、早くに台湾にて他界)後は、幼い弟妹だけだったのでした。

くちこ父が二十歳にもならずに大黒柱になり、皆で辛酸を舐めつつ、父親と兄は結核で他界。

姉は、療養病院で療養、その仕送りも塩を舐めるような生活で弟であるくちこ父が仕送りしたとのこと。

 

さて、

二軒隣りの分家は、当時裕福で、たらふく白米を食べる生活だったものの、

くちこ父達には、一粒の米も分けてくれなかったそうで。

その後、くちこ本家の台湾から独身のまま出兵して戦死した、くちこの大叔父の遺族年金の請求が発生。

手続きは、くちこ父がしましたが、結局、この二軒隣りの分家に横取りされたのでした

当時、戦死者から見たら、くちこ父にとっては叔父であり、

二軒隣りの大叔父にとっては弟だったのでね。

葬式も、法事も、位牌も、すべてくちこ家なのですが・・・

 

と言うことで、

くちこ家の人々は、みんなこの分家を恨んで生きてきたんです。

天国で、その様子を見ていた?くちこの祖父はどう思ったのか・・・・

ただ、

極めて愛想のよい赤ん坊だったくちこは、この分家の人が近づくと必ず大泣きしたそうで、

そこの娘が花嫁衣裳を着て歩くのを見たら、急に気分が悪くなり、家の庭で真っ赤なモノを吐いたのを覚えています。

未だ、幼かった頃の事です。

 

くちこ父の遺品を形見分けする時に、

すっかりオバサンになったその花嫁だった人がやってきて、

あれもこれもと欲しがり持って帰るのをその場に居た全員が唖然としたことを覚えています。

それでも、母の意志で呼んだのであり、

母は、貰ってもらえて良かったのだと言っていました。

いつまでも親のしたことで恨まれ続けるのは気の毒だから、と。

 

その分家ね、

親子仲が悪く、

姉弟は、早々に絶縁してしまい、

後継ぎの孫は、刑務所に入り、

借金が嵩んだとかで、分家の家は売られてしまいました。

横取りした大叔父は、結構、長く生きていたみたいでしたが、

晩年はずっと、アルコール依存症で入院したままでした。

 

大叔父が他界した時、

くちこ父は、墓地が無いと泣きつかれて、墓地を一区画、譲ったのでした。

そこは、くちこ父の弟である、

いつも、くちこ墓を掃除してくれている、くちこの叔父に譲られる筈の所でした。

だからね、

くちこ叔父はとても良い人なんだけど、

すぐ近くにある分家のお墓は無視しています。

恨み千万は、死ぬまで続きそうです・・・

 

くちこ母が他界した時、

くちこは、その分家の大叔父の娘さん(と言っても相当年上)を呼んで、

母の形見分けとして、琥珀のネックレスを二本渡しました。

くちこ以外、誰も知りません。

ただね、

くちこ母の遺志を想像すると、分けてあげるべきだなと思ったので。

 

いつもの事ですが、

昨日のお墓参りの時も、

くちこ家のお墓は綺麗で、

分家のお墓は、墓石は立派なのだけど、荒れ果てています。

市内に住まわれているのですが・・・

くちこは、くちこ父がどう思うかは分からないけれど、

お水だけあげることにしています。

 

そうそう、

二十数年前だったか?

くちこ叔父が、年間4万円の戦死者遺族に対する弔慰金をこの分家から、くちこ本家に支給先を変更したんです。

それは、4万円が欲しいのでは無く、

長年の恨みを晴らすべく、烈火となって取り返したみたいです。

既に大叔父は他界した後の事ですから、言ってみれば自分の従姉妹を相手に?

権利のある6人の縁者に放棄の書面を書いて貰うのも大変だったと思いますが、

多分、意地

そして、

その4万円、毎年、くちこに届けてくれていました。

要らないと言っても、ね。

これは、くちこ家本家が貰うべきお金だから、と。

本家に渡すと言う約束で放棄して貰ったのだから、と。

20年位貰って、終わりました。

くちこは、そのお金で、台湾の台中にある日本人の遺骨安置所にお参りに行った訳です。

子供達と二回、サメ氏と一回ね。

 

 

OGPイメージ

祖母のこと - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

父方の祖母は、早逝で、44歳で他界。昭和13年9月6日、腎不全かな?第五子の父が小四の時に、台湾にて。父の下にも弟妹が一人づつ。末っ子は、顔...

祖母のこと - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

おまけ

 

 

OGPイメージ

くちこ家物語と手相のお話 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

何を何処から話したものか・・・頭が混乱するなあま、そんな時は、素直に時系列で。くちこの父は、くちこが14歳から30歳まで半病人生活をして60...

くちこ家物語と手相のお話 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

まあさあ、

昨日、車中で、そんなこんな、思い出して感慨に耽ったのでした。

 

帰りには、久しぶりに、丸ごと桃のパフェを食べに行きました。

 

   

 

      

 

久しぶりに行ったら、イートスペースがかなり広くなり、

しかも、全部、セルフサービス、容器は使い捨て・・・

なんなら、テーブルの消毒もセルフでした

ビックリ

此処で、初めて丸ごと桃のパフェを食べた時は、総婦長の奢りだったんだけど、

器も豪華、桃も大きく、もっと上品だったのになあ・・・

 

 

OGPイメージ

今更ながら、産婦人科事情。。。 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

もう、産婦人科の世界を離れて長いです。ひょんなことからこの世界に身を置くことになったのは、更に昔。。。お産ね。これ、神様の領域が残っています...

今更ながら、産婦人科事情。。。 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

↑恩知らずにならない為に同じ店の豪華だった頃を載せておきます。

と、は、

奮発してくれたサメ氏には言えないので、

※因みに桃1500円、メロン1300円。

「美味しい」と一言。

でもさ、容器もホントは味の内なんだなあと内心思ったのでした。

 

可愛い雑貨とかもあり、久しぶりに楽しみました

 

   

 

 

最近ね、

いつの間にか、凄く長い年月が経過していることをよく痛感します。

くちサメも、結構、新婚扱いされてきたのですが、

数えてみたら、もう出会ってから来月で18年でした。

その内、最初の結婚よりも長くなるかも?

不満タラタラですが、

桃パフェとか買ってくれるので、ね。

そう、全て、物事は天秤ですから。

 

 

 

 

コメント (36)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする