サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

デフリンピック滞在2日目 女子代表 イタリア戦に勝利

2024年03月06日 | デフリンピック

トルコ エルズルム デフリンピック滞在2日目。
デフフットサル女子日本代表とイタリア戦は15時からなので、午前中カーリングミックスダブルス日本の試合に行こうかとも思ったが、どうしても女子フットサルのスペインvsブラジル戦を観たかったのでそちらを優先。
カーリングは準決勝ではウクライナに敗れたものの、3位決定戦で中国を下し、荒谷飛翔・ 松橋早友梨ペアが銅メダルを獲得したそうです。おめでとうございます!

フットサルに話を戻すと、ブラジルは昨年のW杯決勝で死闘を闘い延長PKの末に優勝、今大会初戦では敗れた相手、スペインはアイルランドを17-1!イタリアを10-0と撃破している強豪。スペインはW杯には出場していない。

試合会場に着くまでに、タクシーで間違えて別場所に降りたとか、親切な地元の人がバス停まで連れて行ってくれ運転手さんに説明してくれたりだとか、運転手さんも降りる時にあそこだと教えてくれたりだとかで、やっと会場に辿り着いた時はもう既に試合は始まっていた。

スペインは一人一人の基礎技術がしっかりしていて、とてもいいチーム。しかし前の2試合と比べるとパフォーマンスが落ちていたというから驚き。それでもブラジルを5-1と下した。
個人的に印象に残ったのはスペインのゴレイロ、基本技術、飛び出しも半端ないがメンタルも半端ない? どんな状況でも澄ました表情。見てるだけで面白い。

ということで日本対イタリア戦。日本は勝利が絶対条件、しかもできるだけ大量得点を奪いたい。
試合前にはトルコの子どもたちが集まってきたので、日本の手話表現を教え、手話単語を交えつつのジャーポン、チャチャチャ、ニッポン、チャチャチャをなんとか、覚えてもらう。
男子選手のご家族も応援に来られていて心強いサポーター。

そうこうしているうちにキックオフ。先発はピヴォに中島梨栄、アラに酒井藍莉、桐生玲奈、フィクソに阿部菜摘、ゴレイロに國島佳純とこれまでと少々異なった布陣でのスタート。
先制は6分、セットプレーが続き、岩渕亜依のCKから桐生がダイレクトで豪快に蹴り込みゴール。
10分には阿部と中島2人の関係からサイドでチャンスメーク、阿部がゴール前に入れて宮田夏実が流し込んだ。
11分にも岩渕のCKを酒井が蹴り込んで3点目。
いずれも合宿で練習を積み重ねてきた形。

第2ピリオド、さらにさらに追加点がほしい日本だったが、4分にはイタリアに1点を返される。
しかし7分、山崎優子がポストプレーから一度はボールを奪われるもののすぐにプレスをかけ、イタリア選手の苦し紛れのパスを岩渕が胸で1トラップしてシュート、4点目を奪う。
16分には酒井からのリターンを受けた阿部のゴールが決まり5点目。
ゴレイロ國島も第2PKで相手に圧をかけ枠に蹴らせなかったり、難しいシュートを弾き出したりの好守もあり、日本は5-1で勝利。
2勝1敗、勝点6 得失点差+4となった。

スペインは3勝0敗、勝点9 得失点差+30! ブラジルは4戦終えて3勝1敗、勝点9 得失点差+15

日本が準決勝に進出するためには、明後日7日のスペイン戦で12点差以上で勝利しブラジルを上回る必要がある。
現実的には難しい数字だが、とにかく目の前に試合に勝ち切ることだけに集中して力を出しきってほしい。

明日は男子代表がグループリーグ最終戦でブラジルと対戦する。



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