サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

デフリンピック滞在3日目 フットサル男子 1位通過でベスト8へ

2024年03月07日 | デフリンピック

デフリンピック滞在3日目。
宿泊しているホテルがスキー場の近くにあるのでスノーボード競技会場に行ってみるが、スキー場のゲストしか入れず。しばらく道路上から見ていたが始まる気配もないのでいったんホテルに戻る。



その後、男子フットサルトルコ対イラン戦を観ようと会場に向かう。タクシー代も結構な負担になるので、何とかバスで行けないか画策。うまく乗れれば100円弱で行ける。(バスの乗り換えがあるので200円弱)。
前夜トルコ語に変換して市内の交通網を調べており、何とか乗ってみて街中までは上手く行けたが、そこから大学内にあるフットサル会場のバスはいっこうに来ない。辺鄙な場所にあるので昼間は本数が少ないのかもしれない。あきらめてそこからはタクシーで向かう。

バス待ちの時間がけっこうあったので、会場に辿り着くと試合は既に始まっていた。
会場はとんでもない熱気。地元トルコサポータは熱狂的な盛り上がり、トルコがボールを持てば旗を振って大きな声援、イランがボールを奪うとブーイングの嵐。サポーターの太鼓はかなり振動が伝わってきたいたし、聞こえない選手にもかなりの追い風になっている様子。
この試合は中継カメラも5台。

会場に着いた時点で1-1だったが、映像で確認するとイランが早い時間に先制してトルコが追いつくという流れだったようだ。
そして第2ピリオド、トルコはCKから2-1と逆転、さらにはカウンターから追加点。会場の熱気はどんどん高まっていった。
対するイランはゴレイロがそのまま最前線へ上がる形のパワープレー、そのゴレイロがゴールを決め2-3と追い上げ、さらに終了間際には同点に追いつき3-3の引き分け。
その結果、このグループはイランが1位通過、2位がイタリア。トルコは3位となったが、他の組の3位=チェコを上回ったため、ベスト8へ。

その直後に行われた日本対ブラジル戦。5台あったカメラは1台に。観客も少なくなり祭りのあとのような雰囲気に。
しかし日本の観客席からは選手のご家族、日本選手団関係者、時間の空いた他競技の選手たちが声援をおくる。俺も。
ご家族も聞こえない選手たちから見えるように各選手の名前の入った応援グッズも用意されている。

先発は第1戦チェコ戦と同じくピヴォに野寺風吹、アラは右に鎌塚剛史、左に設楽武秀、フィクソは東海林直広、ゴレイロに折橋正紀。基本的には3~4分で2ndセットのピヴォ土屋祐輝、アラは宗澤麟太郎、本多将起、フィクソ坂本大起に交代する流れ。

第1ピリオド、日本は坂本が左サイドで相手をかわしての折り返しからの土屋のシュートや、野寺のポストプレーから設楽のシュート等チャンスもあったがゴールを奪えない。しかしゴレイロ折橋の好守でブラジルに得点を許さずハーフタイムをむかえる。

先制したのは日本。第2ピリオド2分、鎌塚の右CKからの浮き球に、ファーで上手くフリーになった設楽がダイレクトで合わせてゴールネットを揺らす。
10分前後、左サイド野寺の強烈なシュートはブラジルゴレイロがかろうじて弾き出す。
そこで得たCK、鎌塚からニアの東海林がダイレクトで合わせるがゴレイロの正面、こぼれ球を拾ったブラジルが即座にカウンターで日本ゴールに迫ると、折橋が足をかけたという判定でブラジルにPKが与えられる。
そのPKを金髪の10番が決めて1-1に追いつかれた。
引き分けでも1位通過の日本に対し、勝たないと1位通過できないブラジルは終盤パワープレーに出るが、スコアは動かず1-1の引き分けに終わった。

1位通過した日本は準々決勝で地元トルコとの対戦が決まった。
ブラジルはグループCを1位通過したタイとの対戦。
チーム力的にはタイより落ちると思われるトルコだが、超アウェイの雰囲気になること必須。
我々サポーターも心してかからねば。
日本で視聴される方々にとっては、5台のカメラ、リプレーもありで見やすい映像になると思います。
準々決勝のキックオフは8日(金)12時30分(日本時間18時30分)、必見です。

その前日7日(木)女子日本ースペイン戦は15時(日本時間21時)キックオフ。
スペインとんでもなく強いです。
でも勝ってほしい。

中継はこちらから
https://www.youtube.com/live/XoWioUpkkIM?feature=shared



最新の画像もっと見る

コメントを投稿