サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

電動車椅子サッカー日本代表、地元豪州に敗れる

2019年10月24日 | 映画「蹴る」

オーストラリア・シドニーで開催中の電動車椅子サッカーAPOカップ。日本代表第3戦の対戦相手は、2017年アメリカW杯でも相まみえたオーストラリア。

 日本の先発は、1戦目2戦目と同じ、三上優輝、永岡真理、内海恭平、井上純の4名。キャプテンの内海がGKの位置に入る。オーストラリアはW杯対戦時にも出場していた、アフロヘア―のデミトリー、足で車椅子を操作するカリム、ジョシーが先発。日本でその試合に出場していたのは三上選手のみ。

 試合は序盤から一進一退の展開。日本は高い位置でのセットプレーのチャンスはあるものの得点にまでは結び付けられない。一方、オーストラリアの高い位置のセットプレーに対しては、内海と三上がゴールエリア内で安定した守備を見せる。

 そして10分、オーストラリアの左サイドからのキックイン。三上がゴールエリア内で反則をとられPKを与えてしまう。ジョシーが決めて、オーストラリアが先制。

三上はイエローカードをもらってしまい累積2枚目。1試合出場停止になるのだろうか??(このあたりはどうなっているかわからないので、わかったら追記します。)

前半はそのままのスコアで折り返した後半3分(23分)、オーストラリアが右サイド、デミトリーのキックインからファーのカリミへパス、カリミが蹴り込み追加をあげる。

 まずは1点を取りたい日本はなかなか得点の糸口がつかめない。こういった手詰まり感がある時は選手交代で流れを変えたいところだが、選手層の薄さもあり、戦術的な交代が出来ない。この大会は前年全国大会の優勝、準優勝チームから選抜された日本代表なので、どうしてもそういった面も出てくる。

 36分のFKをきっかけに、GKの位置に入っていた内海が前線へ上がり、永岡が下がる。

 しかし試合はそのまま終了。日本は0-2で敗れた。

 代表選手たちは、切り替えてその後の試合にのぞんでほしい。
この試合で出場機会のなかった選手たちは、次戦のU21オーストラリア代表戦で、昨日以上に躍動する姿を見せてほしい。


参加4チームのうち、U21オーストラリアとの対戦はエキシビション扱いということのようなので、残り3チーム同士の2試合を終えた時点の戦績は以下。

オーストラリア 2勝0敗 勝ち点6 得失点差 +3
日本 1勝1敗 勝ち点3 得失点差 +-0
ニュージーランド 0勝2敗 勝ち点0 得失点差 -3

 W杯予選を兼ねたこの大会、日本はとにかくニュージーランドより上にいることが重要だ。

 
日本の残り試合
24日(木)
13:30 – 14:30  オーストラリア U-21 vs 日本(エキシビション扱い)
25日(金)
9:30 – 10:30  日本 vs ニュージーランド
12:30 – 13:30  オーストラリア vs 日本
(時間はいずれも日本時間)

Facebookを通じてのライブ配信がある。 https://www.facebook.com/apopfa

 

追記 その後に試合でニュージーランドがオーストラリアに敗れ、0勝3敗。 日本は明日25日ののニュージーランド戦に引き分け以上でW杯の出場権を得る、はず。 レギュレーションがいまいちわからないのですが、3チームの順位としても、当該チーム同士の戦績優先にしても、引き分け以上で日本がニュージーランドを上回るため。

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