第4回電動車椅子サッカーW杯5日目、日本代表は予選リーグ最終戦の相手はデンマーク。
デンマークは直前のアルゼンチンとアメリカの試合が引き分けたため、試合前にベスト4進出の可能性が消滅。
一方の日本は勝っても負けても7位決定戦進出は変わらずで、数字上は消化試合となったが、やはり予選リーグ最終戦は勝利し、いいイメージで終えたい。
日本の先発は、三上勇輝、平西一斗、塩入新也、中山環。
塩入はイングランド戦同様、ゴールエリアに下がる。GKユニフォームは三上、デンマークの10番Petersenを抑え、押し上げるという役割も担っているのだと思われる。イエローカードを2枚もらっていたが、予選リーグ最終戦ということもあり、気兼ねなくプレーできる。
実際、日本が押し上げ、デンマーク陣内でのプレー時間が多く、惜しい場面も見られた。
イングランド戦では攻め込まれ、ゴールエリアに下がった塩入はあまり休むことはできなかったが、この試合では負担軽減されているようだ。
デンマークは、GKユニの三上をゴールエリアから遠ざけようという意図か、10番Petersenがポジションチェンジしてサイドに回ることも多くなる。
その対応か、平西に代わりGKユニフォームの内海恭平が入り、三上はGKユニを脱ぎフィールドプレイヤーの青に変わる。
日本は内海と三上の当たり負けしないコンビに変わった。
前半は0-0で終了し、後半も同じメンバーでスタート。
デンマークに攻め込まれる時間帯もあったが、塩入の好守で得点を許さない。
31分、中山がデンマークのバックパスに果敢にプレスをかけシュートするも、惜しくもゴールポストに跳ね返される。
その後は、攻め込まれる場面が増えたがゴールを許さず、スコアレスドローで終えた。
日本は予選リーグ9試合を1勝4分4敗、勝点7、得点6、失点16、得失点差-10の戦績で終え7位となり、7位決定戦でウルグアイと対戦する。
キックオフは20日午前9時(日本時間)。
明日の試合もおそらく6人で臨むことになると思われるが、是非最後を勝利で締めくくってほしい。
先発は、池田、平西、塩入、中山だろうか。
予選リーグの戦績は以下
1位 フランス 勝ち点27 得失点差+43
2位 アメリカ 勝ち点22 得失点差+15
3位 イングランド 勝ち点 21 得失点差+17
4位 アルゼンチン 勝ち点14 得失点差-1
5位 オーストラリア 勝ち点12 得失点差-7
6位 デンマーク 勝ち点11 得失点差-5
7位 日本 勝ち点7 得失点差-10
8位 ウルグアイ 勝ち点6 得失点差-15
9位 アイルランド 勝ち点4 得失点差-17
10位 北アイルランド 勝ち点2 得失点差-20
フランスの総得点45、得失点差43は驚異的です。
準決勝は、フランスvsアルゼンチン、アメリカvsイングランドの対戦。