サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

電動車椅子サッカー日本代表 アイルランド戦も引き分け

2023年10月16日 | 電動車椅子サッカー

電動車椅子サッカーW杯2日目、日本代表の第2試合はアイルランドと対戦。
前回大会では順位決定戦で1-1、PK戦で勝利している。
日本は、キャプテン内海恭平、三上勇輝、塩入新也、宮川大輝が先発。第1戦終了時と同じメンバーである。
宮川がエリア内に構え、GKユニフォームの内海が上がり(いわゆるセンタービブ、中盤の底センターの選手がGKを兼ねる日本ではポピュラーな形。他国ではあまり見られない)、日本は立ち上がりからアイルランド陣内に押し込み先制点を狙いにいく。

日本は意図的にCKやキックインを狙い、セットプレーからの得点を目論むがゴールが遠い。
アイルランドの7番Donogherも日本の前に立ちはだかる。
前半は日本が押し込み続けたが得点が奪えず、勝負は後半に持ち越される。

後半に入っても日本が押しこみ、24分には三上からのパスを内海がシュート、わずかにゴール右に外れる場面もあった。
31分にはイエローカードをもらった三上に代え、フィールドプレイヤーの青いユニフォームを身に纏った池田恵助が入る。
34分には内海の左CKをニアで塩入が合わせるがゴールならず。

日本は終始押し込みながらもスコアレス、0-0の引き分けに終わった。

日本にとってはかなり痛い引き分けとなったが、幸いオーストラリアもウルグアイに引き分けて勝ち点は現在4。
勝ち点2の日本がオーストラリアに勝利すれば、日本がその時点で上回ることができる。

オーストラリアは前回大会準々決勝で1-2と逆転負けを喫した相手でもある。開催国オーストラリアを撃破しなければ、ベスト4は見えてこない。

明日17日(火)11:00(日本時間)からは、今大会の予選リーグ最大の大一番のオーストラリア 戦。
https://www.youtube.com/@OfficialFIPFA

2日目各チーム3試合を終えての順位(中村の個人的な集計)
1位 フランス    勝ち点9 得失点差+15
2位 イングランド  勝ち点9 得失点差+7
3位 アメリカ    勝ち点6 得失点差+6
4位 デンマーク   勝ち点6 得失点差+1
5位 オーストラリア 勝ち点4 得失点差-4
6位 ウルグアイ   勝ち点3 得失点差+-0
7位 日本      勝ち点2 得失点差-7
8位 北アイルランド 勝ち点1 得失点差-4
9位 アイルランド  勝ち点1 得失点差-6
10位 アルゼンチン  勝ち点0 得失点差-8


電動車椅子サッカー日本代表、土壇場でウルグアイに引き分け

2023年10月16日 | 電動車椅子サッカー

第4回電動車椅子サッカーW杯2日目、日本代表は第1試合でウルグアイと対戦。
日本のスターティングメンバーは、GK池田恵助、平西一斗のPF2コンビがエリア内で守り、前線には塩入新也と宮川大輝。
序盤はなかなか押し込めない展開が続く。
8分には塩入に代わり中山環が出場、積極的にシュートを放つ。しかしゴールをこじ開けることはできない。
14分には宮川に代えて、再び塩入がコートに戻る。
前半は両チームスコアレスでハーフタイムをむかえた。

後半スタートのメンバーは、キャプテン内海恭平、三上勇輝、山田貴大、塩入と、経験豊富な選手たちで固められた。
じりじりとした展開が続くが、両チーム点が入らない。
12分には山田に代え宮川が投入される。

そして36分、内海の右CKをニアの塩入がすらして、ファーで待つ三上がゴールに蹴り込み待望の先制点!
今大会の初得点でもあった。
しかしその直後の37分、ウルグアイにFKから同点に追いつかれる。三上がクリアしたこぼれ球を7番Medinaに押しこまれた。

ここで日本はエリア内に宮川が下がり、GKユニフォームの内海が上がり点を奪いに行く。
しかし40分、ウルグアイの右サイドキックインからつないだシュートがポストに当たり、こぼれ球を9番Wildに押し込まれ、日本は逆転を許してしまう。

残された時間はアディショナルタイムのみ。
この試合で敗れると、その痛手は大き過ぎる。
そしてむかえた右CKのチャンス。
内海の強烈なキックがウルグアイのオウンゴールを誘い、日本は土壇場で同点に追いつき、なんとか引き分けに持ち込んだ。
おそらく内海はオウンゴールを狙ったものだと思われる。

引き分けと負けでは大違い、日本はベスト4進出に向け踏みとどまった。
次戦は本日14時キックオフのアイルランド戦。
是非とも今大会の初勝利が求められる。

またこの試合はハーフタイムが6分半ほどしかなかった。10分とれないほどスケジュールが詰まっているのだろうか。