なでしこジャパンの安藤梢選手(デュイスブルグ)の「世界でたたかうためのKOZUEメソッド」が発売され、早速読んだ。
サッカーをやっている女の子には格好のテキスト。
草サッカーオヤジの参考になるかも。
中学では男子サッカー部でプレーしたこと、初心者多数の女子高サッカー部、初の日本代表選出、そして筑波大学でのフィジカルアップの科学的トレーニング、埼玉レイナス、浦和レッズレディース、なでしこジャパン、ドイツ・デュイスブルグでの体験。サッカー選手としての軌跡とフィジカル&メンタルのトレーニングメソッド、食事の重要性などがうまく織り交ぜられている。
ドイツ側から見たワールドカップも興味深い。
練習後にはできるだけ早く食事をとったほうがよいということで、電車の中や駅のホームでで母の手作り弁当を食べたりホームの隅で焼き鳥を食べたり、思わずその姿を想像してしまうようなエピソードも。
それもこれも世界一になるためのメソッドである。
筑波大学での科学的トレーニングの成果で28歳の時に50m走の自己ベストを更新したことは、以前、江橋よしのり氏(この本の企画・構成担当)から2年ほど前に聞いたことがあった。
映画「アイ・コンタクト」を江橋氏に取材してもらいサッカーマガジンに記事を書いてもらったのだが、取材が終わって女子サッカー談義になり、今度はこちらが質問役、喫茶店で長時間熱く語りあったことを思い出す。その一部がこうして本になったんだなあと思うと感慨深いです。