1日1日感動したことを書きたい

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人生の黄昏時だから、なおそう思います。

米の商業不動産空き室率深刻に

2009-03-27 19:40:01 | 経済指標メモ
 日経新聞夕刊。アメリカの商業不動産の空き室率が一段と上昇しているという記事
がのっています。2008年10‐12月期のオフィスビルの空き室率は14.5%と直近の底で
ある07年7-9月期(12.5%)以降上昇に歯止めがかからないとのこと。ショッピング
センターのの空き室率も8.9%で前期比0.5%上昇したそうです。
 その結果、不動産大手の資金繰りが悪化し、ローンの延滞率も急上昇。ドイツ証券
は、今年2月に1.6%に上昇した商業用不動産向けローンの延滞率は「09年末までに3.5%、
10年には5-6%に上昇する」と予測しています。ローンの延滞は、ローンの出してであ
る金融機関の財務悪化へとつながります。ちなみに米商業用不動産ローンの残高は
7000億ドル(68兆6000億円)。その5%は350億ドル(3兆4000億円)です。
 商業用不動産二位のゼネラル・グローズ・プロパティーズは10億ドルの借入金が返
済期限を過ぎたうえ、約270億ドルにのぼる債務返済の資金手当てがついていないとの
こと。
 この記事を読んで、2009年4月からはじまる比較的優良だとされているオルトAの金利の
切り替えと商業用不動産のバブルの崩壊が、アメリカの金融危機をさらに悪化させると指摘
していた金子勝の「世界金融危機」の記述を思い出しました。

 世界の経済、そうかんたんには復調しそうにないです


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